5/22 米津玄師「M八七」

 米津玄師の「M八七」のワンフレーズが頭の中でずっと流れている。

君の手が触れた
それは引き合う孤独の力なら
誰がどうして奪えるものか

米津玄師「M八七」

もしも谷川俊太郎の「二十億光年の孤独」からの引用であればだけど、あの一節をさらっと引用する度胸に感服するし、引用されながらはっきりと息づく谷川俊太郎のことばの強さにも感服する。そして歌そのものが引用されたことばと拮抗しながら絶妙なバランスを保っていることに驚く。まったく陳腐ではない。

米津玄師は谷川俊太郎の詩のことばをしっかりと自分の詞のなかに落とし込めているし、その上で新たな世代にことばを受け継いでいっているのだと思う。

…ここまで書いてネットを漁ってみたけど谷川俊太郎「二十億光年の孤独」からの引用というソースは見つからなかった。

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