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空色の涙で頬を拭う

「事実は1つ、解釈は∞」

人はある1つの事実をじっと見つめた時、それに対する∞個の解釈の中から、好きなものを選び出す自由を持っている。そうして選び抜いた解釈を駆使し、自らの生きる道しるべを築くことができる。

何食わぬ顔で道を行く、すれ違っても忘れてしまうような人たちにだって、それぞれの過去がある。それでもみんな、毎日必死に腕を振り、それぞれの道しるべに向かって歩いてる。

だからこそ、

過去の事実をひけらかして、自分を語ろうとするのはもうやめよう。

死んだ記憶を取り出して、自分語りの材料にするのはもうやめよう。

僕が出会った尊敬できる人たちは、自分なりの解釈を持っている。
出来事から何を得、何をしたかを語ってる。
ちゃんと道しるべを敷いている。

自分も、そうなろう。
自分自身で、自分語りができるようになろう。

そのために、

迷ったら、行動しよ。
感じたら、語り合おう。
考えたら、言葉にしよ。

そうして見上げる空の青さは、いったいどんなふうに映るだろう。


空色の涙で頬を拭う。