日記のような感情メモ 0312

禁酒生活7日目、そろそろビールが恋しい。
体調不良がずっと続いていて、ひとつの不具合が治るとまた次に別の症状がやってきて、踏んだり蹴ったりだ。
背骨を突き刺すような眠さと脳の奥まで切り裂く肩の痛みが、交互に私を現実へと連れ戻す。
本当は人にも瞬膜がちゃんと残ってるんじゃないだろうか。

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だらだらと家事をしながら電話をする。
「シラフじゃない時に話すのは恥ずかしいね」と言っていたのはいつだっけ。
食器を洗い終え、煙草を吸うために換気扇を回す。
少し遅れてイヤフォンの向こうからも同じようにゴウンゴウンと音がした。
夜が深くなるたびに、おやすみの一言でどこまでもやさしくなれる気がしちゃうね。

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キリキリと腹痛。理由がわかっているだけまし、かな。
暗紅みたいな感情が時折頭を覗かせていやだ。
飲み込まれないように逃げなくちゃ。ちゃんと立ち位置を作り出そう。

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高校を卒業してからもう8年も経ったのか。
混乱していた駅までで凍えながら、制服で待っていたことをぼんやりと思い出す。
無敵だと思っていたあの頃はもうどこにもない。
無敵になるための道具も何ひとつ残ってない。
随分と遠いところまで来てしまったのだろうか。
振り返ると手を引かれてズルズル落ちていくもんだから、目の前にだけ飛び込んでさ、今夜もゆっくり電話して寝なよ。

#20190312 #日記 #雑記 #エッセイ

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