noteとやらを使って良いこと教えたるw

飲食店を経営していますが、現在3店舗中、2店舗を自粛しています。こんな中、思い立ったようにテイクアウトやデリバリーを始めるお店が増えておりますが、きっとうまくいかないと思います。うまくいかないと言うのは間違っていて、期待するほど売上は上がらないと思います。

そもそも、テイクアウトやデリバリーの競合はコンビニです。コンビニとどう戦うのか?価格なのか?商品ラインナップなのか?利便性なのか??そのどれも勝てないと思う。なので、独自性を打ち出すか、コンビニでは手に入らないクオリティを提供するしかない。が、多くの人は、デリバリーに高いクオリティを求めないし、テイクアウトで品質が保たれると思っていない。だから、お店に行って食べることを選択してきたわけです。

となると、どうやって勝負するかと言うと、独自性しかありえないわけですね。。

拘っている人たちは、品質を落としたものを提供したくないので、テイクアウトにしてもデリバリーにしても価格を下げないと思います。そうなると、高価格帯の弁当になるので、需要が減少します。よって、包材などのコストを考えた時に、ウーバーなどを使って売ろうとすると、考えられない手数料を請求されますので、手数料を原価とみなして上代を決めるため、さらに提供価格が上がり、一体何を売っているんだ??って、なります。

独自性で勝負をすればするほど提供価格が上がるので、デリバリーで儲けるようになるまでには時間がかかります。今我々が欲しいのは売上ですから、今からデリバリーを始める人は、どうしてこんなに売れないんだ・・・と、悩むことになります。結果、儲からずに手間だけが増えて、包材などの在庫が増えて、一体何をやっていたんだ・・・となります。


なのでガチンコで商売しようとすると、心が折れていきますw


では、他に良いアイデアはないか???


そこで思いついたが、通販でした。そもそも、食卓に弁当って、必要なくないですかね?デリバリーで食べる時って、会社の中だったりしませんか??単身者以外はランチ需要が多いのです。家族がある人は、家に帰ったらご飯作るでしょ。。。

通販は、すぐに始められます。そして弊社は焼肉店なのですが、昔は家でホットプレートを使って焼肉をやっている時があったと思い、家で焼肉が食べれたら便利なんじゃないかな???と思ったわけです。そして、再現性が低い点としては、焼肉店はタレが命です。タレさえ、真似されなければ、お肉の品質は、お金を払えば良いものは買えますので、タレ欲しさにリピートが生まれると考えたのです。


食卓に無機質にお弁当が出てきても嫌でしょ。。と思ったし、食事は準備しておけるので、宅配してもらうほどのものではないディナー需要を取りに行くのはどうかと、仮説を立てたのです。。


ネーミングは「おうちで李苑」。おうちで焼肉はいかがですか??と言う問いかけです。わかりやすくて、求めている人たちに刺さるネーミングです。おうちで焼肉食べられるの??と言う願望を満たします!


あとはタイミングでした。どのタイミングで仕掛けるのか??緊急事態宣言が出るかも・・・出てから・・・色々と迷いましたが、みんなが外食を諦めるのは緊急事態宣言が終わったあとかなと思ったわけです。



ドンピシャでした。。。注文殺到。。。軽く1店舗分の売上が1回の投稿で上がってしまったのです。。。(注文がパンクしてしまい、本当に皆様お待たせして申し訳ございませんでした。。本当にありがとうございました!)


もう一つの仕掛けがネットショップの立ち上げです。ここでポイントなのが、クローズドページの作成です。。知り合いからの紹介しか知りえないページと言う特別感が拡散を生みます。実際に、シェアして良いですか?と言う質問がかなりの数ありました。もちろん、シェアしてもらいたかったので、おkです!と、答えていました!本当にありがたかったです!!


配送が進めば進むほど、お肉が届いた人たちの画像がSNSでアップされていきますので、さらにオーダーが増えていくと言う流れになりました。一週間ほどで、当店のパクリがたくさん発生していましたので、オーダーが落ち着いてきました。また、和牛の投げ売りのような売り方をしている人がいましたが、高級和牛系のお肉は相当数市場に出回らずに余っていると思われます。耐えきれずに、売りに出ている人が多数散見されました。つまり買い時ですw


これにて、通販はクオリティチェンジが必要になりますので、真空パックなどにして販売したり、高級部位を木箱に入れて贈答用に販売したり、いろいろな販売パッケージが生まれてくるでしょう。そこまでやり切る人がいるかどうか不明ですが、当店では次の販売ラインを見越して準備を進めています。一番良いのは、早くコロナが収まることですけど。。。


ところで、デリバリーって、ダメなの???と言う話になりますが、そうではありませんが、また次回お話しさせていただきます!


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