見出し画像

キャップ野球の公式ルールの紹介

キャップ野球、名前は聞いたことあるけどルールは知らない…
動画を色々見たけどちょいちょい違うくない?

そんな声をよく聞きます。 実際、キャップ野球とググっても色んなサイトが出てきて且つ、正確なルールを記載しているサイトはなかなかありません。


今回はキャップ野球歴2年の私が現在主流のルールを紹介します。
この記事では野球とは異なるポイントを太字で表示します!


キャップ野球は基本的に5人vs5人のベースボール型競技です。
使用する道具はキャップ、プラバット(公的大会ではウィッフルボールのバット)です。基本的にグローブは必要ありません

野球と同じく、ベンチに補欠メンバーを待機させ、試合中に選手交代をすることも可能です。

両チームは先攻・後攻を決めて、守備と攻撃を交互に6回まで繰り返し、合計点数の高いチームの勝利です。


守備位置はピッチャー・キャッチャー・ファースト・サードの4つのポジションで構成されます。 守備には就かない打者専門のポジションとして、SB(substitute batter)という役割もあります。


攻撃側は野球と同じく、1番から5番までの打順を定め、順番に打席に立ちます。

ストライクゾーンの定義とSBOのカウントも野球と同じく、4つのボールでフォアボール、3つのストライクで1アウトとなります。


さて、ここからが野球とは大きく異なってくるポイントです。
それは、フィールドの寸法と安打判定の方法です。

まずはフィールドの寸法です。以下の画像をご覧ください。

画像1

こちらは令和元年8月に開催された全国大会、「桜咲く佐倉蓋ざんまい」の公式寸法です。 令和元年10月現在ではこの寸法が主流となっています。
 なんと野球の内野より小さく、ソフトボールの内野とほぼ同じくらいの大きさというコンパクトさです。

そして、左右両ファールラインとマウンドを垂直に結んだ線から前を「アウトゾーン」それより後ろを「ヒットゾーン」と定められています。
キャップ野球の安打判定は打球がどうやって「ヒットゾーン」へ到達したか、を基準にされます。 以下の画像をご覧ください。

画像2

●打球がアウトゾーンで留まるとアウト
●打球がヒットゾーンに留まるとワンベースヒット
●打球がフィールド内でバウンドしてフェンスに当たるとツーベースヒット
●打球がノーバウンドでフェンスに直撃するとスリーベースヒット
●打球がノーバウンドでフェンスを越すとホームラン
となります。

アウトの種類としては、
●三振する
●ゴロをアウトゾーン内に留め、捕球する
●フライをノーバウンドで捕球する
があります。
走者は仮想なため、ダブルプレーは存在しません

基本的なルールはこれだけです。非常にシンプルで分かりやすいルールなので老若男女楽しめるスポーツと言えます。


また、全国大会などの正式な試合では応用ルールとして「パスボールルール」が適用されます。

パスボールルールとは、投手が投げた蓋が捕手が捕れず、捕手の後ろに引かれたパスボールラインを越すとランナーが1つ進塁するというルールです。

キャップ野球は野球と比べると容易に大きな変化球・速球を投げることが出来るため、捕手が捕れる程の制球力が無いと試合が成り立たないということが危惧されます。
捕手が捕れるという動作を制球力の最低ラインとして定めているわけですね。

基本的なルールは以上となります。
現在一番詳しく説明されていると思われるルールブックは関東で運営されているキャップ野球リーグ、「関東キャップリーグ」のものがあります。(ルールブックをダウンロードすることも可能です。)

先程も述べました通り、とてもシンプルなルールですので熟練度や楽しみ方によって様々なアレンジも可能なんです。
是非これを機にキャップ野球を始めました!という人が出てきていただければ幸いです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?