【Blender】ボーンに割り当てられたウェイトを転送する

頂点ボーンウェイトを別のボーンへ転送する方法のメモ。（※各ボーンに割り当てられたメッシュオブジェクトの頂点ウェイトの転送）

＜Blender 3.6.0＞

■下準備

ボーンウェイト転送元、転送先のオブジェクトを用意する。
オブジェクトとボーンは、あらかじめペアレントしておく。

ペアレント済の用意したオブジェクトとボーン（アーマチュア）

■ボーンウェイト転送（ウェイトペイントモード利用）

◇一度にすべてのボーンウエイトを転送したい場合

オブジェクトモードで、ボーンウェイトの転送元、転送先の順番でオブジェクトを選択する。
次にウェイトペイントモードへ切り替える。そして、ウェイト＞ウェイト転送　を実行。

しかし、標準状態だとメッシュオブジェクトを選んで、ウェイト転送しても、１つしか転送できない。（アクティブレイヤーのみ転送設定になっているため）

ボーンウエイトを転送

なので、メッシュデータを転送のオプション設定で、

• ・転送元レイヤーの…(Souce Layers Selection)：名前　

• ・対象レイ…ッチ方法(Mix Mode)：全レイヤー

に設定して確定する。
すると、オブジェクトに割り当てられたボーンウェイトをすべて転送することができる。

メッシュデータを転送のオプション設定

ウェイト転送結果

これで、ウェイトペイントモードを利用した方法の説明完了。

■ボーンウェイト転送（データ転送モデファイアー利用）

転送先のメッシュオブジェクトにデータ転送モデファイアーを適用する。

• ソース：転送元のメッシュオブジェクトを選択設定

• 頂点データ：有効

• 頂点グループ：有効

• マッピング：最近接面の補完（※形状の異なるオブジェクト対処）

• 頂点グループ＞レイヤー選択：全レイヤー

• 頂点グループ＞レイヤーマッピング：名前

データー転送モデファイアーの設定

※およびオブジェクトモードでウェイトが表示されない場合は、
・ビューポートオーバーレイ設定＞頂点府ループウェイトを有効
・モデファイアーの編集モード中にモデファイアーを表示　ボタンを有効にしておく。

モデファイアーの適用確認検証で、動作に問題なければ、
最終的に、データ転送モデファイアーを確定しておく。
l※モデファイアーの適用コマンドか、モデファイアーをすべて適用する場合は、オブジェクトモードで、Ctrl+A（ポップアップメニューを表示し）、表示形状をメッシュ化　で確定しておく。

これで、データ転送モデファイアーを利用した方法の説明完了。

■Tips：任意のボーンウェイトを個別で転送する

上記方法を繰り返してウェイト転送してもいいのだが、手数が多くなり面倒くさい。以下に手数を少なくする方法を紹介。

ボーンウェイトの転送先、転送元の順番でオブジェクトを選択する。（※オブジェクト選択順番が逆になるので注意）
オブジェクトデータプロパティで、転送したい頂点グループを選択し、頂点グループを選択したものにコピー　を実行する。

頂点グループのオプションコマンドを利用した方法

■Tips：編集モードでウェイトを表示する

メッシュオブジェクトを選択した後、編集モードでウエイトを表示するには、ビューポートオーバーレイ設定で、頂点グループウエイトを有効にしておく。

ビューポートオーバーレイ設定＞頂点グループウエイト　を有効

編集モードで表示したボーンウェイト

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以上。