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徒然感想 - クイーンズ・ギャンビット(ネタバレ含む)

2020年末にNetflixに入会。本来の目的はBLACKPINKのドキュメンタリーを見る為。

Netflixや他の動画配信サービスに入会している人は知っていると思うけど、最初にあなたへのオススメが出てくる。

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主人公の眼差しにやられた。

結局BLACKPINKより先に見始めて、一気見してしまった。

余韻に浸りながら後半〜最終話あたりで印象に残っているシーンをiPhoneにメモ。記録がわりにこちらに投稿します。
※思いのままに打っているし勝手にシーンを紐づけてるところがあるので物語の進行と記載順は順不同。


【クイーンズ・ギャンビット】
全7話

ベス
・ラスベガス、次はメキシコシティだけど、その次はパリの大会。養母アルマはパリに目を輝かせていた。
でも、アルマはパリに行けなかったね。
・パリで辛いとき、ベスはアルマのコートを着込んでいた。アルマが文通相手に振られたときに着ていた、孤独で寂しい背中をベスがさすっていた。レストランで食べよう? でもアルマはベスを気遣って部屋で食べようと言った。(意外と初?)
・部屋で食べて。翌朝に母親の席を2人に取っておくように伝えた。ボルコフから苦戦を強いられ、縋るように見つめた先に、アルマはいなかった。
アルマはその時ホテルの部屋にいたが、鏡に映る自分の姿に何か違和感を覚えたようだった。
・負けたベスが部屋に戻り、言葉なく、ベッドに横たわるアルマの足をさすった時。気づいた。枕元の明かりをつけると、アルマは目を見開いて死んでいた。

・ジョリーンの「did you bite off more than you can chew? It’s okay. 背負いすぎたのね」というセリフ。
・シャイベルがベスの活躍の記事を全て切り抜いて取っておいたところ。
・13歳?くらいのロシアの少年。ベスがその時点で戦った中で一番強かった。(男の子は、untilボルコフと。) でも彼にベスが「3年後、16歳で世界チャンピオンね?そのあとは? if you win, what ...?」
・最終回の最後のシーン。世界チャンピオンになったベスは、ロシアの公園でチェスを打つ老人たちの通りにわざわざ足を運ぶ。タイトル、称号(とそれに伴う責務?国とか宗教とか関係ないよね、私は私の人生。従えさせないの。その教訓はある意味ベスの実母からきてるかもね)を無視して。アメリカでこういうセリフ言ってね?って。そんなの無視して。
・<ぜひ一局を>
・シャイベルの功労を、恩人であるシャイベルをきちんと書いてちょうだいと記者に言う姿が好き。書かれるといいなあ。
・ベスに対して、タウンズ、遠方のNYからベニー、ハリー、マット、etc。知恵の結晶、チームプレイ。孤独じゃない。でも優勝のための道は、予想外の手をボルコフから指された時、ベスは、用務員シャイベルから教えてもらっていた、初期の純粋な興味・才能を使って(当時は薬飲んでたけど)、孤児院の夜と同じように、天井にチェス盤を広げて、駒を動かし始める。そこで導いた手、読み筋はボルコフとの戦いに勝利をもたらした。「It’s your game」

天才は才能で生きていける。

現に学生時代の秀才たちは、チェスではない道を歩んでいる。子供の頃の習い事。(私もピアノとかやってたけどそういう感じかあって。案の定今の職業は小さい頃の夢に掠ってもいない。)

それが足枷でもあることに、最初のうちはベスは気づいていなかったと思う。

一本綱、崖と崖を結んで。バレエでも踊るかのように軽やかなステップで渡っていく。

彼女を支えていた紐はピアノ線のような細く、見えづらくて、気付きにくくて、自分をも傷つけてしまうような。

たしかに千切れていったものもあるけど、最後に気づく。
意外と多くに支えられていたんだなって。

綱渡りを終えたベス、どうか自由に。

貴女の足で軽やかに舞って。

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