見出し画像

【Dew-001】二つ折り財布の構造など。など

最少の構成にして最大の効果を得る。そんなコンセプトで2015年に着手したコンパクトな二つ折財布、マイナーチェンジもひっそりやんわり。

この財布はパーツの数も極力少なく、構造もシンプルに色々なものをこれでもか!いうくらいに削ぎ落としてあります。

そうするには構造に工夫が必要で、また機能を持たせるためのパターン設計がとても重要になり、ラインの微妙な取り方で使い勝手や美しさを創り出しています。 そう、それこそがこの財布のキモです。

ちなみにパーツはこれ↑で全て。

本体の底の部分は貼り合わせて縫う構造ではなく、一枚のパーツを折り曲げているので底までものが入る。

また、革を折り曲げたこの曲線が美しく、触り心地の良さなどは革の醍醐味の1つと言えるところですね♪

収納量が増えても底の折り返した部分がスペースを作り、膨らんで調整することから必要以上に分厚くもならないし、ものを収納した時の美しさに寄与しています。

1枚のパーツによる仕立てで二つ折財布にするにはスペースをいかに創り出すかがポイントとなり、それを型紙においてラインをデザインすることで収納するスペースを産み出しています。


中の構造は1つのポケットに全て収めることで、確認や出し入れなど操作性にも優れています。

コインケースの蓋はここに差し込んでおくだけ。

ちょっと心配になるかもしれませんが、この蓋の部分がしっかりとコインをホールドし飛び出すことなくご使用に慣れます。

この様に蓋は内側に差し込む形です。

この蓋の下側にカードが収納できるスペースを設けてますので、交通系のICカードも便利です。

そして使っていくと形が決まり、美しいフォルムで薄くもなりますし、使い勝手も育っていく面白い素材です、革って。

また、この財布は金具を使用していないので、消耗品のパーツがない事から壊れにくいようにもなっています。(必要な際は当然修理いたします)

これらの事から、この財布は手に入れた時が最も美しく完成された状態ではなく、むしろ最も未完成の状態と言えます。

使う人が中にものを入れて使い始めた瞬間から完成に近づいていく、そんな時間を感じることのできる日常のアイテムとして共に過ごしていただければ幸いに思います♪

オンラインストアも是非ご覧になってください〜。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

35
レザーブランド「m.ripple」デザイン・設計・製作・販売から雑用メイン。 時間的概念によって「美」が形成されるレザーアイテムを展開。 レザーに関すること、バッグ・財布・革小物についてお気軽にお問い合わせください♪謎に調理師免許あり
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。