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なんで

仕事を5日間こなした僕の身体はクタクタで何もする気が起きないはずなのに、君から「今から会えない?」って言われた。                  もう帰って寝たいはずの疲れきった僕の身体が一瞬で君の元へと向かおうとする。             さっきまでの疲労はどこへ行ったんだ?と不思議で堪らなく考えたがる僕と君に会いたくて堪らない僕がいる。

電車を降り、改札へと向かっていると1件のLINEが僕をセンチメンタルにさせる。                               「やっぱり行けない、彼氏が面倒くさくてごめんね」                           はぁっと大きい溜息をし、渋々帰ろうとしたがこのまま帰っても気持ちがモヤモヤするじゃないか酔い潰れてやろうとやけくそになった。                 

君に彼氏がいたのは知ってたよ?            でも、好きなんだ。この気持ちを変えようとしたけど変えれない貪欲な僕がいてごめん。                 もう呑みまくって君に「大丈夫?」って言われたい人生だった。

今頃、一緒にご飯を食べて色んな話をしてたはずなのになんで僕は1人で疲れきった身体にアルコールを入れてるんだろうか?                                    君から連絡が来ない夜はまだつまらなくて、退屈で、時間が全然進んでくれなくて、涙が止まらないそんな夜なんだよ

いつになったら吹っ切れられるだろうか、そんな事を思いながら会計をし君の好きな曲を聞きながら歩く僕はまだ君から離れられないみたいだ。     

君が好きだった物を全部僕は好きになれる自信があるのに、なんで僕じゃないんだろう。                 考えても分からない、、あぁもう家に着いたのか   部屋に入って速攻で着替えて夏の夜に吹く風が心地よく癖になりそうだ。                冷蔵庫から缶ビールを出し君の好きな曲をまた聴きながら黄昏れる深夜1時。                      その時間が堪らなく心地よすぎて僕はこのまま寝てしまおうと思ったよ。      

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