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【新型コロナウィルス COVID-19】味覚.嗅覚異常になった28歳♀のコロナもどき日記(PCR検査してません)追記あり

初めてのnote投稿がまさかコロナのことを書くとは全く予想していませんでした。そして長いです。(10656文字/所要時間約20分)+6/8追記あり

私は病院には行っておらず、コロナかどうか不明で信憑性がないといわれればそれまでです。検査してないやつはコロナを語るなという方であればどうぞ、ページを閉じてください。


このnoteを書こうと思ったきっかけは、コロナによって世界が、そして人生が変わり、希望を感じられなくなったからです。

味わった人にしかわからない苦悩や絶望を伝えられたら、少しは役に立てるかな、、と思いました。

もちろん、私よりも症状が重い方、様々な理由で苦しんでいる人、身内の方が亡くなってしまった人、など、状況が辛く苦しい人は大勢います。私の苦しみなど本当にちっぽけだと思うこともあります。しかし、Twitterなどを通し私と同じ思いをしている人たちが大勢いて、みんな苦しんでいることは事実です。

医療従事者の方々、日々本当にお疲れ様です。人を、国を、支えるあなた方には、本当に頭が下がる思いです。その他にも、私たちの生活にはものすごく多くの人が関わり、その人たちがしっかり仕事をし世界が回っています。例えば、Amazonで物をひとつ買うだけでも、私の手元に届くまでに動いている人は挙げればキリがありません。そうして成り立っている世界なのです。
―———「世界は、誰かの仕事でできている
缶コーヒーのBOSSのCMのキャッチコピーは個人的にずっと好きでしたが、これほどまでに心に染みたのは、人生で初めてでした。見えない誰かによって支えられている。一人では生きられない。こんな簡単なことはわかっていながら、これほど実感したのも人生で初めてでした。

【私がコロナだと独断で判断した理由】

・症状がコロナと酷似していたこと
・通常の風邪よりも治りが遅すぎること
・発症した3/30の2週間以内に濃厚接触者にコロナ陽性者がいたこと

などを踏まえてのことです。

1ヵ月以上続いている味覚・嗅覚異常に苦しめられ、様々な情報はあるがどこにも安心できる要素はなく、自分の求めている情報や答えは見つかりませんでした。

「味も匂いも、もう二度と元に戻らないかもしれない…」と不安の日々です。20代後半でこれから先、一生味も匂いも感じられないなど誰が想像できるでしょうか。

というわけで、病院にも行ってない、PCR検査もしていない私ですが、実際に体験した『コロナもどき日記』をよかったら聞いてください。

※ちなみに、私は5/15現在も、味覚嗅覚異常が完治しておらず、独断でコロナ患者として生きています。

(⇓こっから先は日記なのでサラッと読み進めてみてください。その下に伝えたいこと、これからのことなど書いてあるので、良かったら参考にしてみてください。)

【コロナもどき日記スタート(サラッと読んでね)】

発症1日目 3月30日(月)【引き始め:微熱、倦怠感、頭痛】
15時すぎに微熱があることに気づく。19時すぎに仕事を終え、ゆっくり休むことに。
気がつくと倦怠感もある…関節が痛いような違和感を覚えてる。まさかコロナ・・?インフルだといいなという感情が頭をよぎる。

発症2日目 3月31日(火)
昼過ぎまで寝たが倦怠感と頭痛が出てきた。熱は微熱のまま
仕事をちょこちょこしながら、休みながらでやる。37.4🌡

発症3日目 4月1日(水)【急な高熱】
朝起きたら36.7になっていて、治ったと錯覚する。
でも体はキツイままなので、スローペースで仕事をすることに。
夕方から夜にかけて寝て、起きると頭が割れるように痛い。
起きてすぐ熱を測ると38.5の熱。
怖くなって母に電話し、親友と兄にLINEし、また寝る。ひどい寒気がしたのでモンクレのダウンを着てそのまま寝る。一度夜中4時くらいに起きると、めちゃくちゃ楽になっていた。
ダウン神様!モンクレ信者でよかった!ってなった。そしてまた寝る。

発症4日目 4月2日(木)【一瞬治る】
昼過ぎに起きると熱が36.7前後で完全に治ったと錯覚する。
ただ、無理はせずしっかり治そうという気持ちは忘れてはいない。油断しないようゆっくり過ごすが、夜になると37.0に戻っていた…
人の気持ちを弄びやがって、、と腹が立つ。

発症5日目 4月3日(金)【また微熱に戻った】
起きたら35.8°で焦る。下がりすぎだ。咳と痰が出始める。
痰は黄色く、治りかけだと判断。
油断しないようにしっかり治そうという気持ちはもちろん忘れてはいない。
夜はまた37.3に…熱が上がってきた

発症6日目 4月4日(土)【鼻詰まり、くしゃみ、味覚嗅覚異常】
37.3くらいに安定し始めた。またぶり返したとショックを受ける。
鼻詰まりやくしゃみが出始め、匂いと味がわからなくなりつつある。
風邪の匂いがし出したので、風邪だと錯覚する。近くにお気に入りの香水を置き、何度も嗅覚を確認するも、しない‥ショックすぎる

発症7日目 4月5日(日)【下痢、味覚嗅覚完全消失】
熱は37.3で安定感。
咳はたまに出るけどひどくはない。咳の頻度はむしろ下がってきた。

ただ、嗅覚と味覚ゼロでご飯が美味しくない…食欲も出ない、、
常に鼻づまりがあって、突発的にくしゃみが出る。
もうこれはコロナだと確信し始める。
いろんな症状があるらしいから、高熱や咳がないだけマシ、、不幸中の幸いだと思うようにする、、。
しかし、味覚と嗅覚が無いのは思った以上に辛い…

急に夜中に腹痛。嫌な予感。
下痢でトイレに4回行く。
いろんな症状をクリアしていく、、
高熱と咳だけは嫌だ・・・!!

発症8日目 4月6日(月)【鼻血、平熱】
ただいま朝の4時20分。不規則に寝るせいで夜中に寝れなくなってしまった。
そして、突然で大量の鼻血。
味も匂いもわからないので、止まったと思ってティッシュ外したら止まってなくてポタポタするを繰り返した。。

時間は6:17、寝る前に体温を測ると36.4°久々に平熱を見た。ちょっと嬉しい。なんだか少し下がった気がしたのだ。
このまま治るといいな、、

12時過ぎに起きると35.3°で低すぎる…けど体調は治ってた!

あとは鼻詰まりと嗅覚と味覚が戻ってきたら完璧だな
明日は緊急事態宣言が出るらしい…

夜20時〜2時くらいまで寝てた。そのあとまた6時〜12時くらいまでまた寝た

発症9日目  4月7日(火)【平熱2日目】
起きて35.6°相変わらず低い。
寝てる間に布団どかしちゃう、、でも体調は良い!

12時に起きてご飯食べたり軽い仕事だけして、また夕方寝て、ご飯食べた。
鼻詰まりと嗅覚と味覚はまだ戻らない。

発症10~13日目 4月8日(水)~4月11日(土)【同じような毎日】
12時くらいに起きてご飯食べて、夕方また寝て、体に従うままの生活。それからご飯食べて普通に3時くらいにまた寝て…
どんだけ寝るの、、そして、これだけ寝てもまだ完璧には治らない…

発症14日目 4月12日(日)【4月初外出】
14時くらいに起きてダラダラ。

16時くらいにスーパーへ。4月初の外出!
久々に外でたら少し疲れたけど、スーパー2軒回って食料買って、作り置きのたまねぎとカレーを作ったよ。
カレーはちょこちょこ食べる予定だよ〜
家に帰って玉ねぎとカレーやって、まだダラダラしてるよん

4月4日から2週間経っても味覚と嗅覚が戻らない

発症16日目 4月14日(火)【ハンドクリームの匂いがかすかにわかる】

一瞬、ハンドクリームの匂いがわかって叫んだ。
良い匂い!って。一瞬だけわかった。それに感動した。
少しずつ良くなってはきてるけど、少しずつすぎる、、

発症21日目 4月19日(日)【1週間ぶりの外出】

郵便をヤマト出しに外出た

味覚嗅覚は10段階で0→2くらいにはなったけど
ほぼわからない、、、

発症23日目 4月21日(火)
あれからもう1週間?!早すぎる、、
ちょっと匂いがわかるときもある!
2→3くらいになった気がする

味と匂いがない世界にも慣れたけど、人生の何を楽しみに生きれば良いのかわからない…

今は音楽に助けられてる。

発症29日目 4月27日(月)【ここからは代わり映えしない日々】
徐々に味もわかるようになってきた?けど、それでも4くらいかな
たまにするけど、あんまりわからない
水道水の味もわからない

匂いも一緒。たまにするけど、わからないときもある
料理作ってるときに匂いがする気がするときもあるが、朝起きたときの臭いやマスクの中の臭いなどはしない。
文字通り、臭いものに蓋をしている状態だ。

トータルで戻ったと言っても2~3くらいだろう

ただただ長い、、、、

発症36日目 5月4日(月)【甘い、しょっぱいがわかるかも】
GWに入るも、特に日常に変わりはない。
味覚もなければ嗅覚もない。
だがしかし、嗅覚はかすかにある。2くらい
味覚は甘いしょっぱいが少しわかる程度にようやく戻ってきた
ご飯がなにも楽しくないし、美味しいかもわからない。
ただ、毎日自炊なので買い物に行ったり違うメニューを作るようになったのも事実だ。
楽しくないけどやるしかないから仕方なくやる。
たまに楽しくなって作るけど、味がしないから結果なにしてるかもわからずに1日が終わる

この気持ちはなったことある人にしかわからないんだろうな〜
それだけ治らないのって、病院行かないのって言われたけど、病院がなにしてくれるというんだろう。
この期に及んで病院のこと信じすぎでしょ

(本記事執筆後に追筆:本当にごめんなさい。。心がダークになってるときの感情なのでスルーしてください。。医療従事者は本当に頑張っていると思いますし、本当に感謝しています。だからこそ軽症の私が迷惑をかけたくないというのも本音なんです。。心が闇落ちしているので不愉快になった方いらっしゃいましたら先に謝ります、ごめんなさい。。)

なんかもう気持ちがダークになってしまう、、そんな自分がイヤだ、、でも何の光もなくてつまらない毎日…
なにが楽しくて生きてるんだっけってなる

でも今日は楽しいこと嬉しいことあった。兄から電話きて、送ってほしいものを頼まれた。そのついでに最近のことを話したりした。

私は、味覚と嗅覚がないこと、兄に亜鉛が効くと言われたから、買ってきて飲んだこと。
兄は、自身のお店のこと、これからのこと、経済のこととか色々話してくれた。

将来が不安なのは考えても仕方ないから、考えるだけ無駄!っていうのは間違いないなと思った。頭ではわかってるのに…考えてしまっていたから、今できること今の事実だけを受け止めようと思った。

味覚嗅覚も、なった当初よりちょっとは良くなってるんだから、完璧に戻る可能性もあるんじゃない?と言ってくれた。
ストレスとかもあって悪循環の中、希望が出てきたような気がした。

1時間くらい話したから色々聞けてスッキリしたし、なにより元気になった。
あっけらかんと言ってくるから、たしかにね!そうだよね!ってなる(単純)
こんなに単純だったなんて…
ちゃんと覚えておきたい。忘れたくない、、色々調べたらネガティブなこと出てきたりするから気が滅入る…

でも不安に思ってても仕方ないないよね!
予想しようがないもん
なるようになるし、今できることをするのみ。

―――――――――――――――――――――――————

上記は、書き留めていたものをそのままコピペしました。

現在は、発症から実に47日目です。(5/15現在)
ここからは、私の体調や体質、現在の状態、これまで実践したことなどを大まかに徒然なるままに書いていきます。

【味覚について(0⇒3)
~コロナになると水が甘くなります~】

今も味覚はほぼ治っていません。コロナになると水が甘いと感じるようになります。ニュースや記事などにはなっていませんが。

水が甘い」とは、表現しずらいですが、とてもなめらかにもったりするような触感になります。水を飲むと甘味が強く感じられました。同時に、一番初めに感じた味覚は「甘味」でした。海外のお菓子などを食べると、口の中があまったるくなる感覚は多くの人が感じたことがあるでしょう。そんな感じで、口の中に甘さが広がります。それの味がないバージョンです。砂糖水を飲んだことはありませんが、そんな感じをイメージしてみてください。口の中に無味の甘さが広がり、喉をトロッと流れる感覚です。

現在は最初に比べると多少は回復しました。味覚では、甘い・しょっぱいなどがわかるようになりましたから。それ以外の味は全くありませんが…
それでも少し、たまに味を思い出す瞬間があります。記憶の中の味を。
こんな味だった!と遠くの方でフィルターをかけられた状態で感じることがたまにあります。それをいかにより鮮明に、ダイレクトに感じられるかはこれからに期待したいと思います。

ざっくりいうと、甘い・しょっぱいがわかるが、例えば味噌汁なら味噌の味はしないし旨味はありませんが、しょっぱいのはわかるという具合です。

元々味覚が鋭く味はよくわかるほうでした。それゆえに好き嫌いもたくさんありました。にもかかわらずほとんど味がわからなくなってしまうのは非常に悔しいですし、悲しいです。
しかし、ポジティブに考えれば、食べ物の好き嫌いがなくなる気はします。味がすることの幸せ。感謝。いろんな感情を知りました。

【嗅覚について(0⇒3⇒8)】

嗅覚は、味覚よりもわかるようになりました。

始めは全く匂いがしませんでしたが、ハンドクリームを皮切りに徐々にわかるようになってきました。鼻に近づければわかる感じです。人工的なにおいのがわかる気がします。(香水、ファブリーズ、洗剤など)
わからないのは、食べ物の風味や旨味です。ただ、以前に比べると匂いはある程度はわかるようになりました。しかし、完璧ではなく香水の匂いもどこか物足りない匂いですが。お気に入りの香水も記憶のままの匂いではありません。どこかピースが欠けた匂いです。

そして、味覚では全くわからない、水道水の臭いがわかります。私は個人的に、味覚が治ったことの目安として、「水道水とミネラルウォーターの違いがわかるようになる!」を目標にしています。嗅覚はわかるようになってきたので、だいぶ回復しているのだと思います。

【治すために試したこととその効果】

私はもともと低体温ということもあり、完全に抜けきれなかったのだろうと考え、これを機に温活することにしました。
中には、鼻炎持ちの友達や花粉症の友達が、鼻が詰まっていて味がわからないといっていましたが、私はそうではないので完全にコロナのせいだと思います。鼻は通っていて、花粉症でもないのに味覚がありません。冷静に考えてこんなんやばいでしょ。

味覚と嗅覚を失って丁度1ヶ月と1週間が過ぎたとき、下記のようなことを試しました。

バランスの取れた食事(1日2食、玉ねぎは血液サラサラにするから良い)
適度な運動(家にずっといると運動不足になって免疫も下がるので注意!)
睡眠(これはいうまでもありませんね)
亜鉛のサプリ(味覚障害を起こしている人で、亜鉛欠乏症という方もいます。様々な可能性があるので、不安な方は病院へどうぞ)
食事で足りていないビタミン剤の補給(マルチビタミンやビタミンB,Dなど)
※サプリの飲み過ぎは臓器に負担かかるのでオススメしません
毎日2回湯船に浸かり、体をしっかり温める(できれば汗をかく)
漢方薬を飲む
①当帰芍薬散(冷え性で月経不順のため)
②補中益気湯(エネルギー不足を補うため)
※参考までに。私は2種類飲んでいますが、人によって体質が異なるので一概に良いとは言い切れません。気を付けてください。
手洗いうがい(特に痰が出始めたときは頻繁につばを吐き出していました)
ストレスを溜めない(ストレスでも味覚障害になります。治るもんも治らなくなるので焦りは禁物です)

【結果】

甘味塩味は結構前から良くなっていたのですが、細かい味は相変わらずわかりません。
最近では上記+散歩を実践しています。
最初はダイレクトではなく、遠くの方で感じる程度です。
これをより鮮明にしたい!
ソムリエの気持ちになり、味や匂いを読むようにしています!

ここからは持論ですが、味覚には錯覚も多少はあると思うのです。
好きな人とご飯を食べるとき、緊張しすぎて味がしなかったなんて経験はありませんか?
リラックスしている相手だと、ご飯が美味しく感じたり、一人で食べるご飯より誰かと楽しく食べるご飯のが美味しく感じたりします。
少なくとも、私はそうでした。

そのように、環境や精神状態によっても多少なり味覚は変化するはずです。
ストレスが溜まっていて不安に押しつぶされそうだったら、通常でもご飯がおいしくなくなってしまいますよね。それと同じように、心の健康によっても変わることがあるかもしれません。

例えばソムリエさんは、最初からたくさんの味を知っていたわけではないですよね。勉強し情報としてインプットし、それを実際に飲んで感じて、風味を楽しみ、脳で味を探ってイメージし、その感覚を伝わるように言葉にし、アウトプットすることで、脳が活性化するのではないでしょうか。それを繰り返してきたからこそ、味覚が発達するのです。つまり、味覚は訓練によってより鮮明になるのだと思うのです。

味覚についてはまだ赤ちゃんだと思い込み、味を強くイメージし感じようと努力することで強化していくものだと思うのです。
これからソムリエになった気分で味をレポートしていきたいと思います。最初は「う~ん、、味がわかりませんね~!笑」だと思いますが、徐々に「甘いです!甘さが強いですね~!」となり、そういった訓練をしていくうちに、以前のような細かい味がわかっていくと信じています。そのうち隠し味もわかるようになっちゃうかも!どうせならかかる前の味覚より更にパワーアップしたいですねッッ!!

【コロナになって起きた変化】良😊

・人に感謝するようになった

時にダークな気持ちになることもあります。夜中は特に「はぁぁぁぁ、、、、なんで私だけ‥‥‥いいなぁみんなご飯美味しいんでしょ食べ物の写真アップすんなよ自粛暇とかふざけんなァァァアア不幸面すんなぶっ〇すぞ」と思うこともあります。
最近ではそういった気持ちは出来るだけ抑え、こんなときだからこそ人の優しさに触れたら何倍も嬉しく、自分も優しくしよう、感謝だな‥今までとても恵まれていた。。そして、今も生きてる!!よかった!!!と思うようになりました。心の中にペコパを飼うのオススメです。
(テンションの上がり下がりが激しくて情緒が心配になりますが大丈夫です。)

・大切なもの・こと・人がハッキリしてきた

コロナにかかったからこその変化はこれが一番大きいかもしれません。より大切なものに気づけました。家族には本当に感謝です。とても大切な存在です。ピンチのときに助けてくれたのは家族でした。友人も何人かはいますが、価値観のすれ違いから衝突してしまったりもあったので‥(詳しくはこのあと書きます)

【コロナになって起きた変化】悪😢

・友達と疎遠になってしまった

親友がいました。私がコロナになったときも体調が悪いことと詳しく逐一報告していました。親友は、「一人暮らしだしすぐに病院に行ってほしい」と何度も言ってくれました。
しかし私は、「コロナの疑いがあるからまず保健所に電話して、病院にいくべきか指示を仰ぐのだけれど、病院にいったところで薬はないから意味はないよ。私は軽症だからきっと家に帰されて自宅療養になると思う」と言いました。体調が悪く、下手に外に出て人に移してしまうのも、人から移されてしまうのも、とても怖かったのです。今出たら自分が加害者になってしまうという恐怖心と、微熱と倦怠感のみで軽症だし、大変なときに病院の人に迷惑をかけるのもどうか‥と。今このタイミングで病院にいくことは、どこを取っても誰にもメリットがない行動に思えました。なので、私は頑なに病院に行かなかったのです。高熱が出たり咳が酷かったり、自分でどうにもできそうになかったら病院にいくといいました。少しずつですが回復していましたし、重症ではないことは体で分かっていたので。しかし、親友との関係は回復しませんでした。「私がどれだけいっても聞いてくれなかったのは悲しかった」といわれ、喧嘩ではないものの、距離は何となく離れていった気がします。元の関係に戻れないという空気を感じたのはとても悲しかったです。もちろん絶縁はしていませんが、以前にような仲の良さはあまり感じなくなりました。毎日とっていた連絡も今ではもうありません。コロナによって生まれた価値観の違いは埋められないものだったのでしょうか‥今ならもっと上手にやれたなと後悔しています。

・不安症になった

考えても仕方ないことは考えたくないというのが本音ですが、どうしても不安になる日もあります。「味覚嗅覚障害が一生治らないかもしれない」といったネガティブなニュースを見たり、SNSで治らない人を見ると仲間がいると安心する反面、こんなにも多くの人が‥もしかしたら本当に一生治らないのではないかと気が気ではありませんでした。

人と会うことも避け、家に引きこもりです。元々在宅でする仕事をしていたのは不幸中の幸いでした。
コロナで収入は減りましたが、何とか生きています。しかしこれからは課題だらけです。減った分をどう補うか、今後の仕事、生活についても在り方が変わったことで環境を変えるべきか悩んでいます。(私はとても優柔不断なので、まだ決めきれていません‥)

・世の中が大きく変化した

この変化は仕方ないかもしれませんが、アフターコロナは新時代です。数十年、いや、数百年に一度の大きな変化かもしれません。
歴史をさかのぼれば、テレビや黒電話、メール、ゲームなどができたとき世界は変わりました。それを1台でできるスマホができたら、さらに世界は変わりました。コロナはそれと同じような大きな変化をもたらしたでしょう。コロナ以降の世界は、コロナ以前の世界とまるっきり違うものであると自覚しなければなりません。

先日コンビニに公共料金を支払いにいったとき、明らかにイヤそうな顔をされました。公共料金は現金払いのため、支払い用紙と紙幣を触らなくてはなりません。お札を指でつまんで持っていたのは非常にショックでした。
昔いじめられた頃がフラッシュバックしましたよ‥こうしてキャッシュレスは進むんだなと目の当たりにしました。
そして、その帰りのエレベーターではカップルが乗ろうとせず、先にいきました。他人と乗り合わせたくないのでしょう。
もう大人なので気にしませんが、こうした小さいことから、もっともっと大きい出来事まで、様々な変化が日常的に起こりました。

【コロナの今後について(持論)】

私は医者でもなんでもないですが、医学のスペシャリストのプロであるお医者さまが「症状が人によって異なり、重症化する人と無症状の人の違いは正確にはわかっていない」といっているのです。そして、未だに完全治癒ができていないものはたくさんあります。一緒にしていいのかはわかりませんが、「HIV(エイズ)」も「口唇ヘルペス」も、言ってしまえば「従来型風邪コロナウイルス」も同様に、完全な消滅はしません。ウイルスと共に生きていくしかないものです。仮にワクチンがあったとしても、絶対にかからないというものでもなく、インフルエンザのように毎年発生するものだと考えるのが自然だと思うのです。

新型コロナウイルスは未知なのです。プロでもわからないということは、自分たちで思いつく限りの最善を尽くすしかないということではないでしょうか。
味覚が戻っていないのも、コロナ菌を完全に体から出せていないということでしょう。
いつか戻る日が来ると信じて、私は絶対に諦めたくないです。
心が挫けそうになったり、「一生治らないかもしれない‥」という不安は常によぎります。

唯一の希望は、細胞は入れ替わるということです。骨でさえ数か月に一度は入れ替わり、新しい細胞に生まれ変わり続けています。人の体質によって、細胞のターンオーバーが早い人遅い人がいますが、私はおそらく遅い人です。新陳代謝が遅いのだと思います。

味覚と嗅覚

つまり、新陳代謝をよくすることこそが、味覚嗅覚障害の回復に繋がるのです。そのために湯船にしっかり浸かり汗をかいたり、適度な運動をし、しっかり寝てしっかり食べる。こうした当たり前のことが何よりも大切なんだと思います。

知り合いでストレスから味覚障害になった人がいますが、ストレスは無自覚のため非常に危険です。ストレスでも味覚障害になるということを忘れてはいけません。こんな状況ですから、無意識のうちにストレスが溜まってしまうのは仕方がないことです。それをできる限り意識し、リラックスし、ストレス解消、もしくは溜めない努力をしなくてはなりません。
ストレスが溜まっていないと思っていても、体は正直です。意識的にリフレッシュし、ストレスを感じにくい体作りが必要だと感じました。
自分の中で何がストレスになっているか、言葉にしてみてもいいかもしれません。

【特に効果があったと思うこと】

上記で紹介した【治すために試したこととその効果】の中でも、特に効果があったと思うのは、私の場合は体をしっかり温めることでした。

もちろん、他の項目もしっかりクリアした上での話ですが。自炊をしっかりするようになり、味覚がないだけで生活の充実度は下げたくないと思いました。もう一度健康を取り戻したい‥!と強く思う内に、改善点がたくさんあることに気づいたのです。

私の場合、特に顔~首にかけて冷えがありました。顔~デコルテにかけては常にひんやりしていましたし、お風呂であったまったつもりでも意識してみるとまだ冷えているときもありました。
この冷えをまずは取り除き、味覚嗅覚を取り戻そう!と決意しました。味覚嗅覚は顔付近なので、その辺の新陳代謝が悪い可能性がありました。

バランスの取れた食事
適度な運動
睡眠
亜鉛のサプリ
食事で足りていないビタミン剤の補給
毎日2回湯船に浸かり、体をしっかり温める
漢方薬を飲む
手洗いうがい
ストレスを溜めない

まだ完治したわけではありませんので、何とも言えませんが、引き続きがんばっていきたいと思います。

長々と書きましたが、参考になったら幸いです。

ありがとうございました。

【6/8 追記】

病院にも行っておらず、もちろんPCR検査も受けていないので、自分は本当にコロナだったのか?
体調はイイが味覚や嗅覚異常はまだ続いてるから、他の人に移す可能性があるのではないか?

と、モヤモヤした不安の日々でした。

そして、Twitterを見た方から「読みました!参考にさせていただきます!」といった連絡をいただいて、とてもとても励みになりました!!
めちゃくちゃ長いし結局回復していないにもかかわらず、書いてよかった・・と思わせていただきありがとうございます。
みんなが治るように、そしてツライ日々も笑って話せるようになるその日まで、希望を捨てずに生きたいです。

今回の追記は、「お礼」と「抗体検査キット」のことを書きたいと思います。

病院にもいっておらず、モヤモヤした日々を過ごしていた私ですが・・・ついに!!
抗体検査キットを入手し、血液でコロナの検査をしました!!
これを受けれたことには感謝しかありません。
私も人に優しくいようと決めました。

そしてそして、結果は!!

画像2

水 色   :G(過去)⇨陽性
ピンク:M(現在)⇨陰性

それぞれ陽性だった場合の解釈としては、
Gの水色は、過去にかかったことがあり、抗体を持っている
Mのピンクは、現在もウイルスを保有しており、人に移す可能性もある

という意味です。

私の場合は、過去が陽性(抗体あり)で現在は陰性(今はウィルス持ってない)という一番理想的な結果となりました!!

ついに証明された!!
とても嬉しかったです。

この結果を得たことで、あまり気にせず散歩くらいは出かけるようになりましたし、モヤモヤもなくなりました!
「私はコロナだったのだ。ツラサと引き換えに抗体を持った最強の体を手に入れたのだ」
と、どこか誇らしげでした。

抗体があるということは、次にかかっても重症化しにくいと言われています。
インフルエンザのワクチンのように、抗体を持っていれば絶対に掛からないというわけではなく、なりにくいとされていますよね。インフルエンザもA型やB型などありますし、型によって効く効かないはあると思います。
それと同じように、コロナの型によってはかかりにくかったりするみたいです。

ちなみに、6/8現在も味覚異常は続いています。
遠くの方で味のような過去に味わった感覚があるような、薄い味がするときもありますが、それは調子がイイほうです。
体調や天気によって、気のせいかも…と思うような感覚があったり、その日の状態によって変わります。

あと嗅覚は味覚よりもマシってくらいです。近くで嗅げばわかります。味覚はどんなにがんばっても味がしません。。

何回も心が折れそうになりました。というか、今も折れそうです。
どうしたらいいかもわからず、味覚異常に詳しいと思われる病院に、今の状態をすべて説明して電話で聞いてみました。今電話の折り返し待ちです。
同じような患者がいないか聞いたら、個人情報の関係でやはり言えないようです・・・。(そりゃそうか)

正直、やることはすべてやったと思っているので、もう諦めてかけている部分もあります。。折れてはむりやり立ちあがり、絶望しては励まされを繰り返してきましたが、2ヵ月味覚がないという覆しようのない事実と、これがいつまで続くのかという途方もない希望もない未来に今は感情を失いたいです。。。

また進捗があれば追記します。

読んでいただきありがとうございます!!
参考になれば幸いです。おそらく障害が残る人の割合はそれほど多くはないはずなので、あなたはきっと大丈夫!!
中にはこういう人もいるよ、というお話でした。


後日談書いたので良かったら読んでください。


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