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【カヌーポロ】上手く連携できないのはなぜ!?

こんにちは。
昨年末あたりから不調だったPCを新調したので、中途半端に書きかけてストックしてきた記事を少しずつ仕上げてUPしていきたいと思います。

今回はタイトルの通り、「なんでうまく連携できないのか」って話。
試合や練習でチームメイトと連携が上手くできない、なんてことありますよね。
事前にミーティングしたにも関わらずいざ試合になると、全く思い通りに動いてくれなくてイライラ・・・といった経験がある人もいるんじゃないでしょうか。

◆できない原因を探る

言葉でミーティングしてもいまいち伝わらず、戦術ボードを使って説明しても伝わらない。
さらに昨今では動画も手軽に見れるので、動きをより共有しやすいはずなのに、それでもいざ試合が始まるとへんてこな動きをする奴がいる。
単純に「能力値が低い」「カヌーポロIQが低い」と一蹴してしまうのは簡単ですが、どれだけ説明しても伝わらないのは解せない。
同じ映像を見ながら話し合いをしているのに・・・
これって何でなんだろう?とモヤモヤしてきましたが一つの答えが見えてきました。

◆イメージの共有ができていない

恐らく映像や戦術ボードで見たものを試合の盤面に落とし込めていないんだと思います。カヌーポロでこの状態に陥っている人にはいくつかの特徴があります。

①目が合うとパスを出す

次のアクションを考えていないため、なんとなく目が合った近くの人にパスを出す。しっかり意思疎通ができているなかでのアイコンタクトなら良いのですが、どこに出していいかわからないので目が合った相手にとりあえずパスを出す。ボールと共に責任も転嫁するようなものですね。

②「待つ」ができない

「止まる」「待つ」というのも立派なアクションなのですが、何かしなきゃという不安からか、なんとなく動いてしまいます。勢いのあるドライブならいいのですが、なにしろ不安からくる動きなので「じわじわ前進する」という動きをします。
気付けばディフェンスとの距離が近くなりすぎて勢いのあるドライブができないし、パスを出そうにも相手のプレスやパドルが届きそうなポジショニングになっています。

③ゴールが見えたらシュート一択

「ゴールが見えたら撃て」とはキャプテン翼の誰かの名言ですが、そんないいもんじゃなく、とにかく選択肢を持たずにシュートをしてしまう。
「シュートありきのプレーじゃないとダメだ」とも言わることもありますが、それはちゃんと撃てる状況であればの話です。

これら特徴の全てに共通しているのが視野の狭さです。映像や戦術ボードで打ち合わせた際に見ていた視点からはかけ離れ、自分と近くの味方しか見えていない状態なのだと思います。

◆4つの視点の話。

どうしたら伝わるのかかんがえてみたのですがビジネスでよく使われる4つの視点の話。カヌーポロでもこれを使って説明するとわかりやすいのでは?と思ったので、当てはめてみましょう。

①虫の目

ミクロ(虫のように小さく局所的に、細かく)で捉える視点です。
カヌーポロでえば自分の走りこむスペースを見つけたり空いているシュートコースを見極めるといった自分の周りの状況を見極める視点ですね。

②鳥の目

鳥が上空から「俯瞰」で見下ろすような視点です。全体図を捉えるのに
味方がどの位置にいるか、それこそ戦術ボードを上から見るように座標で捉えるイメージでしょうか。

③魚の目

流れを読み解く力のことを、『魚の目』と呼びます。
「虫の目」や「鳥の目」で得た情報から、次にどのような展開になっていくのかを予測、パターン化していく目です。
次の展開を読む力、あるいは未来を予測しながら自分や味方を動かして流れを生むなんてこともできるようになります。

目の前で見えている情報だけでなく、俯瞰した視点や、流れを読む視点を意識することで戦術が共有できるようになります。
試合になると虫の目だけでプレイしてしまうと視野が狭まります。まずはこの3つの視点を意識してみましょう。

④コウモリの目

第4の目はコウモリ。モノを逆の視点から見る目のことを、こう呼びます。生物の目に例える縛りのために、無理やり逆さまなコウモリに例えるのは強引にだな~って思いますが(笑)逆側の視点ってのもとても大事なことです。
カヌーポロで言えば逆さまの視点ってのはロールしている最中に見える景色・・・ではなくて相手チームから見た視点です。
オフェンスとディフェンスは表裏一体なので、逆側からどう見えているのかイメージできるというのは大きな武器になるでしょう。

◆まとめ

今回は、上手く連携できない原因を考察してみました。イメージの共有ができていないと連携できない、そしてイメージの共有にはそれには目の前に見えている情報だけでなく複数の視点を持つことが大事だということを述べました。
どんなに丁寧な説明をしても伝わらない人には、こうした視点の話をしてみると何かが変わるきっかけになるかもしれません。

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