一級建築士試験の省エネ勉強法

Twitterだったりを見ていると一級建築士の勉強の仕方だったりが色々書かれていたりしていたので、経験者として書いてみようかなと思います。
参考になるかなぁ・・・3年前に合格しました。

ちなみに学科試験は3回目で合格、製図は2回目でした。Twitterとかを見る限り、勉強はたぶんマジメにしてない方だと思いますので省エネ合格したい方ようかもしれません。学校は学科の時は1年目のみ。製図は2年行きました。学科は行かなくてもよかったなと今は思います。まぁ強制的に週に何時間かは勉強するので価値はあるのかという感じぐらいです。
仕事はほぼ週1休みで、帰る時間は21時、22時ぐらいでした。

では具体的な勉強法を。
もったいぶるほどではないです。
簡単でひたすら問題を解くです。
ではどうやって?
できるだけスピーディーに‼︎

法規と構造の計算以外はきっちり覚える前にどんどん解いて、解説を読んでサラッと理解するぐらいでどんどんどんどん進んでください。
学校へ行ってる人は、動画や授業無視してひたすら問題をどんどん解いた方がいいです。
学校ではノートにまとめて理解してとか言われますが無視していいと思います。そんなことするぐらいならまとめてる部分の問題を10回繰り返し解いた方が内容が頭に入ります。
一級建築士試験は範囲が無茶苦茶広い上で、日建学院のテキストだと本文ではなく右側の備考欄みたいなところまで平気で出ます。それを覚えるのは頭の良い人か、めちゃくちゃ時間かけまくって勉強した人以外は不可能です。
それよりも何回も問題を解いて、復習サイクルをできるだけ短くしたほうが絶対にいいと思います。人は復習した方が覚えます。
まじめにひと通りやっても終わった頃には絶対もう忘れています。何回かやってるうちにこうやって覚えようとか、こう理解しようとか出てくると思いますのでひたすら復習にかかるサイクルを短くして繰り返し解くようにします。

そうすると計画、環境、構造、施工は問題集1冊をひたすら電車とかで解いてるだけで大丈夫です。番号だけを当てるとかは意味ないので解説は必ず読んである程度理解して、覚える努力だけはしてくださいね。
慣れてくると計画とか環境は2、3時間あれば日建の過去問集1冊ぐらいは終われます。構造と施工はさすがにもう少しかかりますが。
あとは休みの日や時間があって座って勉強できる時は法規と構造の計算問題に費やします。
それで構造と法規で50点ぐらいとれるようになればほぼ合格点に届きます。

プラスの細かいポイント
計画の過去の建物系の問題は深追いしない。3回受けてほぼ全部過去問通り出なかったです。かなり運ゲーなのでサラッと解いて勘にかけましょう。そういう問題が多いときは計画の点数は絶対低くなるので、計画で点をとろうと思うのは危険です
。14点ぐらい取れればオッケーぐらいで考えましょう。

環境はそれなりに安定してとれるので14から18点ぐらい。

法規は25点はとりたいです。座って落ち着いて勉強できるときはかなり時間かけていいと思います。素早く解けるようになって確実に点数をとる。

構造は計算問題が最初の5、6問出ますがここは最低でも1問間違いまで。満点とりたいところです。そこからの問題は暗記みたいな問題ばかりなので満点は不可能なので全体で24点から26点ぐらいとれれば最高です。

施工はひたすら暗記。満点不可能。20点とれたら十分。18点ぐらいかなぁという感じです。

計画14+環境15+法規25+構造24+施工18で96点あります。あと6点は落とせるので全科目1、2点下がってもいいです。でも法規と構造でできるだけ下げないようにしたほうが合格確率は上がります。経験上法規と構造はあまり年度に左右されず、その他の科目は見たこともないような問題がちょこちょこ出ます。当たり外れに左右されるとだいたい88点とか89点とかとって数点足らずが続きます。私はそうでした。落ちたときは1点、2点足らなかったり、足切りに引っかかります。
このイメージを持ちながら勉強するのがいいと思います。

製図試験
これは得意、不得意が分かれます。学校に通っててめちゃくちゃ感じました。
1年目落ちた理由で感じたのは、1つのミスを引きずらないです。時間との勝負なので描き切ることが大事です。ミスを引きずって修正しようとしながら描いていたので他のポイントが描き漏れていたり、抜けていたりして落ちたと思います。建蔽率オーバーとか重大なものでない限りはとりあえず描ききって見栄えを良くしたほうが受かると思います。それが原因だったので1年目で受かったのになぁと、今となれば思います。
2年目はもちろん不安もありましたが受かると思いました。
ちなみにプランは得意で学校の問題は1時間〜1時間半ぐらいで出来ました。でも試験では2時間ちょっとかかったので焦りましたけど、集中してたので描くスピードが上がり、余裕を持って終わり見直ししました。
使う道具は
フリクション蛍光マーカー
フリクションの青の細ペンを使いました。
プランはシャーペンよりもその方が良かったです。
学校でよくある相関図みたいなものは一切描きません。いきなりプランしました。
問題(問題のマーカーの仕方は何色かで大事なポイントや設けないといけない設備なんかを色分けしてました。)しっかり読んでボリュームだけ出せばフリクションの太マーカーで配置を考えます。方眼の2目盛りをワンスパン7m✖︎7mぐらいで考えます。これが7✖︎6とかになっても方眼の大きさは変えないです。ワンスパンを2目盛りで考えて、階段、居室、エントランスなどをどんどん配置していきます。
この時検討したものはできるだけ消さずにどんどん端っこからプランを作っていきます。大まかに配置します。
この時に居室が抜けてないか、面積要件問題ないかを確認しておきます。
そこで細ペンに持ち替えて400分の1で細かく描いていくだけです。配置ができてるのでそこまで難しくないです。すぐに描けます。
それができればひたすら描くのみ。描くスピードは私はかなり遅かったです。製図は平均3時間30分ぐらいかかってましたが本番は集中していたので3時間弱でかけました。1年目はやはり作図スピードがかかるので、いかにプラン時間を短縮できるかを考えてました。1年目から早い方だったので得意ではあったかなと思います。

まぁなんだかんだでやりきる意思がないと合格しないテストなので省エネといいつつ勉強は必須です。少しでも参考になればと思います。

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