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ソルシエル素体とblenderで自作と言っていいのかわからないアバターを作る③ Unityセットアップ編

これまでのあらすじ

素体部分はできたので服を着せたりvrmにしたりVRCに持っていけるようにセットアップしていきたい

服を着せる

全裸では外を歩けない(当然)為blenderで服を着せていきます。

まぁこれだけで1本記事が書けそうだしblenderでの着せ替えの記事なんて死ぬほどあるんで大まかな手順は省きます。
こちらの記事を参考にしました。

ちなみに自分がやる手順としては、

  1. 大まかにスケールで合わせる

  2. 不要なメッシュとかを消す、ここで元のウェイトを残したいとこ(例えばシャツについてるネクタイとか)は分離しとく

  3. フィッテイング(個人的にラティスより服の内側からチマチマプロシージャル編集してったほうが好き)

  4. ウェイトを持ってくる(ダボっとした服ならボーン名称変えて服のウェイトをそのまま持ってくる、そうでもない服なら素体からウェイト転送

  5. 揺れものボーン/ウェイトが乗ってるボーンを移植

  6. ちゃんと動くか確認(確認できていないという説もある

  7. エクスポート

こんな感じでやっていました。
ダボっとした服はウェイト転送だと失敗しやすい感ある

Unityに持っていく

という訳でようやくUnityに持っていきます。

マテリアルとRigを設定する

とりあえずマテリアルとRigを設定します。マテリアルが設定されるとモチベ上がりますね(?)

liltoonが業界標準化してるとこあるのでマテリアルの設定は割と楽です。
Rigはまぁ顎に変なの割当てられてないか見たら終わりです

VRMにする

マテリアル/Rig設定を終えたプロジェクトを複製してVRM化を進めていきます。

まずはマテリアルをMToonに変換するのですがliltoonは変換機能があるのでそれを使ってボチボチやっていきます。精度はそんな良くないのでそれを元にいじっていく感じですが1から変換するのよりははるかにマシです。

マテリアルを設定したら一度VRMとしてエクスポートし、それを再度Unityにインポートして揺れ物と表情セットしたらVRMの完成です。
VARK Shortsでウェイトがきちんとできてるかとかを見たりできるぞ!(そしてウェイトの破綻が見つかり冒頭へループ

VRMのすべて設定しようとしたら一度VRMとしてエクスポートしないといけない仕様とか誰が考えたんだろう あと揺れ物の設定はDBPBに比べて一か所に書かないといけない都合上やりずらいし共通規格云々抜きにしてもやりづらいとこ多すぎて嫌だねぇ・・・の気持ちがすごい 正直よくここまで普及したなぁとも思う

ちなみにここでVRMにしたやつはすべてウェイト治したりとかで修正が入りました。やった意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

追記:多分マテリアル変換してエクスポート→表情設定ツールと揺れ物設定ツール使う の方が楽だと思われる
特に揺れ物設定ツールはマジで楽


VRChat向け設定をするぞ

VRChat向けの設定をしていきます。
・基本的な設定
基本的なので適当にやっていきます

・視線設定
なんかprehabも同じ症状出てて(設定しようとすると猫目みたいに瞳孔が異常に細くなる)うまく視線制御ができなかったんですが、どうやらVRCで視線制御を動かしたい場合両目のボーンが角度0を基準で強制的に動かす関係でボーンのロールが0°じゃないとだめっぽい?感じでした(配布されているソルシエル素体v2.0.0は両目122°くらいになっていた)
なんかこれでもちゃんとできてる感じしないのでよくわかりません。知見isどこ
あと昔と瞬きの制御方法が変わっていた。泣きました。たとえ趣味でもドキュメントはちゃんと読まなあかんねん。

・揺れ物コピー
こちらの神Toolでやっていきます

・表情設定 今はFaceEMOってツールが使われているのでこちらをつかってます(要MA) まばたきリップシンクのONOFFができるのが良い ついでに表情固定メニューも作れるのが良い(表情固定メニューがあると、うれしいので) AFK時の表情変更もアニメーター組まなくていいのも良いですね。大分改変って楽になりましたね

・ロコモーションとか
こちらを組み込みました。全トラッキング対応だったり動きがキレイなのが良い。椅子着席時高さ調整があるのも良い。

呼吸モーションはこれを組み込み

ハンドサインはソルシエル素体のunitypackageに付属していたやつを使いました
AFKはこれ

・物の出し入れ
いつものRISです。

・アクセサリをつける
・それをprehab化してVRCAvatarEditor betaでboundsとanchor targetの設定をします

ここまでの作業を終えたら、問題ないか確認のためのアップロードです…!

まぁ当然一度でうまくいくわけなんてないので何度か行き来します。服の貫通とか着せ方が気に食わないので直したり、素体側の首のウェイトを消し飛ばしていたヒューマンエラーを直したり。
BlenderからUnityに持って行かないとわからないことも、UnityからVRCに持って行かないとわからないことも多すぎる。

けどウェイトとかの致命的なミスはこの神モーションである程度Unityの段階で治せそう。発見してから使ってみたけどめちゃめちゃに良い。ありがとうございます。

そんなこんなあって完成です

大方問題なさげになったら完成です。

kawaiiiiiiiiiiiiiiiiii~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(自己満足ならぬ自己大満足)

かわいい
可愛い 近接されなきゃまあ見れるくらいの顔でかわいい
眼鏡似合うね
手がマジできれい

完成させてみて

  • 自分好みの仕様のアバターが作れて満足度が高い

  • 意外にUnityで詰むところも多かった

  • ヒューマンエラーも多かった

  • Blender力は確実についた

  • 総じて学びは多かった

  • 今度は小物(指輪)の自作とかもやりたい

  • 軽量化もやらんとな・・・

  • 共通素体もっと流行れ

  • こういうちびな素体で半自作アバターまたやりたい(Quest対応してる感じのやつ)

こういうの。

現場からは以上です。尻すぼみだけどこれでいったん終わりです。