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2024年5月の読書まとめ+『宙海町ねこまた堂』『アニマル横町24』『さつまと飼い主』『おとりよせっていいな。』感想

5月は仕事が始まったことで、予想通り小説を読むペースがダウンしてしまいました。
それでも、レックス・スタウトやジョルジュ・シムノンの今年出版された本邦初翻訳本を読めたりと満足度は高かったです。
また、寝る前読書を中心に漫画は良いペースで読めました。


もなか『宙海町ねこまた堂』(2024)

気付いたら宙海町という所で目覚め、ねこまた店主が営むアンティーク店にお世話になることになったミハト。天使やシロクマ、ペンギンなども暮らしている不思議な町で過ごしながら、なぜこの町へ来たのかを知ることになる。

書店で見かけて絵の雰囲気に惹かれて購入しました。
優しい絵柄と空気感が好みでしたが、物語はこれからという所で終わってしまったのが残念でした。
また、いづれどこかで続きが読めるといいな。


前川 涼『アニマル横町24』(2024)

お馴染みアニ横も干支が2周し終り25周年となりました。
中身は安定のアニ横で、世の中が変わっても毎年1回楽しい安心感が得られるのが嬉しいです。
今年も、マツモトさん引退騒動やアニ横にもAI導入!?、都市伝説を目指している幽霊の再登場にうさぎ年ネタ、ヌン部も入った盛りだくさんの内容でした。

今回はあみちゃんが結構ひどい目にあっていたかなという印象があります。その分、色んな表情のあみちゃんが見られたので良かったです。
読者から忘れられないようにヤマナミShowも入っていました。
次回も楽しみにしつつ、イヨの魔法の効果がどうなっているのか忘れないようにしないと。


o-ji『さつまと飼い主』(2017)

アフリカオオコノハズクのサツマと誠士を中心に、姪の美兎、フクロウカフェ店長のしのぶさんとフクロウたちとの日常を描いた4コマです。

サツマもかわいいけど、後半から登場するカアスズメフクロウのみかんがかわいかった。
フクロウはかわいいだけではなく、猛禽類としての野生味もあり、一緒に暮らすのは中々大変なことがわかりました。でも、暮らすうえで一番壁になるのはネズミや虫をあげないといけないというところかな。


藤沢カミヤ『おとりよせっていいな。』(2020)

『うめともものふつうの暮らし』などでお馴染みの著者によるエッセイ漫画です。全国各地のお取り寄せグルメ(主にお菓子)を、著者が友人や担当、姉と一緒に美味しく頂いています。

ミニ黒砂糖まんじゅうやあんぱん、クリーミーヨーグルトなど、そのどれもが食べたくなる物ばかりで、著者お得意の独特の擬音も健在でした。カミヤ先生がバウムクーヘンが好きなのも伝わりました。
寝る前の時間に少しずつ読むのに適したページ数と内容ですが、食べたい気持ちのまま眠ることになるのだけは注意です。



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