25歳2日前、仕事を休職することになった話③

次の日、8時に目を覚ます。薬の効果か眠りは深く、久々にゆっくり休むことが出来た。
適応障害はストレスが軽減されるとごく普通に生活が出来てしまう。しかし、ストレスがかかるとしんどくなってしまうのだ。側から見るとただの甘えに見える。

午前中に派遣会社の担当から電話があった。
お昼頃に話がしたい、と言われたからだ。こんなヨロヨロな人間から何を聞くんだろうと思っていたが、言われた通りに従うことにした。

何をしたいのか、何をしていきたいのか、メモに書きなら考える。楽な方楽な方に進まないように、チャレンジできることをしていきたい。だってまだ24歳(ギリギリ)だから。でも、新しいことに挑むとまたストレスが溜まってしまうんじゃないかという恐怖心もある。

お昼過ぎにリモートで顔を合わせた。体調のことを心配された。腹痛と頭痛が少しあるくらいで特に問題はなく、落ち着いて生活はできている。

ただ気になったのは、ADHDと間違えられていたこと。そして、気持ちの問題と言われてしまったこと。
確かに注意欠陥しているかもしれない、勘違いしていたのかもしれない、ただ違う解釈で捉えられてしまったことにより、色々と思うことが増えてしまった。

結局この人も精神疾患のことを「弱い」「甘え」と思われているんだろう。そこからの言葉があまり響かない。私自身が心のシャッターを閉じてしまった。

やりたい仕事って何だろう。考えれば考えるほど胃が痛い。

25歳になる日、私は仕事を休んでいる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?