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NowDoで統計学入門の授業をしました。

本田圭佑さんがCEOを務めているオンライン教育サービスNowDoで統計学の授業をしてみました。

NowDoは、勢いよく進化し続けているサービスです。

そのサービスの中で、今回使用したのは「クラスルーム」という機能。

最初はクラブハウスのように、音声のみのサービスだったのが、今は画面共有やカメラも使うことができるようになっていました。

画面共有ができない段階では、さすがに数学を音声だけで教えるのには無理があり、ちゃんとした授業はしていなかったのですが、今回は画面共有ありだったので、授業をしてみました。

実際の授業は、講義が35分ほど、質疑応答、フィードバックが10分ていど。

その後、担当の方と話し合い、改善点を模索。

記憶がホットなうちに、このオンライン授業について書いてみようと思う。

僕はオンライン授業においては世界的に見ても、結構経験がある方ではあると思う。なので、基本的な端末の操作等はもう熟知したうえでの反省として、ここから読み進めていただけると嬉しいです。

【授業構成】

①「僕の統計学が役に立った経験」を統計学の基礎のPPDACサイクルと絡めて話す(15分)

②一般的にどうやって統計学が使われているか、コロナのデータ分析をつかって説明。(5分)

②実際にデータを使ってグラフを作って分析する。(15分)

③質疑応答(10分)

【課題・分析】

良かった点から述べます

ー授業内容の量が適切であったこと

ー事前にTwitterでシェアしたスプレッドシートがスムーズに機能したこと

ーそこで受講していた人全員がグラフを描くことができたこと

改善点は

ー最初の僕の話が長すぎたこと

ーリアクションが読み取れず、説明がたどたどしくなった

ー視覚的にそこまでわかりやすく訴えられるグラフを用意できてなかった

改善方法についての考察

先生が一方的に話すのは、簡単な説明だけにとどめたほうがいいのかと。統計学は、時には意見交換しながら、少しずつ解き進めていくものなので、まず、問題の簡単な説明を僕がしたら、それに沿ってまずは問題を解いてもらうなど、実際に学習者が手を動かしながらやるアクティビティを最初の方に入れる必要があると感じた。

リアクションが読み取れないのは、オンラインあるあるなのですが、普段教えている生徒と大きく違う点は、生徒の性格を知らないという点。いつものオンライン授業では、生徒の性格がわかっているので、「こういう時は黙ってるタイプだよね」とか「こういうアプローチしたら、理解しないよね」とかがわかる。でも、NowDoの場合は、学習者が優秀であること、学びに対して意識が高いことはわかっているのですが、その時にどうリアクションをしてくるかがわからない。これに関しての対策は、一言で言うと「経験」かなと。NowDoの中では、若者たちはどういう風にふるまうのかということをもう少し知ることで少しはその改善点が解決されるはず。そして、リアクションができるような機能がNowDo搭載してくれれば、かなりここの問題は解決しやすくなる。ただ、この問題に関しては、オンラインやオフラインかかわらず、教育の一番難しいところであることも留意しておきたい。

視覚に訴える資料が不足していた点においては、やはり研究が必要。どうグラフを見せると、どう感じるかに関しては、もっと統計学の勉強をする必要があるなと強く感じた。幸い僕には、データサイエンティストを生業にしている友達がいるので、彼からもっと教えを乞うことにする。

【次のステップと課題】授業をするときは、5分以内に説明を抑えて5-10分の実技を行う。このサイクルを二つ回して質疑応答の流れで行こうと思う。問題をどうやってこなしていくのかの点においては、まだまだ熟考が必要である。学習者が問題を解くには、Google Docsの共有?スクリーンからタイピング?学習者の出来をチェックするには?などなど

感想としては

「結構燃えた」です。

もちろん、NZの現地の学校でやっているオンライン授業の方が、生徒も知っていればカリキュラムも決まっているのでやりやすいです。さらにGoogle やMicrosoftのサービスを使って授業をするので、使いきれないほど色々な機能がついていますが、今のところNowDoは、画面共有と音声のやり取りだけ。必殺技を封じられて、得意技を使うことができない状態で何とか戦いに挑むみたいな、工夫を求められる状況に、妙にワクワクしてしまうことってありますよね。人間ってなんでもそろっているよりも、ちょっと不便があった方が想像力が駆り立てられたりして。

次の戦いに向けて、またこれから準備しようと思います。

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