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何を教えるのか?どのように教えるのか?より大切なこと

せっかく講座に参加したのに、何を学んだのかイマイチ明確に答えられないという経験はあります?

妻がセミナーに参加して帰ってきたときに、
僕「今日どうだった?」
と聞いても、
だいたいは、
妻「うん、楽しかったよ!」
みたいな答えが返ってきます。

よかったね〜と思いながらも、
僕「今日はどんな学びがあったの?」
と重ねても、
妻「え?えーとね、(ノートを出してパラパラ見る)、何だったかな…」

よくある我が家の光景です。

講師の立場で講座をして、受講生さまからこんな感想があったら、白目向いて倒れたくなっちゃいますね。

でもそれ、
もしかしたら講座の内容に問題があるのではなく、ちょっとした要素が足りていないだけかもしれないです。

講座をつくるときには、
「何を教えるか」What
「どのように教えるか」How
を考えます。

でもこれだけだと足りない。
楽しかったね、だけの感想になっちゃうかもしれない。

もっと大事なのはWhy
なぜそれを教えるのか?
受講生はなぜそれを学ぶ必要があるのか?

この視点が講座設計に大きな違いをもたらします。
ただの情報伝達ではなく、
目標達成型の講座設計になります。

大事なのは受講生自身にも
「なぜ学ぶのか?」を考えてもらい、
「何を得られたのか?」をまとめる
「まず何からするか」を宣言する時間をとること。

簡単に取り入れられる方法としては、
講座の始まりに
「今日の講座が終わったときにどうなっていたら最高?」と、
終わったときに望む姿を考えてもらうこと。

これが「私はなぜこれを学ぶのか?」を
自分で探してくれます。

さらに、

講座の終わりに
「今日の学びをもとに、まず何からやってみる?」と
アクションプランを考えたり、
最初の一歩としてベイビーステップを宣言してもらうこと。

一番最後には
「今日あなたが得たことは何ですか?」と
何を学んだのか、どんな気づいたのかなどをシェアしてもらう。
「今日の学びをあなたなりに教えてね」と
先生役になったつもりでアウトプットしてもらうのも効果的です。

講座の内容を大きく変えなくても、
受講生自身が学びを発見して行動にうつせる
魔法の質問ですね。

講座設計時にも大事なようなので、
講師自身もWhyを考えておく必要は大いにあります。

「なぜそれを教えるのですか?」
「受講生はなぜそれを学ぶ必要があるのですか?」

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