脱力

力を抜くために 力を使う
最近、脱力の難しさをひたすらに感じる日々です

と言うのも、
バイオリンはとにかく脱力が大切です
脱力しつつ、バイオリンを響かせる
この間感覚を見つけるのに数ヶ月要しました

力は抜きつつ、右腕の重さを弓にのせる
もっと言うと、弓と弦の接する1点に集中する感覚
これがうまくいくと、すごく音が響きます

そして右腕のパーツごとの脱力意識も難しい
例えば右手首
波打つ鞭のようにしなやかな右手首がバイオリンらしい滑らかな音を創出します

例えば右肘
弓と右腕が一体化するときのヒンジのような役目
肘の位置は変わらずに 力を逃す働きもする

例えば右手指
弓と右腕の接触点 形は変わらずに手首の動きを追うように、弓をふわっと持つ

何事も緩急のバランスで成り立っているのだと実感します


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