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Xiaomi Smart Band 8 はちょうどいいウェアラブル端末

今回は、Xiaomi Smart Band 8 のレビューと、個人的なウェアラブル端末に対する考え方を述べていきます。


Xiaomi Smart Band 8 を使う理由

私は以前Smart Band 5を使っていました。とても良いウェアラブル端末でしたが、最大2週間持つはずのバッテリーがかなり弱って1日も持たなくなり(実際Smart Band 5 のバッテリーは弱りやすいとよく噂されていた)、新たにPixel Watchを買いました。こちらは中古で17000円ほどでしたが、自分には合いませんでした。返信候補は要らないし使わない機能は多すぎる、(たとえ中古でなくても)バッテリーが数日間持たない、それでいて無線充電非対応で専用充電器が必要なことなどに耐えられませんでした。結局売りました。
Xiaomi Band 8 は5000円もしないXiaomi最新の安価な腕時計型デバイスで、バッテリーは2週間以上持ち、それでいて非常に多機能です。
私が購入したのは、Smart Band 8本体(白バンド)と、追加で緑色のバンドです。2種類のバンドは、ファッションに合わせて何となく使い分けています。

良かったところ

一般的な腕時計型デバイスは数日持てば長いと言われていますが、Smart band 8 は通常使用で最大 16 日間、常時オンモードで最大 6 日間の長寿命です(公式サイトより)。これが私がSmart Band 8 を選んだ最大の理由です。充電は、毎日お風呂に入ってるうちの数日に一回で十分です。それでいて一般的なスマホと同じく60Hzで、ヌルヌル動きます。あと一般的な腕時計やウェアラブル端末とは違って本体が細い(横2.2cm程度)ので、常につけていても邪魔になりません。
私が特に気に入った機能は、DND(非通知モード)のスマホ同期。スマホを触りづらい環境で通知を切り忘れたとき、Bandを触ってスマホを非通知モードに設定できます。逆にスマホでDNDにしてもBandの通知が無効になります。Android11以降に対応しています(iOS非対応の機能)。
もちろん、一般的なスマートバンドとして不足はなく、一通りの機能が搭載されています。私はその中ではタイマーやストップウォッチ、運動の記録を主に使っています。防水機能があるので、スポーツ中、なんならプールでも使うことができます。
ちなみに私はやっていませんが、なぜかウォッチフェイスでゲームもできちゃいます。暇つぶしにいかがでしょうか(?)

Xiaomi公式より。

悪かったところ

メモ機能やリマインド機能が独自アプリ(Mi Fitness)でしか管理できず、例えばGoogleカレンダーやToDo、Keepといったメジャーなアプリと同期できないので、使っていません。もちろん他アプリと同じく通知は来るのですが、何を書いてあるのかを閲覧することはできません。スケジュールの同期は MIUI スマートフォンと iOS カレンダーアプリでのみサポートされています。Xiaomiのスマホを使え、というメッセージでしょうか?
また、NFCやFelicaは流石にこの小さいボディには載っていません。
もし腕時計型デバイスでそれらのような機能を使いたいのであれば、(お手持ちのスマホがAndroidなら)Wear OSが載っているPixel WatchやGalaxy Watch、Germinなどのデバイスをおすすめします。

Xiaomi公式サイト

私は公式アプリから購入しました。購入はサイトからでもアプリからでも可能です。Xiaomiの出している他のウェアラブル端末が知りたければこちらから。

Smart Band 8 の性能詳細はこちら。ここから購入もできます。

公式のストラップは、他にもいくらか種類があります。あなたのファッションセンスが問われます。
ランニング用と首から下げるタイプは謎です。使ってる人をネット上ですら見たことがありません。況やリアルをや。

そもそも、ウェアラブル端末は、本当に必要?

そもそも手元にスマホがあるのに腕時計型デバイスって必要なの?

そもそもウェアラブル端末でできることのほとんどはスマホでもできます。
スマホでも時間は分かります。
Apple WatchにFelicaが載っていても、日本版のiPhoneにFelicaが搭載されていて役割が被ってしまいます。スマホという空前絶後に超絶怒涛に多機能で便利な物があるのに、本当に別の高価なデバイスを腕につける必要があるのでしょうか?
正直、大学で腕時計型デバイスをつけている学生はあまり見ません(しかしなぜか教授はよくApple Watchをつけている)
ただ時間が分かるだけで良いのなら、普通の腕時計を買いましょう。ビジネスシーンでも気にすることなく使えます。
ウェアラブル端末は充電が必要、しかもApple Watchなど多くの端末はスマホと同じ頻度で。このせいでバッテリーという心配事が増えてしまいます。しかし、Xiaomi Smart Band 8 のバッテリー寿命は、6~16日です。これは前述の通り私がそれを買う大きな決め手となった性能です。短期間な合宿や出張であれば、充電器を持ち運ぶ手間は不要です。XiaomiやHUWAEIのウェアラブル端末はバッテリー持ちがかなり良いので、非常におすすめです。普通の腕時計なら電池持ちが年単位だったりソーラーパネル搭載だったりするが。
私にとってのウェアラブル端末は、腕にちっちゃいスマホを載せているというイメージです。

それを踏まえて私達がウェアラブル端末に求めるべきこと

それはもちろん、スマホではできないことです。健康管理はその一つです。スマホを見なくても通知が見れる、音楽の操作ができる、ということが魅力だと思うのなら、もちろんそれも一つ。カメラのシャッターを切ることができるのもまた一つ。ファッションになるのも一つ。貴方にApple Watchなどほどの多機能過ぎる高級なウェアラブル端末が本当に必要なのか、一度冷静になって考えてみましょう。
Smart Band 8はちょうどいい塩梅で、たった5000円で手に入る、スマホと被る機能の少ないシンプルで良いデバイスだと思っています。

(ド偏見)スマホ企業がウェアラブル端末を売る真の理由とは?

これは私個人が勝手に思っていることですが、それはただ一つで、自社のスマホを使い続けてもらうこと。
Apple製品に関しては、かなりその傾向が強いです。Apple WatchはiPhoneでしか連携できません。「あぁ、Pixelに機種変更しようかな~」とか思っていても、手元にあるのはiPhoneと、Androidでは管理できないApple Watch。売るのが面倒であったり、Apple Watchが生活に溶け込んでしまっていたら、スマホだけではなくウェアラブル端末をも乗り換えなければならないことで、更に抵抗が生まれるでしょう。ついでに、MacとiPhoneの相性は抜群。となれば、iPhoneの中でどれがいいかな~、という選び方になってしまいます。Androidが突然入り込むなんて到底できません。
Android系の企業が出しているウェアラブル端末についてはその傾向があまり強くはないですが、Smart Band 8 はXiaomiのスマホと相性抜群であったり、HUAWEIも、Googleも、Galaxyも、Nothingも、企業を揃えたほうが何かと便利になるようです。

ちなみに私は現在海外版のGalaxy S21+にSmart Band 8 をペアリングして使っています。Galaxyからこの程度の安価なウェアラブル端末をFelicaだけ載せて出してくれたらいいのに…。


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