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◆渡米8周年記念振り返り月間◆#2:住まい編(他人と暮らすのは難しい)

渡米直後のJ1ビザ時代の住居を振り返ります。

一般的なJ1ビザのStipendsはだいたい薄給です。(※Stipendsとは手当。就労ビザではなく研修生の身分なので給与と言ってはいけないのです)

私が知りあった同じJ1ビザで滞在していた人たちも似たような状況。

自分でアパートを借りて住んでいるなんて人は皆無で、だいたい、一軒家やコンド(日本でいうマンション)の一部屋を借りるハウスメイト方式か、恋人や友人と一緒に住むというのが一般的。

ただし渡米間もない時に現地に友達や恋人なんていない人がほとんどなので、最初はみんなだいたいハウスメイト(他人)と一緒に暮らしていました。

私はJ1ビザの18カ月で、2回引っ越し、3軒の家で生活しましたが、友達もそんな感じで、一か所に長く住んでる人はかなりラッキー。
要は赤の他人と暮らすって生易しいものではないんですよね。

自分を含め、ハウスメイトや大家さんと暮らしてて問題が全くないって人、ほとんどいなかった。

こちらに来て間もないころ、習い事で知り合った子が私の住んでるところに車で迎えに来た時、

「で、この家は誰が住んでるの?(親戚か何か?)」と聞かれて、

「いや、ふつーに赤の他人の家に一部屋借りてるだけだけど?」と答えると、

「勇気あるね」と。(たぶん褒めてない)

この子は実家暮らししてる20代の女の子だったので、経済的な事情で他人と暮らすとか考えたこともないでしょうけど、

家族など近くに頼る人がいない+経済的に一人暮らしは厳しい(あるいは、払えなくはないけど、払いたくない)って人は物価高&住宅費高騰のベイエリアでは必然的にハウスメイトとを探すか、友人と一緒に住むことになります。

部屋を貸す方も、自分が家を所有していて空いた部屋があってそれを貸し出すって人は、

他人が自分の生活圏に入り込んでくる煩わしさ<副収入

という人なんだと思います。

知人の女の子の発言に戻りますが、今だったら、赤の他人と暮らすとか極力やりたくないし、最大限回避したいとも思います。
というか、あの頃、そんなことよくやったよな!と。

(渡米して1〜2年って何かアドレナリン出てる気がします。。なんかあっても痛みをあまりを感じずに突き進むために)

家を持ってた時(今年の春に売った)、持ち家って色々お金かかるし、副収入を得る為に空き部屋を貸すかって話を夫としたこともありますが、夫も私も他人と住んだ経験あるし(楽しい思い出ばかりじゃない)面倒なこともあるとわかってるので、

お金<自分たちの自由な生活(他人と暮らすストレスのない生活)

だと考えていました。

もちろん、親切にしてくれたり、良い大家さんもいました。
今の夫と結婚する直前に部屋を借りてた家の60代のフィリピン人夫婦は優しくて、嫌なこともほとんどなかったかなぁ。
その家から引っ越す時なんて、デポジットをその場で返してくれただけじゃなく(出てからしばらくたってから、っていう家が多かった)結婚祝いにお金包んでくれました。

「良い借り主でいてくれてありがとう」ってメモが添えられていた。

でもこんな人達、稀ですよ〜。

意地悪な家主もいるし、下見だけした家や、知人・友人が経験したことも含めると、、、

バスルームを他のハウスメイト4人(多すぎ)と共有しなきゃいけない(しかも男性も混じってる)、とか

入居時は頼んでもないのに荷物運び手伝うのに、出て行く時はもちろん手伝わないし、顔すらみない、とか

寝てたらいきなり家主が部屋に入ってくるとか(叫んだ)、

家主の息子が誘惑してくるとか(単にキモいです)、

家の前にストリートパーキングしてたら、そこの通りを補修するので駐車は一定の時間禁止されてたのを家主が教えてくれずに車をレッカーされたとか(車取り戻すのに$125自腹…)

台所は汚したくないから電子レンジしか使ったらだめな家、

友達を連れてきたら駄目な家、

トイレ(家主と共用)のトイレットペーパーは自分が使う時は自分のを持参!とか(そこまでして部屋貸すか)

引っ越す時に揉めて入居時のデポジットを返さない(これは然るべき所に行けばお金返ってくるとは思うけど)

などなど

変な家、家主もたくさん。(あとハウスメイトと仲違いする話もよく聞きますね)

それだけ、他人と暮らすのは大変だし、図太くなきゃやってられないし、今だけ…って割り切れないとできないものです。

これからハウスメイトと住むという人は安全に気をつけて、相性をしっかり見極めて。ある程度の妥協は必要だけど、自分の中で譲れないリストを明確にして臨むべし。

ハウスメイトなんて世界とは無縁、パートナーと、伴侶と、気の合う友人と暮らしている、あるいは一人暮らしを謳歌している方々。

おめでとうございます。もうあなたはすでに幸せです!
(私に言われなくてもわかってると思うけど)

まとめが雑になってきましたが、住まい編終了です。

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