日記のような感情メモ 0225

雪の降る中、押上へ向かう。雪がチラチラ舞っていて綺麗だった。
日中から普段会うことがないので照れ臭い気持ちでいっぱいだ。
合流は案の定すれ違い、寒い寒いと言いながら館内に入る。
プラネタリウムはすごい迫力だったけど、途中で眠くなって5秒くらい寝るのを何回か繰り返した。
ちょっと申し訳なくてそのことを白状したら「実は」と同じように寝ていたことを告げられる。
ふかふかのソファといい感じの音楽が流れたら仕方ないよねえ、と繰り返し言いながらエレベーターに乗った。
景色のいいレストランは何もかもが美味しくて、ニコニコする顔を見たら全部許された気がして、つられるように笑った。

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久々に風邪っぽくて、寒いような暑いようなふわふわした感覚に襲われる。
「風邪ひいたっぽい」とTwitterで呟いた瞬間、「ほら!認めたでしょ!風邪じゃない!」と怒られる。
認めたら心配しまくって、オロオロするだろうから言わないんだって。
何よりも楽しいことをしたいから、ちょっとくらいのやせ我慢なら、と思ってしまったのは内緒だ。
ご飯を食べてベッドでうとうとして、体が熱くなってちょっと起きる。
朦朧とした視界の先で、ひとりじゃないことを感じて安心してしまった。
一人暮らしの体調の悪さはすぐ死のイメージに直結してしまう。
煙草も美味しいと思えないし、このままなら禁煙できるのかな。
ついでに向こうも体調を崩す。二人して何やっているんだか。

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イベント帰りに謎のメンバーで馬刺しを食べる会。
桜鍋は豊かな生活の味がして、「いいことがあったら一年に一回くらい行きたいね」と話して帰る。
二軒目は畳にちゃぶ台みたいな雑多な座敷で居心地がよかった。
3リットルもハイボールを飲むなんて行為はもうしないぞと言いながら、迷いなくメガハイボールを頼んでしまう。
美味しくて楽しい時間はあっという間だ。
「本当に楽しかったね」と何回も繰り返しながら家路につく。
右手だけがぬくぬくしていて、肉まんみたいだなあと思って、なんだか笑ってしまった。

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次の日もあるっていうのに、安定の酒が飲みたい病がうずいてしまい、こそこそとハイボールを飲む。
よくわからないまま、突き動かされるままに走った2週間もおしまいだ。
行きすがら目をつけていた串カツ屋は最近禁煙になったようで、店内のあちこちに「禁煙!」と書いてあってしつこいなあと思う。
熱々の揚げ物は体にしみたし、それ以上にキャベツが美味しくて「ウサギになる」と言いながらおかわりをする。
体重計に乗るのが怖いが、そこはご愛嬌。ほら、我慢は毒だっていうし。
一駅分歩く道は肌寒くて、いよいよ終わりなんだなあという予感が髪を揺らす。

春の訪れが想像以上に早すぎて、多分ズブズブと花びらに溺れていく。
2月が去りゆく。私は何者になるんだろうか。

#20190225 #日記 #雑記 #エッセイ

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