見出し画像

割と大事な仕事道具を買った、という話。

こんばんは、しめじです。

今夜は、買い物日記。

私は、耳がよくない。

まだまだ、病として一般的には認知されていないものなのですが。
聴覚情報処理障害、というものがあります。
聴覚の障害、ではなくて、情報処理の障害、です。

聴力そのものは普通です。
なんならどっちかっていうと地獄耳です。

ですが、音で認識したことを言葉として理解したり、耳で聞いていることを頭の中で整理するのが異常に苦手、のようです。
尤も、私は生まれてこの方ずっとこういう聞こえ方なので、他の人がどう聞こえているのかよくは知りませんが、他人から指摘されることを総合するに、どうやらそうらしい、で、自分の頭が悪いだけだ、自分の注意力がないだけだ、と思いつづけていたものの、そういうことについて明るい病院に(遠かった)行ってみたところ、その可能性が限りなく高いね、と言われ。

もちろん、そうじゃない可能性もあるのですが、その可能性が高いなら、もうそういうことにしておいた方が気が楽(自分を責めなくてすむ)なので、そういうことにしています。

従って、職員室という作業環境が耐えられません。
職員室は音であふれています。
職員の声、コピー機の音、誰かのタイピング音、電話の音、早めに切り上げた体育や芸術科目から帰る生徒の声。

端的に、耐えられない。

学年団の部屋や生徒指導室にいたときは、特に問題ありませんでした。
耳に入る音の総数が少ないので、まあ、これくらいは、苦痛だけど慣れたという範囲です。
ですが、この夏、担任代行をすることになったので、居室を引っ越しました。結構久々です。しんどい。

なので、音を塞ぐために、イヤホンがほしかったんですよね。

普段から、夫婦で出かける時は、ノイキャンヘッドフォンをつけて、小さめの音で音楽を流しています。会話はあんまりありません。ヘッドフォンを外したところで、雑踏の中で妻が何をしゃべってもまったく聞き取れないので。コロナ禍になってマスクをつけるようになったので、口の動きも見えませんから、なおのこと何を言っているのかわからない。幸い、どちらも簡単な手話ができるので、最低限の情報交換は手話です。

ですが、職員室ででかいヘッドフォンをつけるのは、ちょっと憚られる気がしてしまいます。
まあ、口で言われてもどうせ憶えていられないので、最初からちょっとメモにして渡していただけると大変助かるのですが、こっちの都合で手間をかけさせる訳にもいかないし。

もうひとつ、普通のイヤホンも持っていますが、こちらはカナル型。
あんまり長時間はつけていられません。どうしても耳の中が蒸れてしまいます(カナル型イヤホンが普及して以来、耳鼻科に訪れる患者さんの中で、耳の中の真菌症が増えてきているそうです)。

だから、昔ながらの普通の形のイヤホンで、ワイヤレスで、つけていて目立たないものがほしかったんですよね。
インナーイヤーのイヤホンですから、さすがにノイキャンは望めません。でも、ちょっと蓋をしておけるだけで、全然違います。

というわけで、買ったのがこちら。

前置きが長くなりましたが、そんないきさつからあれこれ探して、買ったのがこれ。

私が注文したときより値上がりしていますが、これです。
ギターアンプで有名な、Marshallのイヤホンです。

とりあえず今日一日使っていましたが、とてもいい。

そもそも、見た目がいい。

ええ、かっこいいです。
実はiPhone13proを注文しているので、AirPodsの方が利便性は高いのではないかと思いますが、あの見た目で白いのがどうしても受け入れられません。先日macbookproと併せて発表された新しいやつは、大分うどん部分が短くなりましたが、でも白いじゃん、みたいな。

楽天とかを探すと、様々な色に塗装して再販しているお店もあるにはあるのですが、結構値が張るので、そこまでしてAirPodsにこだわりたいわけでもない。

そんなときに見つけた、これ。

まず、アンプの本体と同じような凹凸加工されたケースになっています。イヤホン本体も同様。
ちなみにイヤホン本体にも、Marshallの「M」が白で入っています。ちなみにそこがタッチセンサーになっています。センサーの感度は結構いいです。反応も早いので、「あれ?」と思って連打した結果思っていたのと違う操作になってしまった、ということもありません。

また、いわゆる「うどん」の部分は、ただでさえ短い上に、ここだけ表面加工がアンプのつまみと同じものになっています。
自室に置いてあるベースギターのアンプもMarshallですが、本当に、まんまです。Marshall使っている人は、なおのこと刺さるデザインです。

音もいい。

ドライバーは12mm。結構しっかりした音がなります。
インナーイヤーだし、もっとシャリシャリして音が抜けるかと思っていましたが、思いのほかちゃんとずっしり来ます。
それぞれの音がわりとパキッとした、輪郭の明瞭な音がしますが、ばらけることもなく、ちゃんとまとまって聞こえるのはいい調整だと思います。

Marshallのアプリに対応していないので、イコライザは使えませんが、今のところ、そこまで弄りたいとも思わない程度に、私にとってはいいバランスです。
ごりごりに重低音聞かせたい人とか、シャリッシャリにしたい人は、イコライザが使えないのは痛いかもしれませんが、特にどっちかに振り切った音を好むわけでないなら、デフォルトで十分満足できると思います。

基本的なところは押さえてあると思う。

当然、Qi充電が可能です。
AirPodsとケースサイズが合わせてあるので、最初からそれ用に窪みが付けられている充電器にも普通におけると思います。
また、接続の方法が比較的シンプル(電源ボタンを何秒とか、音量上ボタンを二回押すとか、ではない)で、ケース底面の接続ボタンを長押しすればいい、というわかりやすさも好印象です。
(メーカーは伏せますが、カナル型イヤホンの方は、新しく何かにつなごうとするたびに「どうやって接続モードに入るんだっけ?」となるのに辟易していたので)

というわけで、これで多少仕事が快適になればよいのですが。

では、今夜はこの辺で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?