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冬場に気を付けるべき「3つ」の災害とは

 皆さまこんにちは!今週は全国的にも「雪」のニュースが多く流れていましたね。北海道では先日、記録的な大雪に見舞われ、空港での足止めや通勤・通学ダイヤが乱れたりと大変な思いをされた方も多くいらっしゃったと思います。

 そこで今回は、特に冬場に起こりやすい労災を3つご紹介いたします。「危険」を再認識していただき、発生防止に努めましょう!!

1.転倒災害

 転倒による労働災害は最も多く、冬季の労働災害全体の約25パーセントを占めます。12月から3月にかけての発生件数は、他の月に比べて2~3倍になっています。また、転倒によるケガの約6割が休業一ヵ月以上のケガと言われております。

転倒災害防止対策
1、敷地内の安全通路を定め、段差や凹凸、突起物、継ぎ目等のつまずく原因の改善及び除雪、凍結しやすい箇所における融雪剤や砂の散布、温風機、融雪マット設置等による転倒防止措置を講じる。

2、屋内に入る場合は、靴裏に付着した雪や水分の除去を徹底的に行う。

3、車内への乗降の際には、降車場所の路面状況を確認するとともに、手すり等を利用する。

4、スマートフォンを見ながら歩いたり、ポケットに手を入れて歩かない。

2.除雪作業に伴う災害

 屋根の上に登って雪おろし作業を行っていた際に転落してしまう事故や、ショベルカー等の重機との接触事故などが挙げられます。降雪の少ない地域の方はあまり馴染みがないかもしれませんが、豪雪地帯にお住まいの方でしたら冬季のルーティンワークのひとつともいえるでしょう。特に屋根の上に登って作業される際は、細心の注意を払って雪おろしを行ってください。

雪おろし作業、除雪作業時の災害防止対策
1、作業開始前に雪おろしする屋根の形状・材質および軒先の雪庇の状況を確認し、墜落制止用器具を使用すること。

2、重機を使用して除雪作業を行う際は、周囲の者が重機に接触する災害を防止するため、作業範囲内への立入禁止措置をすること。

3.交通労働災害

 凍結路面でスリップして、対向車線にはみ出し、対向車線を走行中の乗用車と衝突してしまう事故や、吹雪の為視界が悪い中、前方で停車していた車両の発見が遅れ、追突してしまう事故などが挙げられます。
転倒災害同様に12月から3月にかけての発生件数は、他の月に比べて約2倍近くになっています。

交通労働災害防止対策
1、冬道を運転する場合は、路面状況や天候にあわせた速度で走行し、十分な車間距離の確保及び早めのブレーキを励行し、危険を予測しながら運転すること。
また、早めの出発を心がけ余裕を持った安全運転に努めること。

2、運転前に冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)の摩耗の有無について点検を行うこと。

3、交通事故やスリップの危険場所等の情報を収集し、交通安全情報マップを作成し周知すること。

4、見通しの悪い交差点等は徐行を心がけること。

まとめ

 冬季の労災といえば「雪」に関係の深いものが多くあげられます。中でも転倒の際に打ち所が悪く、大けがをしてしまうといったケースは後を絶ちません。スマートフォンを見ながら歩行する「歩きスマホ」は冬場では特に危険です!自分の身を守るためにも、しないことをオススメします!

厚生労働省 北海道労働局発表
「北海道冬季ゼロ災運動」「STOP転倒災害」リーフレットより
001639315.pdf (mhlw.go.jp)

\\最後まで読んでくれてありがとう//

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