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ウェビナーを計100回以上運営して辿り着いた、集客の極意とは?

ウェビナーを成功させるためには、集客が肝心です。その中でも、集客メールの作成は特に重要です。今回は、ウェビナーを計100回以上運営し、その経験から導き出した集客のコツをまとめます。

まだまだ改善の余地はありますが、是非参考にご覧ください!


集客最大化において最重要事項は「企画」

冒頭からタイトルを覆すようですが、「企画」によって集客の最大値はある程度決まってくるように思います。またそもそもニーズがない、ターゲットのニーズから離れているテーマで企画しても本末転倒です。企画では、以下のポイントを考慮するようにしています。

ターゲットを明確にする

セミナー企画において、自社のターゲット理解は欠かせません。そのターゲットが持ちうる課題の一部を切り取ることで、企画を作成します。複数人でウェビナーを運営している場合は、ペルソナを作成し共通認識を持つことをおすすめします。最近は生成AIでペルソナを自動生成してくれるサービスも複数あるので、ぜひ活用してみてください。

「登壇者・トレンド・市場のパイ」を押さえる

特にリードジェネレーションを目的にウェビナーを開催する場合は、集客数を最大化する工夫が必要です。集客数を最大化するためには、企画段階で

  • 登壇者

  • トレンド

  • 市場のパイ

の3つの要素を考慮すると良いです。こちらに関しては以下の記事でより詳細に解説しているので、よければご覧ください。

集客手法

集客手法は多岐に渡り、筆者もより良い集客手法がないかと常に情報収集するようにしています。以下に、実施した中でも特に成果につながっている施策を無料・有料に分けてまとめます。配信面を増やすに越したことはありませんが、工数対効果も見極めながら実施しましょう。

無料施策

インハウスへのメール
インハウスへの集客メールが最重要施策と言っても過言ではありません。筆者の所属する会社でも、全体の8〜10割はメール経由の集客です(商談獲得を目的とするセミナーは、メールのみの集客です)。集客メールのポイントは後ほどまとめます。

外部媒体への掲載
peatixや TECHPLAY、こくちーずプロなど、セミナー情報を掲載し集客できるサイトがいくつか存在します。筆者の在籍企業で特に成果がでたのは「TECHPLAY」で、無料で100件近くのリード(うち新規が約7割)を獲得できたこともあります。掲載にはそこまで工数もかかりませんので、活用することをお勧めします。ただし、テーマや業態によって相性がありますので、掲載前に他社情報を収集しましょう。

有料施策

Meta広告
最もおすすめしたいのがMeta広告です。特に新規リード獲得を目的とするウェビナーでは是非実施を検討してみてください。テーマによってはCPA3,000円以下でリード獲得できた実績もあります。

インハウスメール集客で成果を出すコツ5選

ウェビナーの集客において、インハウスメールは非常に重要な役割を果たします。ここでは、インハウスメールを使って成果を出すためのコツを5つ紹介します。

配信形式を使い分ける

1回のウェビナー開催に際し、複数回メールを配信する企業様が多いと思います。筆者も開催目的やテーマに応じて2〜4回メールを配信しますが、受信者が見飽きないために配信形式を工夫することが必要です。例えば、バナーを用いた初回の「開催案内」はHTMLメール、パーソナライズ機能などを活用し受信者の課題・悩みを訴求するような「個別案内風」はテキストメールにて配信するなどの工夫です。個別・テキストメールの方が開封率は上がる傾向にありますが、その分解除率も上がるため、調整が必要です。

2週間前には集客を開始する

ウェビナーの集客はタイミングが重要です。早いに越したことはないという意見もあると思いますが、トレンド性や事業状態を反映したウェビナーにするためには、2週間前が最適と感じています。特に役職が高い方をターゲットとしている場合は、早めに集客を開始することをおすすめします。ただし、規模の大きなセミナーやカンファレンスはこの限りではないので、余裕を持って臨機応変に集客を開始するようにしましょう。

1メール1メッセージ

メールの内容はシンプルかつ明確にすることが大切です。1つのメールに複数の情報を詰め込みすぎず、1つのメールに1つの主要メッセージを持たせることで、参加者が障壁なく行動(申し込み)することができます。複数のセミナー情報を掲載したメールを試した時期もありますが、やはり集客が分散するため、「集客最大化」という文脈においては1つのセミナー情報に留めることをおすすめします。

見せ方に変化を持たせる

1回のセミナー開催に際し複数回の集客メールを送るとなると、毎回開封する顧客にとって何か新しい有益な情報が含まれていることが理想的でしょう。ウェビナー配信ツール「Bizibl(ビジブル)」を提供しているBizibl Technologies社では、

  • シンプル告知

  • 読み物

  • 資料チラ見せ

のように、3種類の見せ方をする工夫をされています。「読み物」風のメールは慣れるまで工数がかかりそうですが、「資料チラ見せ」は比較的真似をしやすい工夫だと感じます。受け取り手にとって有益な情報であれば、メールの配信頻度を過度に気にする必要は無いようです。1通に時間をかけすぎず、有益なメールとなるよう工夫しましょう。

とにかく「件名」に注力する

集客メールにおいて、成果に対して最もインパクトのある箇所は「件名」だと感じます。日々多くのメールを受け取ることを想像し、できる限り目を引く件名を考えるようにしましょう。筆者は「自分事化」してもらえる件名を意識しています。誰にでも刺さるというよりは、ターゲット(ペルソナ)に刺さることを意識すると作成しやすくなります。ただし、極端な誇張表現やパワーワードの乱用は反対にチープに見えてしまう恐れもありますので、注意しましょう。

まとめ:安定的に集客するために

ウェビナーの集客において、企画が最も重要であることを述べました。また、無料施策と有料施策の組み合わせや、インハウスメールのコツについても言及しました。これらのポイントを押さえ、ウェビナーの集客を最適化することで、より多くの参加者を獲得し成果につなげていきましょう!

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