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オーストラリアの美容院に行ってきた

髪がのびてきたので行ってきました。
美容院に行くということは、海外での不安要素のうちの1つでした。

日本と様子が違うところもあったので、ノートに書くことにしました。



リサーチをする。そして予約をする。

4月の頭に髪を切ってから一ヶ月。
私のヘアスタイルはベリーショートなので、そろそろ切らなければボサボサです。

しかし、美容院というのは予約してからいくもの。

というわけで調べました。中にはgoogle評価☆2.6とかいうお店もありました。☆3を割ってるお店は信用できません。

いろいろ調べた結果、このお店に決めました。

理由は2つ。
☆4以上だったからということと、多すぎて調べるのが疲れたからです。
1つのショッピングモールの中に10店舗以上ありました。そんなにいらんやろ。


この店の予約の仕方は簡単です。
サイトで名前とメアド、電話番号を登録し、カットなどの希望を書くだけ。

予約できたら最初にメールが来ます。夜の11時を過ぎてたのに返信はすぐに来ました。働き者ですね。

内容はこうです。
『予約してくれてありがとね。もちろん、私たちはあなたのためにがんばりますよ!日本人の美容師さんもいます。明日、どんな髪型にするのかっていう電話をするからよろしく^^
 来てもらえるのたのしみにしてるね。』

ということでした。不安です。電話が不安です。

電話くるってマ?



電話がこわい

みなさんは人とコミュニケーションを取るとき、何が大切だと思いますか?

実はコミュニケーションを取るとき、言語(言葉のこと)が占める割合は三割だそうです。
残りの七割は非言語と言われるものが占めています。

この非言語は何かというと、ジェスチャーや表情などのことです。

英語で電話をすることがなぜ難しいのかと言うと、この非言語がなくなるからなのです。だから実際に顔を合わせて話をするよりも難しいのです。できれば電話なんてしたくありません。

しかし電話すると言っているし、来るのだから出ないわけにはいきません。


びびりながら待っていると、お昼の時間に電話がきました。
※「」が私、『』が相手です。

『Hello.  This is hairvalley.  Are you Bihate?』
「Yes」
『Thank you for booking yesterday.』
「Yes」
『I have a consultation.  Just a moment』
「Yes」

『こんにちは〜!担当させてもらう○○です〜!2時に予約してくれた方ですよね?』
「そうですビハテです〜!よろしくおねがいします〜!!」

神。

本当にありがたい、Japanese。これで普通に話をすることができます。不安はなくなりました。

私は安心して希望の髪型を伝え、電話を切るのでした。


…しかしこのあと、予約していた時間に友達との約束が入ってしまい、もう一度予約時間変更の電話をすることになるのでした。
不安でしたが、これもなんとかなったのでよかったです。英語力、成長してます。



実際に、行ってみた

予約した日になりました。美容院に向かいます。

日本でも初めてのお店に入るときはビクビクしながら入るのですが、この日はさらにビクビクしながら入りました。

入って店員さんの案内を待っていると、

『やあ。あそこ座れや。』

と案内されました。いきなり髪を切るためのイスに座らされました。
準備するからこっちで待っててね、とか何もありません。いきなりです。

ちなみに荷物を置く場所はありませんので、床に置きます。
他人の髪が散らばってる床の上に直接置きます。キツイ。


で、待ってると日本人の方が来てくださいました。

『ありがと〜今日来てくれて!ほな早速カット始めるわな!ワックスついてるから先にシャンプーするで!』

関西出身の女性の方やったから、マジでこんなしゃべり方やったで。

そしてシャンプーしてもらっていたのですが、お湯じゃなくて水でした。
とは言ってもそこまで冷たくはなくて、夏に入るプールくらいの温度です。

『あ、ごめんな冷たいやんな。温かくなるまで待つわ。』

と言って少し待ちましたが、何が変わったのかわかりませんでした。


シャンプーしてから切り始めます。日本と同じように、会話しながら切り始めました。
店員さんも日本人だから安心してるのか、それとも日頃のストレス発散のためなのかわかりませんが、めちゃくちゃ喋ってました。

『ごめんな笑。私ばっかりしゃべりすぎやんな笑。言葉伝わるのが嬉しすぎて笑。』

う〜ん、お茶目。こういう人好き。でも年齢が離れていたので諦めました。


肝心のカットのほうはどうだったのかというと、めちゃくちゃ速いです。
もうチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキチョキって切ってました。

どうやらこのお店はスピード勝負なようです。
お客様を待たせないように、できるだけ速く切るという話でした。

しかしクオリティは落ちません。さすがプロです。

『やっぱ日本人の頭の形やな。ここ出てるからハネないようにカットしたし、後ろは外人と比べて絶壁やから丸みが出るようにカットしといたしな。それから右にも左にも流せるし、前髪も上げれるようにカットしといたしな。かっこええで。』

この短時間に、あの素早いカットのなかで、もうあなたのほうがかっこいいとしか言えません。切った髪が荷物の上に溜まっていたこととか、バリカンが耳に当たってかなり痛かったこととかどうでもよくなりました。

本当にありがとうございました。



髪を切り終えて

総合的に非常に満足しています。

とてもはやくカットが終わりますし、クオリティも高いですし、会話も楽しかったですし、値段も安いですし、

また次も髪を切るときはここに来ようと思います。


…がしかし、私の中の冒険心がこのままではおさまりません。

「オーストラリア人」に「おまかせ」で切ってもらうとどうなるのか、試してみたくて仕方がありません。

いつか試せるといいなと思います。

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