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朝ドラから思う「母と子の愛情のすれ違い」


朝ドラ
カムカムエブリバディ見てますか?


私は何度も胸が締め付けられて
涙が込み上げて
苦しくなるほど
心に深く深く突き刺さるものがありました


激動の時代

自分の夢や自分らしく生きたいと
願っても
戦争や時代の価値観に
翻弄されていく

それでも必死に
もがいて生きる安子の強さや
子を想う母の心

全てが思い通りにはならない時代でも
前を見て明るい未来を夢見て
頑張って生きてくれた
先代の方々がいるから
今、私達はこうして豊かな時代を
生きていれる、
そう想うと本当に
心打たれます


特に
大切な大切な娘るいの為なら
何だって出来ると
もがいていた安子が
るいの為を思って離れるという展開

安子はるいを自転車に乗せたまま
事故に遭ってしまい
るいの額に怪我をさせてしまう

安子はるいを大切に想うがあまり
自分といるより
環境の整った場所にるいを託す決断をする


いつか
るいの怪我を治す為のお金を貯めて、
絶対にるいを迎えに行くんだと誓って


幼いるいからしたら
「何故お母さんは私を置いていったの?」と
疑問に思う

たまたま聞いた女中に
「お母さんはあなたを育てる事を諦めたのだと思います」
と吹き込まれてしまう


この展開がどうしても
自分と重ね合わせてしまう

自分が重ね合わせるなんて
おこがましいくらい境遇としては
違うけど


どうしても
あの一言は、るいにとって
どれほど深い傷になるか、
と考えて胸が苦しくなる

その後も様々な行き違いで
親子の心はすれ違ったまま

生まれてから
いつでもるいの為を想って
あんなに愛されていたるいでさえ、
たった一言で
母の愛が無かった事になってしまう


そんなあまりの儚さを思うと
「私もそうだったのかな?」と思えてくる


私は祖母に
「あなたが生まれた時、男の子じゃなくてみんなガッカリした」

私が幼い頃
何か我がままを言った時
言う事を聞かせてようとした祖母に
嫌味のように聞かされました


私はいらない子だったんだ

私は望まれない子なんだ

普段は優しいお父さんやお母さんも
私が生まれてガッカリしたんだ

私はあの2人の負担なんだ、、

そう思った時の心の傷
いまでも当時のまま
すぐ思い起こせるくらい
深い深い傷となって
残っています

ずっーと心の傷として
信じて生きてきたから
自分は愛されるとも思えず
人間の基盤である自己肯定感は
皆無で
生きてきました


だから人間関係も苦しいし
生きづらかった


大人になってから
ようやく
怖くて話せなかった事を
母に直接話してみたりして
少しずつ
「そうじゃなかったのかも?」
と思えるようにはなってきたけど
やっぱり完璧には今でも思えません


母は
口下手だし
愛情表現が苦手だし
反応も薄いし
受け止める事もしてくれない


それでも
母にとっては
料理を作る事や
習い事をさせる事
塾に行かせる事
いい学校に入れる事

自分がしてもらえなかった事を
私にする事が
母なりの不器用な愛だったんだと
少しずつ少しずつ思えるようにはなってきました


心から
私は愛されて育ったんだ、
と実感する事が
あまりにも少なかったので
未だにピンとは来ない部分も多いけど
少しずつ少しずつ
「それでも愛されているんだ」
とインストールしている最中

私の欲しかった愛情とは違うけど
母は精一杯、それが私の為だと
思ってやってくれていたんだなぁとは
思えるようになってきました


この傷
(自分は母に捨てられたとか
母から歓迎されて生まれてきてないとか
母から心から愛されていない)
というのは
本当に本当に大きな傷で
人間の一番大きな土台な気がします


「私は愛される存在なんだ
ここに存在する事を祝福されているんだ」
そう思えたら
現実世界は全く見え方が変わります


全ての受け止め方が
大きく変わるこの土台
(いわゆる「自己肯定感」ですね)


この大きな土台が無かった私のような人が
大人になってからこの土台を育むことは
親子のすれ違いを紐解く事

親にとっての愛情
子どもの欲しかった愛情のすれ違い

ただそれだけなのかもしれません

時間はかかるけど
幼い頃にそう信じてしまった人でも
いつか母の愛に気づく事ができるといいなぁ
と思います


母はいつの時代でも
子どもを想っています

ただ
母自身が恵まれない環境で育っていて
歪んだ愛情のかけ方しか知らなかったり
心配の方に偏っていたり
お金に偏っていたり、、

色んな偏りはあるけども
それも愛情だった、と気付けたら
少しは心が和らぐかもしれません


そうは言っても
今無理矢理そうは思えないのに
そう納得しようとするのではなく!!

今の感情に素直に
怒りや憎しみや憎悪や
そんな感情をしっかり感じ取り
全て吐き出した上で
(吐き出すとスッキリする)

(先に自分の気持ちを受け止めていないと、他人の気持ちなんて、受け止められないしね)
いつか母と向き合って
心からそう思える日が来るといいなぁと思います

朝ドラではまた来年から
続きが始まりますね

るいが大人になって
この傷をどう癒していくか、
それがこれからとても気になります(^^)

どうしても書かずにはいられないくらい色んな感情が刺激されたので、言語化して、ここに吐き出せてスッキリしましたー!


読んでくださり、ありがとうございます♪

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