日記のような感情メモ1106

低気圧のせいか感情のアップダウンが激しすぎて、夜になると「フエエンもう無理〜〜〜〜」って布団の中でジタバタしている。無理なことなんてないはずと思い、久々に説法と引き寄せの法則を読んだ。雨の音が心地よいけど、テレビをつけた方が何も考えずに済みそう。大丈夫、いつだって助けてくれるのは私自身だ。がんばれがんばれ自分。その一秒を削り出せ。

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先輩が本当に困り果てたのち、久々にマジギレ寸前で堪えている姿を見て、昔の自分を思い出した。二人だけの部署だった一年半、めちゃめちゃ怒られてミスをリカバリーしようと頑張るも、どうにもうまくできなくて、まためちゃめちゃ怒られて悔しくなって、帰りながらしょっちゅうコソコソ泣いていたなあ。先輩と話すだけで胃痛がして本当に苦しかったけど、今はどちらかというと仲良しすぎて気持ち悪い関係になっているから不思議だ。お互い歳を取って、環境も変わったせいだからだろうか。あの頃ほど泣かなくはなったけど、先輩が一時的に異動になるって聞いたとき、初めて先輩の前で号泣してしまって困らせてしまったのは、今でもとても反省している。そのあとも別件でしんどすぎて、会議室で進捗報告しながら二日連続鼻水を垂らしながらワンワン泣いてしまったけど。オロオロしながら持ってきてくれた箱ティッシュが、引き抜いたら最後の一枚だったのは思わず笑ってしまったけど。
ずっと見てなかった先輩の怒りを見て、オロオロしながら煙草を吸う。ハーァ。思ったより深いため息は真っ白で、人間腹黒くても出るものが白いって皮肉だなあと思ってしまった。本当どうしよう。先輩は悪くないと思いますよと言いながら、つられて2本目に口をつける。私はどうしたら、戦力になれるんだろう。やっぱり足りないものは削るしかない。

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飲んだ勢いでつらつらと散文詩を書き始めたら、既視感がすごくて過去の作品を引っ張り出す。部屋は相変わらず汚い。心の乱れは部屋の様子にすぐ出る。溜めすぎた洗濯が乾かなくて、明日着る予定のヒートテックだけ玄関に干すことにした。我が家は本と洋服でできていて、ところどころにセーラームーンのグッズだの、ガチャガチャの機械だの、持て余している口紅や香水などですごくやかましい。好きなものを好きなだけ。4年前に借りた小さな城は、私を守ってくれるセルフヴィレバン。
湿気でほんのり冷たい布団に原稿用紙をぶちまける。3年間毎週毎週書き続けただけあって、重量だけはたっぷりだ。あれでもないこれでもないで探していると、春夏秋冬×各4編の散文詩を見つけ、やっぱりこれかあと思わず笑ってしまった。6年前の自分も、同じ孤独に溺れていたとか、成長なさすぎかよ。でも、その共通項が少し嬉しくて読みふける。荒いところもいっぱいあるけど、気取らず素直に書けていたなあ。人生に急かされているのは仕方ないから、たまには自分だけの時間を大切にしたい。

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「私、そんなに仕事立て込んでないんでやりましょうか?」と言ったはいいが、時間がなさすぎて何も思いつかない。一年に一度の定期案件。なんとなくは覚えていても、輪郭しかわからない。とりあえず転送されてきたメールを見る。大丈夫、去年よりは絶対書ける。『できるできる絶対できる!』って魔法の呪文を自分に言い聞かせて、ローラーボールをぎゅっと握る。筆圧が強すぎるのはよくないとわかっていても、緊張すると力が入りすぎてしまってペンだこが消えない。きっと今日も右手中指は紫色になるだろうな。ローラーボールはとてもいい。筆圧が強い私でも、好きな万年筆のインクで書ける。何よりインクがドバドバ出るのがたまらない。実作業以上にいっぱい書いている気がして、嬉しくなって透明軸越しにコンバーターをついつい覗いてしまう。明日あたりが補充のタイミングかな。締め切りまであと2時間。とにかく先輩の力になりたい。認められたい。

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とりあえず無事に先輩へ提出し、ホッとする。締め切りも間に合ったし、何より「いいじゃん、基本全部提案させてもらうね。本当に助かった」って少し嬉しそうに先輩が言ったことに、勝手に救われた気分になってしまった。別に先輩を神格化している訳ではなくて、少しでも戦力に、頭数として認められて本当に良かった。まだスタートに立ったばっかりか準備体操レベルの話かもしれないけど、バカみたいに泣いて悔しい悔しい負けたくないって気持ちを忘れずに頑張ってきて良かった。

頑張れ、過去の私。負けるな、これからの私。
目指すは絶対先輩を超えて、何よりもいいものを書くことだけだ。


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