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【映画感想】美食家ダリのレストラン

映画館で鑑賞しました。
感じた事を綴ります。

あらすじ

1974年、フランコ政権末期のスペイン。バルセロナを追われた料理人フェルナンドとアルベルトの兄弟は、友人フランソワの伝手でサルバドール・ダリの住んている海辺の街カダケスに辿り着く。彼らを迎えたのは魅力的な海洋生物学者のロラ、そしてその父―ダリを崇拝する、レストラン「シュルレアル」のオーナーであるジュールズだった。「いつかダリに当店でディナーを」をスローガンに、ありとあらゆる無謀な試みに奔走しながら、情熱を謳い続けるジュールズ。やがてそのカオスはフェルナンドの料理に新たな風をもたらし、世界規模の革命的シェフの誕生を呼ぶことになる。

映画『美食家ダリのレストラン』公式サイトより

スタッフ・キャスト

監督・脚本:ダビッド・プジョル
キャスト:
ジョゼ・ガルシア
イバン・マサゲ
クララ・ポンソ
ポル・ロペス

感想

スペインの空気を感じたくなって鑑賞。
申し訳ないのですが、モデルとなった三ツ星レストラン「エル・ブジ」は存じ上げず、かの有名なダリの事も正直あまり知らないのですが、、潮風が香る楽しい映画でした^ ^
度々クスッとさせるシーンがあって、いやいやそれはちょっと!っとツッコミたくなったり。
スペインっぽい情熱の行き過ぎによる滑稽さと、でもその一途に情熱を燃やすジュールズが憎めなくて。そんな彼に付き合って支えている周りのキャラクターもきっと私と同じ気持ちなのかもしれない。
人はあの純粋な熱さや直向きな姿勢に惹かれるんだろうなーって色々振り返って思いました。
歳を取れば取るほど、熱くなることが恥ずかしかったりするかもしれないけど、そんな感情は勿体無い!そう思わせてくる映画でした。

また印象に残った映画のとあるシーンのセリフで「考えないでまずこの地中海を感じろ」「沢山の失敗の先に成功が待ってる」(正確に覚えてないのでニュアンスです、すみません。)が凄く大切だなと感じました。
昨今、失敗が許されない空気や色々難しく考え抜かなくてはいけない環境が多い気が個人的にしていて、人と人がとても閉鎖的で色々なところで殺伐とした空気が漂ってる感じに押しつぶされそうになるのだけれど、私にとっての大事な事・物ってなんだっけ?人にとって本当に大切なことって何だっけ?と1回立ち止まったり深呼吸する時間が必要かもしれないと勝手ながら思ってみたり。

ということで、綺麗な浜辺で1日海をぼーと眺めて過ごしたいなと言う願望に駆られた日でした。

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