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無宗教日本人JDから見たヨルダンのイスラム文化【ヨルダン日記③】
こんにちは!
本日はヨルダンの宗教をレビュー。
知識がない人が触れない方がいいものランキング上位の宗教ですが、今回はあくまで無宗教日本人女子大生からみたイスラム文化という視点でお楽しみください!
モスクに行ってきた!
イスラム教といえばモスク!
ヨルダンにはいたるところにモスクがありますが、やはりどこも非ムスリムは入れません。
そんな中、ヨルダンでほぼ唯一といわれる外国人でも入れるモスク
ブルーモスクことKing Abdullah I Mosqueに行ってきました!
地球の歩き方によると入れる時間は決まっているそう。今後行く方は事前に確認したほうがよさそうですね!私は15:30-16:30にいきました。
こちらも近所の人が普段から礼拝に来るモスク。その人たちはメインの立派なエントランスから入りますが、非ムスリムの観光客はVisitors' Entranceの標識の通りに歩き、裏のお土産屋さんから入場します。
入ってきょろきょろしていると、スタッフのお姉さんが声をかけてくれました。2JD(今のレートで約400円)払うと、奥の部屋に案内されます。
奥の部屋で、肌を覆う真っ黒な服を上からかぶりました。
女性は髪を隠すフード付き。男性もフードがない黒い服を着ます。
着替えて出るとチケットとパンフレットをもらえて、あとは自由!
写真撮影もOK!
中にはモスクだけではなく博物館もあり、モスクの名前にもなっているKing Abdullah I のゆかりのものが展示してありました。
観光地化しているものの、中にはお祈りをしている人がたくさんいて、神聖な空気が漂っていました。
イスラム教徒ではない私ですが、長い間人々に大切にされてきたモスクの荘厳さに感動しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1669752465422-P7eXjxXelS.jpg?width=800)
モスクと言えば!はじめはびっくりしたアザーン
モスクからは礼拝の時間にアザーンという呼びかけが流れます。
1日5回だそう。
朝早くから夜遅くまで流れるのではじめは毎回驚いていましたが、もう慣れて朝も起きなくなりました笑
鳴っていることも気にならなくなってきたのですが、スピーカーで家族や友達と電話していると「なんか鳴ってない?」と言われて気づきます。
慣れって怖い。
ちなみにヨルダンはリベラルなイスラム教徒も多く、毎回お祈りをしないという方も結構います。
金曜休み、日曜出勤
イスラム教徒にとって金曜日は大切な礼拝の日。
国際機関とはいえ、国連のヨルダン事務所も例外ではなく、私のオフィスも金曜がお休み、その代わりに日曜日に出勤しています。
お店も閉まってしまうことが多いので、買い物に行く際も要注意です。
![](https://assets.st-note.com/img/1669752507229-bxiqkYddd4.jpg?width=800)
豚肉、お酒は原則NG。だけど食べれるところも
ムスリムが豚肉やお酒を食べないのは有名な話。
でも、外国人の多いアンマンでは食べられるところもあります。
お酒は夜営業しているレストランやカフェでいただけます。ビールやワイン、蒸留酒など、ヨルダンで作っているお酒もたくさんあるんです。びっくり。
![](https://assets.st-note.com/img/1669753870971-87hjmxxGvL.jpg?width=800)
お酒より豚肉の方が見つけるハードルが高く感じています。
スーパーのお肉コーナーにはもちろんないし、ソーセージやハムもチキンやラムの物ばかり。豚骨ラーメンも売っていません。
驚いたのが、アジアンマーケットで買ったカレールーの箱に書いてあったレシピ。
日本の会社の商品のはずなのですが、材料の欄に牛か鶏かラムと書いてありました。ラムが入って豚は入らないんだ!
同じパッケージかと思いきや、ちゃんとアラブ圏向けにアレンジしていることに少し感動しました。
日本で育った私にとって、宗教ってすごく難しい。
漠然とよくわからないものという認識と、最近日本でたびたび報道されていたネガティブなニュース(イスラム教は関係ないけれど)や過激派によるテロ、女性に対する規制などなんとなく少し怖い印象、それに加えて色々知ろうにも話題にしづらいトピックということもあり、自分からは遠いものと感じていました。
でも、ヨルダンの人たちにとって、宗教は古い風習でも発展とともになくなっていくものでもなく、発展しても文化として生活の中に残り続けるものなのだと、こちらに来て気づきました。
挨拶や日常会話にも、たびたびイスラム教由来の言葉が登場するんです。
例えば、「アッサラームアライクム」。
「こんにちは」くらいのノリで使うらしいけれど、元の意味は「あなたの上に平安がありますように」という意味だそう。
他にも、ヨルダン人がよく口にする「インシャ・アッラー」は「神が望めば」という意味。
Wikipediaによると、イスラム教徒が未来の出来事について言及する際はそれを使うように命じられていて、起き得ない事柄を意味する皮肉な文脈に付け加えられたり、招待を柔和に断る方法として用いられたりすることがあるそう。
後半は「行けたら行く=行かない」みたいな感じなんでしょうか。
こんな風に日常に溶け込んでいるイスラム文化に触れられるのもヨルダンのいいところ。
文化としてのイスラム教に触れてみて、価値観が大きく変わった気がします。
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