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superpudding
光は遠くに行くと見えない(短歌20首)
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地上絵をタトゥーとして彫る 僕らには黒歴史がある はるか遠く
ナイフとフォークを外側から使うときに準備された言葉の輝き
うまく言えない (人身事故のニュースへのコメントときみへの告白を)
「I LOVE YOU」とやたらとささやき声で歌う処女のシンガーソングライター
ぼくたちは戦火を知らず戦場のメリークリスマスで泣く ベッドルーム
韻律の上の僕たち・ニュートンのリンゴ なんだっていいのに
天国で鳴っているのは電子音楽 (言葉がない電子音楽)
この場から水平線までのどこから彼方と言うのだろう KISS YOU
ふっおもしれー女、さぁ、息を吐くとあの街中に彼岸花が咲く
気が狂うような永遠の別れが来てしまう夏でも 夏はポケモン!
♢
べつに気にしてないけどと言いながら会話の端々に揺れる脚韻
if I were an angel きっと僕は祈りの回数だけきみを抱く
リリカルに生まれてきた時のことを綴るタイプライター いまから
街に向かうにつれてクレシェンドのかかる歌声 それは愛の囁き
あいしてるとフリック入力する指の動きに合わせて目を動かした
蝶として小手先の美しさで踊る 多くの恋の意味を抱えて
はじまるとおわるし、声にならないと離れてゆくよ GOD SPEED
ラスサビの転調で君は主張する (空調の効いたカラオケボックス)
死にたがってばらにしろい息を吐いた Love is the beginning of death
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カプセルホテルのたった一畳で思った 光は遠くに行くと見えない
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