日記のような感情メモ 0422

平日昼間のビールと同じくらい、夕方から食べるケーキビュッフェは甘美な贅沢。
ウキウキしながらメニューを二人で見て「これなら全部食べられるのでは」と作戦を立てる。
どのケーキも美味しくてついつい食べすぎ、夕飯はなしになる。
「いい歳なのに腹八分が覚えられない」と言ったら、「俺はどうなるんだ」と返されて爆笑する。
重くない生クリームに包まれて血糖値の上昇を感じていたら、金曜ロードショー途中で力尽きた。
あったかいことと柔らかいことは両立するといい感じにやさしくなれる。
寝癖の心配をしながら、毛布を取り合う夜が更けていく。

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ちょっとしたドライブ気分は緊張と流れる景色とともに置いてけぼりになる。
体調のせいもあって、暑いんだか寒いんだかよく分からない。
美味しいコーヒーと一緒にふわふわのシフォンケーキを食べる。
この人はこんな家族に囲まれて、こうやって育ってきたんだなあという光景を眺め、それを教えてくれたことに嬉しくなる。
帰る前に小説が生まれた場所に立ち寄って机を撫でた。
書くことを捨てずに選んでくれてありがとう、という感謝と祈りを込めて。

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髪を乾かしてもらうのが好きだ。
寄りかかりすぎて「乾かせないよ」と言われても、ついつい体が後ろに倒れる。
だって、これが幻だったらすごく切ないじゃない。

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体調が芳しくない上にちょっとつらいことが重なって、不甲斐ないけどなぜか泣いてしまった。
「気にしなくていいよ」と言われるたびに、どうしても気にしてしまって「ごめんね」しか言えなくなる。
それよりもありがとうがいいな、ありがとうだけでいいんだよ。
そうやってドロドロに甘やかされてしまったら、貰った分の代償をどこで返したらいいんだろう。
どす黒い気持ちさえも、東京の夜景に全部飲み込まれて光るだけになったらいいのにな。

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秋の高い空に真っ青な彼と白い君がやけに映えて美しかったよ。
それが現実になればいいね。

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体が焼けつくように暑い。熱がないのは知っているし、どうにもできやしない。
精神的には食欲があるはずなのに、吐き気と腹痛でほとんど食事をできない周期に突入したようだ。
うまーく自分を誤魔化してやり過ごすしかないけど、どうしたら目を潰れるかな。
まっすぐに立って先に向かえば、本当に私はふわふわなものに救われるのだろうか。

#20190422 #日記 #雑記 #エッセイ

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