子育ては一大プロジェクト

超長期戦だからこそ、ムリは禁物

短く見積もっても、誕生から成人まで。
とは言っても、色々な環境や個々の事情などによっては、成人した後からもサポートが必要な場合もあります。

特に幼少期や思春期の成長は早く、毎日目まぐるしく状況も環境も変わっていきます。
やることも教えることも本当にたくさんで、伝えきれない事も多いし、親自身ですらしっかりと理解できていないことを教えなければならないこともあります。
本当にコレで良いのか、ちゃんと子供に伝わっているだろうかと心配しすぎる親もいれば、自分の伝え方について疑問すら持たなかったり、子供がちゃんと理解してない可能性すら気づかずに過ごす親も居ます。

生まれる前から真剣に取り組んできた人も居れば、成人間際になって大問題が発生して、ようやく子育ての大切さを痛感する人も居ます。

現状がどうであろうと、どうにかしたいと思った時期が、本当の意味での子育てのスタートな気がします。
いつでも心掛ける事は、
「無理のない範囲から、焦らず徐々に」
「現状の把握」
「親子間の関係性に合っている取り組みかどうか」
など。
親子間でこの辺の認識がズレている場合、いくらこちら側がどうにかしたいと思っていても、なかなか解決が難しいように思います。


ここでは、善悪や多数派少数派などについては重要視せずに、自分と子供にとって、又は自分と自分の親にとって、違和感やムリなく受け入れられる関係性について纏めて行ければ良いなと思っています。





子育てにおいて重要視する事

子育てにおいて何を重要視するかは、本当に多種多様、人それぞれ全く違う考えがあるかと思います。
ありがちな勉強についてでさえ、

・優秀であって欲しい
・優秀でなければ恥
・勉強なんか出来なくていい
・勉強よりもスポーツだ
・平均的でさえあればいい
・何か得意な教科が一つでもあればいい
・学校の勉強なんか全く意味がない
・宿題だけはやるべき
・その子の無理のない範囲でやればいい

ザッと書いてもこんなモノでは収まり切らないぐらい、もっと無数の価値観があるかと思います。

さらに、礼儀やマナー、コミュニケーション、趣味、スポーツ、習い事、進学先、交友関係、精神性、日常生活に望むこと、服装や言葉遣いなどなど、全く気にしない人もいれば頑としてコレだけはこうあって欲しい!とものすごい熱意を持っている親も居ます。
子供の自由を尊重している親も居れば、
尊重するつもりでゴリ押しする親も居る。
過干渉もいれば、ネグレクトもある。
自分が恥をかかないように必死な親も居れば、親の体裁など全く気にせず、子供のやりたいことを全力で応援する親も居る。
一つ一つ挙げるときりが無いくらい、色んな価値観や環境がごちゃ混ぜです。
子育ての本が役に立つケースもあれば、全く役に立たないケースもある。

ただ、どんなケースであれ、親子間の根っこに信頼さえあれば、大丈夫かなと思います。
お互いに対する誤解や不信感があれば拗れてしまうようなことでも、信頼があれば大抵の事は乗り越えられる事は多いです。
信頼関係が破綻している場合は、その修復作業からスタートしたほうが良いケースもあります。

ただ、この「信頼」は、独りよがりな思い込みの場合もなかなか多いので注意は必要です。

まずは、
自分が親の立場であれば、子供に求めている事を、
自分が子供であれば、親に求めている事を、
リストアップすると自分の価値観が見えてきます。

これはとても大切な作業なので、年に数回、定期的にやってみると面白い。
子供の成長具合や関係性の変化によって、意外とコロコロ変わっていきます。
そして、親側のリストにもうないモノなのに、子供がいつまでも必死に守り続けているものもあったりします。
自分自身の気持ちや価値観の変化は、よほど空気を読むことに長けている人でもない限り、相手に伝わらないことがフツーです。
ましてや、自分自身の気持ちが変化したことに対して自覚が無いならなおさら。
なので自分の変化を認識するためにも、繰り返しリストアップして過去のものと見比べてみるのはオススメです。


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