【感動】ルソーの逆転人生

最近、哲学の学習会に参加している中で、目を見張るような発見がありました。それは、世界的な思想家ジャンジャック・ルソーに関するものでした。

ルソーは、彼の名作「エミール」を書き上げる前の彼の人生には多くの闘いがあったことはあまり知られていません。彼は以前、虚栄心やルサンチマン、変態性などの様々な「影」を持っており、社会的には評価されない存在でした。しかし、その後の彼の成果を考えれば、この「影」が彼の成果にどれほどの影響を与えたのか疑問に思うかもしれません。

彼自身が、自分の歪んだ自己愛が原因であると自覚し、その自己愛を正すための努力を続けました。その結果、彼は「エミール」という名著を書くことができました。この作品は、子供たちが自由に、そして真の自分を見つけるための教育法を提案しています。

我々は、人々を評価する際に、固定的なマインドセットを持ってしまいがちです。しかし、ルソーのように自分自身の闘いを通して、成長マインドセットの大切さを学び取ることができるでしょう。

人は買われるんですね。どんなに世間から白い目で見られていても、世界的名著を残せることは可能なのですね。

私たちも、他人や自分自身を固定的な視点で見るのではなく、常に成長の可能性を信じて接する必要があるのではないでしょうか。ルソーの生き様が、私たちにその重要性を教えてくれているのです。

私の教育者としての目線から、ルソーの教えや彼の人生の歩みは、日々の教育の場面でも非常に参考になるものだと感じています。教育の現場で、私たちがどのように成長マインドセットを育むか、そのヒントが彼の作品や人生には詰まっていると思います。

オーストラリアより愛と感謝を込めて。
野中恒宏