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冬期自主トレ期間レビュー

冬期自主トレ期間のレビューをしてみる。自主トレ期間を終えてチームと合流しておよそ1週間が経過、自主トレの成果がおぼろげながらみえ始めた。結論として、冬期自主トレ期間のアプローチは概ね正しかったのだと思う。まだまだ小さな芽が出始めたばかりなので、これからも自信をもって継続したい。

もともと冬期自主トレ期間に入る前に考えたアプローチは以下の通りであった。

  • 正しい身体操作を身につけることを狙いとして、柔軟性UP+関節や骨のアライメントを矯正して上半身と下半身の筋肉を連動させる。またインナー優位の身体の使い方を身につける。必要に応じてトレーナーの力を借りる。

  • プレーはフォームをつくることとに主眼を置き、まずは止まっている状態で正しいフォームを癖付ける

  • 体力に関しては低酸素トレーニングを中心に据えて強化する

  • 1人ではなく複数人でトレーニングを実施して試合に近い形式でパス&シュートを入れるカタチもつくる。

特に効果が出たと思うのは、柔軟性アップとアライメントの矯正を通じてインナー優位の筋肉の使い方を目指すアプローチだ。フィジカルを強化したいと考えるならば、ウェイトトレーニングに比重を置くのがいままでのやり方だった。しかし昨年度、数々のトレーナーと話す中で可能性を見出したのが、インナー優位の身体の使い方だった。インナー優位で身体を使えると、少ないエネルギーで強い力が出る。すなわち筋肉のストレングスのみならず持久力も含めて身体能力が強化される。

 インナー優位の身体の使い方をすると一言で言っても実践するのはとても難しい。自分がインナー優位の身体操作を身につけるにあたりぶち当たった壁が、身体の硬さとアライメントの悪さだった。身体が硬いと余計なところに力が入る。また、アライメントの悪さが余計な力を入れてしまう。そして余計なところに力が入るからどんどん身体が固くなっていく。まさに負のスパイラルだ。これがシーズン中ならば、十分な回復をする前に次の試合に向かうことになって当然だろうな、などと気がついた。オフ期間は徹底的に筋肉の柔軟性を引き出しアライメント、特に足の裏・足の指のアライメントを矯正することに力を入れた。ある程度、成果は出たと思っている。

 足の裏・足の指のアライメントを矯正することは、新しい身体感覚を切り拓いた気がする。なんというか、体重がしっかり乗る。体重がしっかり乗るから次の動作への移行がスムーズになる。すなわちスピードが増す。なぜいままで取り組んでこなかったのだろう、と不思議なくらいに効果を感じる。まだまだ正しいアライメントを100%実現出来ているわけではないけれど、また新しい感覚を拓くために引き続き取り組んでいきたいね。

 プレー中にインナー優位の身体操作を引き出すために自分が工夫していることは、手足の指先に意識を向ける&指先の力を意図的に抜くことだ。手足の指先に意識を向けて指先の力を抜くと胴体の奥深くを起点として身体を使えやすい、と気がついたからである。これが他の人にも再現可能な工夫なのかは分からないけれど、自身にとっては有用な気づきであった。

 正しい身体の状態をつくると正しいフォームにつながるということを仮説としてもっている。つまりまだ実現していないけれど、このまま感覚を磨いていけば正しい身体が正しいフォームを導き出すのではないかと考えている。この冬期自主トレ期間における身体改造計画はある程度の成果を感じることが出来てはいるものの、それが技術向上にまで十分に波及してきていない、というのが正直なところだ。まだまだ道半ばということだな。

一方で、持久力向上という点については一定の効果を感じている。いままで余計な力を入れて身体を動かしていたのだなあ、なんて非効率なんだ、と心底思った。持久力向上は低酸素トレーニングを中心にアプローチをする方針で実際に何度か同トレーニングに取り組んだのだけれども、効果が出てきている要因が低酸素トレーニングなのか、それとも効率的な身体操作を身に着けたからなのか、正確なところは分からない。

やりたいことを100パーセント取り組めた訳ではないけれど、概ね及第点と言っても良い内容だったと思う。

食事にも気をつけたいところだったけれど、親戚などへの挨拶回りが重なり、トレーニング特化型の食事を実践出来なかった。食トレに関してはシーズンオフに取り組むには不向きだな、と考えた。

身体改造計画はまだまだこれからも続く。

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