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調布ってこんなところ【調布ブレス Vol.0】

調布市に住み始めて18年。だいぶ長くなりました。
昨年はラグビーワールドカップ、来年はオリンピックが来ることもあってか、最近認知度がアップしている気がする街ですが、まだまだどのあたりにあるのか分からなかったり、「ちょうふ(調布)」と「ふちゅう(府中)」が混同したりする方々も多いと思います。
調布の取材レポート「調布ライフ」を始めるにあたり、どんな街なのかご紹介したいと思います。

「都会過ぎず、田舎すぎない街」

調布市を紹介する表現としてよく聞くのがこの言葉です。
地理的にも東京都の中央、世田谷区の西、三鷹市の南に隣接していて、多摩地区と呼ばれる地域の東端、新宿駅から約20km、甲州街道に沿って街が広がっています。電車は唯一京王線が東西に走り、新宿駅から15分~30分程度で、都心への通勤・通学にも比較的便利なところだと思います。

好きな場所は深大寺と野川。深大寺のだるま市にはたくさんの来訪者があって、蕎麦やゲゲゲの鬼太郎の水木しげる先生が住んでいたことでも有名ですが、正月でも夜になると照明も店もほとんどなくなり、華美でなく寂れていない感じが落ち着きます。
市域の南端を多摩川が流れますが、市の中央に流れる野川はより自然豊かで、春は桜、夏には自生する緑が川を覆い隠すように生い茂り、セミだけでなくクワガタがいたり、カワセミやカモ、ヘビにも遭遇したりするなど季節の移り変わりを感じることができるので、ちょっと遠回りして遊歩道を通ったりします。

大企業はあまりないですが、角川大映や日活の撮影所があり、映像関連の企業も多く、「映画のまち」をアピールしています。石原プロモーションも市内にあって、「西部警察」の車両なども普通に見られたそうです。野川の桜のライトアップが圧巻なのですが、映画撮影用照明会社「アークシステム」がボランティアで実施して下さっていて、たった数時間限りの桜が光り輝く姿は素晴らしいです。数年前「マツコの知らない世界」で紹介されたこともあって年々混雑が激しくなり、今年はコロナ禍で中止となりましたが、来年以降も実施されることを祈るばかりです。

スポーツも盛んです。ラグビーワールドカップやオリンピックで利用される味の素スタジアムはFC東京の拠点で、武蔵野の森スポーツプラザでもさまざまな国際大会が行なわれ、かつて米軍の拠点だったことから「関東村」と呼ばれるグランドでは、アマチュア野球やサッカーが行なわれ、調布リトルリーグは昨年世界3位となりました。

主な繁華街は調布駅と仙川駅。調布駅の大きな商業施設はパルコくらいしかありませんでしたが、開発が進んでビックカメラ、イオンシネマなど、良いのか悪いのか、日に日に都心まで行かずに充実した生活ができるようになっています。仙川駅は「京王線の自由が丘」と呼ばれたりするらしく、人気が出てきたために家賃が上がっているそうで商店街にはチェーン店が目立つようになってきてちょっと残念ですが、道を一本入ると個性的、魅力的なお店が多い街です。

人口は約22万人で東京都第20位。
そんな都心と田舎の真ん中、調布の取材レポート「調布ライフ」
少しでも多くの方に読んでいただける記事を目指します。

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