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【相談】貸した金が返ってきません!!

【相談】25歳男性
お金を20万円知人に貸しました。返ってきません。とても腹が立っています。
知人は会社の元同僚です。転職する際に一時的に資金が必要なのでということでした。
ご存じの通り、自己都合で退職した場合は失業保険もしばらく出ませんし、退職金自体も、税金を差し引いたりするなどの関係から、退職してからすぐにキャッシュとして支払われることは少ないです。
そのため、引っ越しの敷金礼金や、新しい仕事が見つかってからの給料が出るまで貸してほしいということでした。

当時私は20万円くらいいいかと思っていたのですが、今度私が結婚などで資金が必要になり、その20万円を早く返してほしいと思うようになりました。もうその知人は働いており、20万円くらいの貯金はあるんじゃないのかなと思っているのですが、返してもらえません。
なんとか返してもらいたいのですが、どうすればよいでしょうか。

【ななにいに@メンタル兄貴の回答】
「忘れましょう」これが私の回答です。
返ってくることを期待して貸してはいけないのだと思います。いい勉強代だったと思えばいいでしょう。20万円でその経験ができたのは逆にリターンの方が大きかったのだと思いますよ。
数千万円の借金の保証人になったりする前にそのくらいのお金で経験出来て良かったじゃないですか。

あなたは多分三つの感情が渦巻いているのだと思います。
1、当座の資金繰りの心配
これはあなたの事情を詳しく知らないのであまり有効的な言及ができませんが、20万で資金のショートをしてしまうのであれば、分割返済のカードローンを使ってもいいんじゃないでしょうか。金利18%くらい取られるのは結構いたいですが、毎月1万円ずつくらいボーナスまで返済しておいて(ほとんど金利ですが)、あとはボーナスが入ったときに返してもいいんじゃないでしょうか。
実際は百万円以上必要となった場合、保険の契約者貸付、上場企業にお勤めであれば持株会を一旦証券口座に移したうえで有価証券担保ローンを使うことはお勧めします。それはなぜかというと基本的に金利は元本に組み込まれるので、毎月の返済がいらないんですよね。返せるときに返せばいいんです。資産が全くないのであれば、その数百万円の出費は我慢するしかないでしょう。まずは資産を作らないといけません。
新約聖書にある通り「誰でも持っている者はさらに与えられて豊かになり、持たない者は持っている者まで取り上げられるのだ」ということでしょう。

2、貸してしまった自分への後悔
これは先述の通り解釈を変えるしかないです。過去を呪っても仕方ありません。20万円であなたは大きな気付きを得たと解釈を変えるしかありません。
さらに深く、自分の性格上の欠点のどれが出たのかを考えましょう。
「知人に嫌われてしまうのじゃないかという恐れ」「貸さなかったことで後悔するんじゃないかと思った恐れ」「自分に余裕があることを見せたかったた不正直さ」「恩返しがあるんじゃないかと期待した利己心」「相手を下に見たかった身勝手さ」などあげればきりがないと思います。そこがなくなるように常に意識しましょう。意識し続けることで、ひとつひとつの言動を注意するようになります。
変えられないものは変えられません。そして、過去の自分についての後悔は知人の方への恨みに変わっていることと思います。それはあなたを苦しめることになるでしょう。

3、知人への恨み
あなたはお金を返さない知人を恨んでいることでしょう。恨むということは、ずっとその人のことを考えているということです。
家賃も取らずにその人のことを頭の中に住まわせていることになります。あなたはお金も返してもらえず、不当に誰かに大切な脳みそを貸してしまっているわけです。これは大変愚かなことだと思います。

あなたの頭の中から彼を追い出すためには以下のステップを踏みましょう。
1、今回の事案において自分の失点を分析する。それは先述の通り自分の性格上の欠点を見つけることです。そして紙に書き出してください。

2、彼に連絡を取ってください。できれば会う方がいいでしょう。相手が会いたくないというのであれば電話などでも構いません。そして、その借金を返さなくていいと言うのです。そのときにはすでに自分の落ち度もわかっているので心から相手にお金を返さなくてもいいと思うことができるようになっていると思います。

3、彼を許してください。そしてこれからも友好的に接してください。ここで相手と縁を切ってはいけません。たまにゴルフをしたり、結婚式に呼んであげたりするんです。
あなたは心の奥底では彼に対しての不信感や悔しさが残っていることと思います。すこしは残置物は残ります。ですので、彼との関係を切らないこと、それは彼に対する復讐となります。
彼はあなたから連絡をもらうたびに、一緒に回るゴルフの日程が近づくたびにあなたのことを思い出さずにはいられなくなります。つまり、あなたは彼の頭の中に家賃を取らずに済むことになるんです。
特に、恩赦をしたからといって上からではなく、対等にこれまでと同じように接することによって逆に彼の中で罪悪感が燃え上げるのです。たとえ、罪悪感が小さな火の粉になったとしても、あなたのことを思い出すたびにその感情は再び大きな炎に変わります。そのうちその罪悪感に耐えきれなくなってお金を返してくれるか、何年後かにあなたを助けてくれるでしょう。まあ、善い人格を手に入れたあなたにとって、その時20万円は大した金額になっていないかもしれませんが。

そして、特に最初に利子の取り決めをしていなかった場合、利子も受け取ってはいけないでしょう。善意の利子を受け取ることであなたは彼に貸しを作ることになるからです。「その利子分で飲みに行こうかとでも言って一しぃにいい店に食いに行けばいいのでしょう」そうすれば円満にチャラとなります。

私もお人好しで何十万円も泣き寝入りしてきましたが、しばらく経ったら不思議と貸したお金なんてどうでもいいと思うくらい暮らし向きがよくなっていたり、貸した金が返ってこなくてもどうでもよくなっているもんです。

でも、「リトルななにいに」は彼らの頭の中に何年たっても家賃を取らずに住み着いているのです。

ご相談、ご質問はななにいにtwitterまでお願いします。

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