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行動経済学で生産性をあげる3つの方法:ナッジ
まとめ
ナッジの実用例について、私なりに3つあげています。
日常生活で先延ばしがちなこと(片付け)では、通路に片付けるものをおく
タブレットを使用することで、あえてシングルタスクに集中する
動画サイトを勉強もので埋め尽くす
はじめに
ナッジ(nudge)とは、強制などをせずに、ひとが、いいと思われる選択・行動をできるようにする、という意味の行動経済学の用語です。
その実用例は、あちこちにあります。
列にならぶときに、線があれば、それに沿うようにしませんでしょうか。
今回は、面倒くさがりな私が、生活における、ナッジといえる変な例を2つお示しします。
ナッジの私的な例 3つ
1. 片付け・ゴミ出し
ものを使ったあとに、もとにある場所に戻す、というのは子供にも教えるような、大事なことと思われます。
ものはエントロピーが増大するものだ、とか自分に言い訳していた時期もありました。
これを、ナッジで解決しようとすると、
片付けだと、自分のいる場所から、片付けるべき場所に行くまでの通り道に、片付けるべきものをおいておく。
リビングにいて、洗面所に片付けるなら、リビングの入り口や通る廊下に、おいておく、という感じです。いやでも、通るときに、ものをとって片付けます。
同じ原理で、ゴミ出しもそうですね。
意外と忘れそうになります。
玄関のドアのところにおいておく。すんなり外出時に出せますね。
2. 勉強面
パソコンを使って勉強することを考えます。
画面を左右にスプリットして、片側で参照資料・テキストを開きながら、聞きながら、片側でノートに要点をメモしているつもりが、知らぬ間に、片側の画面がネットショッピングになったりします。
勉強をタブレットにすると、この同時に、左右でなにかする、が格段に少なくなります。
というのも、タブレットをわざわざ2画面に分割しないからです(10インチ程度だとの話です)。
タブレットは、シングルタスクに向いているというのを逆手にとってしまうわけです。
タブレットのアプリで、オンライン講座などを聞くと、メモするのに、別ウインドウができて、そのたびにレクチャを止まる、など、ちょっと使いにくい面もあるかもしれません。ちょっと生産性は下がるかもしれません。
それでも、マルチタスクで脱線することを考えると、ずっと集中できると考えるわけです。
3. 動画サイト
ここまで来るとやりすぎだとという感じはあります。でも、やります。
もちろん、エンターテインメントとして、趣味のことの動画もたくさん見ています。
そんな動画サイトですが、とんでもない使い方ができそうだと気づいてしまったので書いておきます。
動画サイトは、アルゴリズムの中で、一度見た動画、お気に入り、保存している動画に関連するものをおすすめとして提示するのは、周知の事実です。
みたいものをどんどん見れるわけです。
これを逆手にとります。
勉強に関するキーワードを入れて、その動画を少量みてみる。
そうすると、その後に出てくるおすすめ動画は、そのキーワード関連のものになります。
いやでも、勉強しないといけないようになってしまいます。
楽しいことも、抜け出せなくなる。同じように、勉強も抜け出せなくなるというわけです。
また、見れば見るほど、自分へのアルゴリズムが強化されて、いい意味で、自分を自分で追い込めます。ある意味、自然に。
この方法のリスクは、勉強の途中で、楽しい動画がたまたま出てきて、それをみてしまうと別のスパイラルに移ってしまうことです。
何か役に立つことがあれば、読んでいただいた甲斐があります。
自分を、やるべきことが終わるように、どんどん向けていって、できる限り楽にことが片付くようにしていきたいものです。
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