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学び方のコツを学ぶ(認知的方略)

バラって漢字で書くことできますか?
難しい漢字の代表例的な立場の文字でもありますよね。

ぼくは漢字検定の試験官をやっていたくせに
あまり漢字が得意ではないのですが、
バラは書けるんです。

10年以上前に受講した
マインドマップの講座の中で
バラの漢字の覚え方のコツを教えてもらう機会がありました。

これは文字にストーリーをつけるというもの。
薔薇
「バラはやっぱり草ですね。土の中に人が2人回ってます」
「薔薇のラも草ですね。その下には微妙の微と、微妙に違う。山の下に一を忘れずにね」

これで忘れられなくなってしまいました。
ストーリーにして覚えるというコツは他の文字でも使うことができます。

さて、
こうした学び方のコツっていろいろありますよね。
語呂合わせにする(スイヘーリーベボクノフネとか)
歌にしてみる
要素に分解(ダイアログはダイアルとロゴス、議論を交わすとか)

自分の学習過程を効果的にするための力。
これは暗記科目でもなければ、公式に当てはめて考えるような応用科目でもない、特別なスキルです。
自分なりの学び方を学ぶ。

難しい言い方をすると、
認知的方略といいます。
(参考 ガニェの学習成果の5分類より認知的方略)

習得するとそれ以降の学びが加速するので、ぜひとも意識的に取り入れたいスキルです。

講師が例として提示することもあれば、学習者自身に考えてもらうアプローチもあります。

コーチ的な関わり方で引き出してみるのもいいですね。
いちいち
「なんでこれが大事なんだと思う?」
「上手くいかせるために何を意識する」
やってみて、
「うまくいった?何で成功したのかな?」
「次も成功せるために何意識する?」
「上手くいかなかった?それは何でだと思う?」
「次はどうしたい?」
「結局ここでのコツは何だった?」

自分で考えてもらう。
無意識にすっと通り過ぎてしまう成功のコツや、失敗からの学びと次への意識を、問いかけや関わりを持って提供してみる。

学び方を学ぶ機会が大事ですよね。
学び方を与える。

「どんな学びのコツを知ってます?」

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