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【星読みエッセイ(44)】魂の表現★魚座の季節②

七十二候の「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」の頃がきました。
山すそに春霞がただよいはじめるころ、というなんとも情緒ある名の時候です。


占星術的にいうと、太陽は魚座の前半エリアを運行中。
うお座パワーを世界に拡充していっています。


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魚座は芸術や音楽とかかわりの深い星座といいます。

それを知ったとき「うらやましい!」と思いました。
自分のホロスコープの魚座のエリアに天体が入っていないか探したりしました。
(なかったです。残念。)

「芸術」といっても、アカデミックに歴史と理論を重ねた伝統的な芸術というより、その先。
既存の技法をを通り越して爆発しちゃったような。
あるいは逆に、幼児が理屈なく衝動ののままに描くような。
そっち方面の「アート」のようです。


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パンデミックはわたしたちにたくさんのことを気づかせました。
その中のひとつが、人が生きるには音楽やアートといった芸術が必要だ、ということではないでしょうか。

ひとは、魂のレベルで「表現」を求めているんですね。

二十四節気や七十二候も、ひとつひとつがとても美しい言葉です。
ただ時を刻むだけなら無機質でもいいはずですが、そこに情緒がそえられています。

一日でもはやく、全身でアートを味わえる日がくることを願わずにはいられません。

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