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マット・フリューワー主演 シャーロック・ホームズ④「シャーロック・ホームズVSヴァンパイア」(2002)

シリーズ3作目「ボヘミアの醜聞」に続き、最終作である第4作目「シャーロック・ホームズVSヴァンパイア」を観ました。


あらすじ

朝から死後の世界があるかどうかでホームズとワトソンは討論をしていた。
そんな時、ハドソン夫人がホワイトチャペルにある修道院からの郵便を届けに来た。
それは、最近修道院内で起きた不可解な死についての調査の依頼だった。
死体には首に二つの穴が開いており、その凶器は分からなかった。そして、血文字で「我こそは地獄の使者なり。許しがたき者の血を欲する者なり」とメッセージが残してあった。
マーストーク修道士は、自身がジョーンズ警部に疑われている中、人間の仕業だとしたらホームズに真相が見つけられる筈だと調査を依頼する。
ホームズとワトソンの調査中も、謎の地震、巨大な怪物の目撃証言、悪魔を信じる人々と、超自然の犯行を思わせる要素が絶えず漂っている。
ホームズは一貫して人間による犯行だと信じ、修道院内の人間関係を調べて行く。


紹介と感想

原作はありませんが、DVDの紹介文によるとサー・アーサー・コナンドイルの未完のアイデアを元に膨らませたストーリーとのことでした。

セントジャスティニアンという修道院で起こった連続殺人は、その不可思議性と環境の影響もあって、悪魔の仕業だと本気で信じている人が多くいます。
特に、最近新たにやってきたマーストーク修道士は、彼こそが元凶なのだと疑われていました。

ホームズは注意するように警告しますが、伝道に使命を燃やしている人々の行動を止めることはできず、更なる犠牲者を増やしてしまいます。

メタ的な話し、ホームズ映像化は超常現象などに立ち向かう変化球もあるため、視聴者的にもどちらに転ぶか少し悩んでしまう所はあります。

しかし、ホームズは最後まで事件に関係する人を調査し、最後は真犯人へとたどり着きます。

事件の雰囲気作りも良く、地震などの超常現象にも最後に理由を着けられる。そして、最後にちょっとした遊びで幕を閉じる。
娯楽ミステリードラマとして一定の満足感が得られる話となっていました。


ドラマ概要

原作:サー・アーサー・コナンドイル
原題:The Case of the Whitechapel Vampire
脚本:ロドニー・ギボンズ
演出:ロドニー・ギボンズ
時間:88分
製作:2002年

キャスト
シャーロック・ホームズ/マット・フリューワー(大塚芳忠)
  ドクター・ワトソン/ケネス・ウェルシュ

     ハドスン夫人/キャスリーン・マコーリフ(2~4)
    ジョーンズ警部/ミシェル・ペロン(2、4)
   レストレード警部/ジュリアン・ケーシー(3~4)

  マーストーク修道士/ショーン・ローレンス
     チャガス博士/ネヴィル・エドワーズ
     アベル修道士/トム・ラック
   シスター・ヘレン/カリー・ローレンス
     デ・ラ・ロサ/イザベル・ドス・サントス


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