日記のような感情メモ0712

諸事情により、しばらく一人暮らしをすることになった。
孤独は人といるからこそ知るものだと思う。
隣にいるのに分かり合えない孤独と、人と別れて物理的に一人になる孤独は全然違うものだ。

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やる気がなくて、傷みそうなズッキーニとコンビーフを適当に炒めたやつとノンアルビールを片手に、ひたすら『踊る大捜査線 THE Movie』シリーズを延々と観る。
青島は係長になって責任が増えていくし、すみれさんは古傷と常に戦って辞表を考え始め、真下は署長になって偉そうだし、和久さんは死んじゃったし。
人は生きている限り変容していく生き物なんだなと改めて思う。ついでに煙草を吸いすぎて喉が痛い。

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喧嘩ができる関係は健全だと思う。
いつだってそれができなくて、お互い独り相撲だ。

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ひとつが忙しくなると、芋づる式に別も忙しくなる。うまくいかない時もしかり。
ヒーヒー言っていられるうちが華だ。
本当にやばい時は息の根すら止まってしまう。

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目覚ましが鳴って、寝返りを打ったらダブルベッドが妙に広かったのだけは覚えている。
今日は午後になって天気が崩れると聞いたので、洗濯物を部屋干しして出社した。
楽しいことをたくさんしたい。
少なくとも、孤独を感じている間くらいは。
誰もいない家が怖くて、リビングの電気がつけっぱなしになっているのは内緒だよ。

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