ソルシエル素体とblenderで自作と言っていいのかわからないアバターを作る①:Blenderでメッシュいじる編
はじめに
ワンオフアバター、羨ましいですよね。
とは言っても資金もコネもなかったので半自作…?いや、0.25自作くらいのアバターを作ってみようかな。というのがこの記事の趣旨です。
使うのはU-Stellaさんからなんと無料で出ているソルシエル素体です。ちょうどいい顔面と肉体がありますね。これは半自作どころか0.25自作ですね。間違いない。
ちなみにこれを書いている人のスキルはUdemyでblenderの基礎操作を一通り把握していて、2回程度簡単な図形からなるモデリングをやって1度だけリギングやった程度です。ちなみにVRCアバターの改変はUnityでやる派です。
長いので記事は分割することにしました。
やってくぞ
まずは方針を立てる
方針を立てずにやるなんて割と愚かなのでどんな子を作るか等ざっくり考えます。
自分の場合はVRoidだったりアングラの子ベースだったりL2Dだったり色々する自キャラを作ることにしました。
まぁ自キャラの特徴に寄せていくような感じで作っていくため、とりあえず整理するために要素を箇条書きすると、
オッドアイ、目が死んでる
釣り目とジト目の中間で、三白眼
瞳は属に言う同心円っぽい瞳にしたい!
メッシュ入り黒髪ツインテール
ギザ歯
耳にピアスバチバチ!!
爪にMD_Nail
太眉
こんな感じでした。ここぞとばかりに自分のアバターに盛りたかった要素全部盛りです。欲張りセットや。これが性癖ですね。
服はどうせ改変でお着換えさせまくるので作らない、どうせ配布しないので髪型は技量面の問題からboothで購入した奴を使わせていただく、瞳テクスチャは素材を使うかワンオフで頼む方針でやってきます。ピアスはどっちでもいいかな・・・って感じです。造形ムズくなさそうだし揺れる必要がないため。
顔面改造からやっていこう
という訳で.blendファイルを開いてまずはいじりやすそうな顔面(歯以外)をいじっていきます。
ソフトが全然違いますがだいぶ古そうなClipStudioのmetasequoia講座に既存モデルの顔面を工事する講座があったので基本的にこちらの手順に乗っ取って行っていきます。
結果、
顔のラインがしゅっとなり、眉太く、目のハイライトを消し、釣り目寄りのジト目で三白眼になりました。あと目が少し大きくなってます。いい感じです。
ついでに気分が上がるので備え付けのテクスチャの貼り付け、デフォルトのシェイプキーを調整して貧乳足細肩細にして体形もええ感じにします。
耳ピアス装着、パンツ修正、ウェイト転送
顔のシェイプキーがない都合上歯は後回しにして爪とピアスを装着していきます。
爪はMD_NailのOvalを、ピアスはこちらのピアスを組み込んでいきます。
MD_Nailの爪はちゅるちゅるで超カワイイので大好きです。アバターの素体の爪がMD_Nailだったら超便利なのにねって思ってた(実際そういう製品あります)
・・・とここでblendファイルはウェイトが塗られてないことに気づいてしまった 頂点グループも設定されてなかった
なのでfbxから頂点グループとかウェイトを移植してきます
こちらを参考に
動くようになりました!ヨシ。
ついでにシェイプキー調節によってガバガバになったパンツを修正します。
(ようやく)爪の装着
色々ありましたが爪を装着していきます。痛そうですがまずは生爪を剝がします。足爪もネイルチップにしたくなったので足爪も剥がします。
まず手の爪を付けます。手順としては、
爪.fbxをインポート
移動回転で調整
頂点移動してきっちりはまるように形を修正する
全トランスフォームを適用する
ミラーモディファイアで複製→分離
ポーズモードで該当する指の先端の子にする
こんな感じの流れで手の爪が追従するようにしたら、メッシュを素体と結合します。
足も同じようにやって完成です。
髪の毛仮置き+顔面改造+法線修正
面倒くせぇことは後回しだ!!!!
ということで髪の毛を装着し全体的なイメージとモチベを保っていきます。
今回装着する髪はこれです。
という訳で適当に位置合わせします。
髪の毛をつけるとやはり見えてくるものがありますね。顔面改造します。
目をでかくしたりまつ毛を大幅修正施したり目のテクスチャ依頼すること考えていろいろやったり法線とか頂点をスムージングしたりとかいろいろ手を加えていきます。(顔面改造が主になってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
さて、顔面改造もひと段落したので髪の毛を調整していきます。
髪の毛を調整+装着まで
髪の毛も専用髪の毛ではないので主にベースヘアの調整が必要です。
やったこととしては
前髪のぱっつん感を強める(毛先のメッシュ修正)
ベースヘアの調整(これが七割)
よくわかんないけどボーンでペアレントしたらいい感じに頭に追従してるのでOKです
顔シェイプにいく前に少しばかり問題点をしばく
さて、髪も装着したのでいよいよ最難関であろう顔シェイプとギザ歯化・・・・なんですが、髪の毛を装着するにあたってちまちまやってたら二点ほど問題を確認できたのでそいつをどうにかしばきます。(初心者特有のGABA)
ピアスにウェイトを乗せる(乗せたはずでは・・・??)
爪に隙間ができちゃったから埋める
ついでにピアスのメッシュ削減したい
法線いじる
いらないボーンとか頂点グループを消す
顔面の最終調整
順序としては6→3→1→4→5→2で進めました。
メッシュ削減とか
6については割愛。
3についてはモディファイアではなくメッシュ>形状のポリゴン数削減を使ってポリゴン数をがっつり減らします。結構がっつり球体まんまだったりしたので必須かも~
1についてはウェイトとはいっても塗りつぶすだけなのでそんな難しくなかったです。
法線いじる
4についてですがさんざんいじった顔面とベースヘアの法線をいじりました。
ほぼほぼ手順としてはこちらの記事の通りです。
ただ、ここまでパリパリのセルルックは求めていなかったので最初に転送前のものの法線を整える→転送の際ミックスで転送という形でなんかええ感じにしました。
不要なボーン/頂点グループの削除
ウェイトの乗ってない不要なボーンは(主に髪)該当のArmatureを押して該当ボーンを削除することで消せました。
身体に顔の頂点グループがあったりすると思わぬウェイトの誤作動が起きてたので余分なのはこちらも消します。
諸々消した後正しく肉体が動くかは確認した方がいい気がする
隙間を埋める
まぁ例によってチマチマ作業なんですが、やっているときにこれ爪の穴に合わせて爪を変形するんじゃなくて、爪を置いてから爪の穴をそれに合わせて調節したほうが良くね?と最初から方法を誤っていたことに気づきました。
その方がテクスチャの歪みも少ないし・・・・・・
正直なところ気づくの遅すぎたので今回はこのままいきます。いうて小さいしわからん!
一旦ここまで!
次はいよいよ顔に表情をつけていくのですが記事が長くなってしまったためいったんここで本記事を〆たいと思います。
次回!ブレンドシェイプをつくっていくぞ編です、ご期待ください。
最後に、ここまでの一連の工程におけるBefore→Afterを乗せてこの記事を終わりたいと思います。
テクスチャは本当に最後に行うつもりなので同一の素体付属の仮テクスチャのままです。
続きました。