【桜井】音楽制作は○○に似ている

Mr.Childrenの桜井和寿さんは、B'z稲葉浩志さんと対談した時、「ツアー中に外にでますか」と問われて、こう答えてましたね。

桜井 「最近、仏像を見るのが楽しくなってきて(笑)お寺とかよく行きますね。一人で」

桜井さんはツアーで各地を訪れた時にお寺に行って仏像を観ているとのこと。あっ、ライブ会場近くのお寺に張り込み禁止・・
仏像に心惹かれている桜井さんですが、どうしてこんなに惹かれるのかと考えてみたところ、ある答えが出たようです。

桜井 「何年か前から仏像がすっごい好きで、なんでこんなに心惹かれるんだろうなぁと思って、自分なりに解析してみると。まず、仏像を掘った彫刻家というか物資さんがいて、こんな仏がいてくれたらどんなに自分の魂が救われるだろうなって彫ってると思うんですよ。その気持ちと音楽を制作するっていうことはすごく似てて。なんか願いを込めて、こんな俺になりたいとか、こうなったらいいのにっていうものを音にして、作品にするんですよね。で、仏像はもう何百年、それが形として残ってて、いろんな世代がもう入れ替わり入れ替わり仏像に触れて癒されたりしてるっていう。そんな作品を作りたい、それはもう願いですね。だから、魂を込めて作りたいと思うし、魂を込めて歌いたいと思ってますけど。」(NEWS ZERO 2020年)

まさかの音楽制作と仏像造りは似ているという。
言われてみると、音楽と仏像には、「製作者の願いが込められている」「世代を超えて人を癒す作品がある」という点で確かに共通点が感じられますね。
クラシック音楽なんて、作曲家がそれぞれの思いを込めて作った作品が何百年も聞き継がれていて、まさに仏像と同じような存在として歴史を重ねていますね。

仏像やクラシック音楽のように何百年といかなくとも、Mr.Childrenが魂を込めて作った音楽も世代を超えて育ってきた環境をこえて、リスナーの心を動かし続けているので、もう仏像です。

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