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中世欧州アレンジ料理・ワークショップのご案内


■はじめに

趣味の延長線(と今でも思い込んでいる)「中世ヨを中心としたお料理紹介、また実際のお料理を少しアレンジして食べてみよう!」という一般参加型料理会を2019年ぐらいまで細々と続けておりました。

そのままやっていければよかったのですが、世界的某大流行り病の影響をモロに食らいまして、2020年からは封印せざるを得ない状況になりました(利用施設も料理提供自体も全部封じられて本気で悩んだ)。
代替案として通販スタイルのお菓子提供を行ったりとそれなりにもがいておりました。ありがたいことにそれは現在も続けています(感謝)。

で、某流行り病の物理的制限もほぼ撤廃された今年、満を持して再開できるよう検討を重ねていたんですが、実はこの制限期間中、中世ヨのお料理や食文化に関するご意見やアンケートを不定期にとっておりまして、そこで得られた結果を鑑みて開催スタイルを一新することにしました。主な理由としては以下の通りです。


■遠方の方にも知って頂く機会を作りたい

リアル料理会を行っていたのは主に東京都内の施設が大半だったんですが、「遠くて行けない!残念!」というご意見をほぼ毎回頂戴しておりました(ほんとスミマセン…)。
ヒストリカルスイーツの通販を実際に行ってみると関東圏外の方からのご注文が圧倒的多数だったこともありまして、そうだよね、遠いと参加難しいよね、と勝手に反省していました。
もちろん、ご依頼があれば料理会は開きますが、せっかく中世ヨの食文化にご興味あるのに物理的に参加できない/体験できない問題をなんとかしたかったものでして。

■「食べるだけで満足」をさらにステップアップ

これは某流行り病前までに開催していたリアル料理会で自分が感じたことです。ご参加頂いた方々に当時の料理(のアレンジ版)を実際に召し上がって頂いて、その背景を解説していたんですが「時代背景も知りえた!味も分かった!いろいろ満足しました!」で終了!というのをちょっとレベルアップできればナ、という考えがありました。

使う食材の入手方法・調理方法・味付けについて・見たくれについてなど、完成した料理だけでは分からない部分というのも、同じ実体験知識として共有できれば、中世ヨだけでなく歴史料理全般に対する見方も変わっていくのかなー、と。少なくとも、調理工程だけでも体験して頂くだけでも見方は変わっていくと個人的には思っています(実際大変だもん)。

あとは、私事とはいえここ数年でいろいろ別の事業をやり始めたりカフェ向けの卸菓子を作ったりご本の執筆やれ監修やれがポコポコ増えて物理的に定期的な料理会できない!(滝涙)という個人的理由もあったりするんですが、それは端っこに置いとくとして、諸々な考えがあって今回の方向へと舵を切りました。


■「対面型」と「発送型」

ワークショップのスタイルは2種類設けます。

イメージ画像に困ったときのい○すとやさん(適当スンマセン)

「対面型」は、指定された施設に直接お越しになり、材料の選定から調理、実食までを一緒に行うスタイル。基本的に今までと一緒ですが、ご自身で作って頂くことが主な変更点となります。
利用施設は関東圏が主になると思います。大元の料理指南集とアレンジレシピなどの資料もあるので、メモ書きなどしながらまったり作ることができればいいかな、と。

実際のお荷物はちっこいです(ここまででかくない)

「発送型」は、主に遠方の方向けとなりまして、予め必要な食材(生もの除く)をつめつめしたキット一式をお送りし、ご自宅のキッチンで作って頂くというスタイルです。「生もの除く」と書いたのは、近所のスーパーでゲットできる生モノ食材だけはご自身でそろえて頂きたく(衛生面的にもアレですし)。具体的には鶏肉だったりお野菜系だったりと、全国一律で入手できるものが主となります。普通の買い物ついでに買って頂くのがいいかなと。

逆に「いやこれ家に常備してもほとんど使わんねん(意訳)」といった香辛料や入手が難しい常温食材はこちらで予めご用意してお送りするといった感じです。日本の食卓でローズウォーターとか日常的に使わないですもんね(滝汗)。
基本的に常温でも大丈夫な食材を選定しますが、一部どーしても要冷蔵にしないと送れないものもあるので、その分送料はアップしちゃうのは予めご承知おき頂ければと思います。対面型と同じく大元の料理指南集とアレンジレシピはつけます。ご希望の方はこちらで作った完成品の試食サイズもつけますね。

■開催時期などについて

「対面型」につきましては、あっちぃ時期は避けたいので6月~9月はお休みさせて頂き、2024年10月以降、準備が整った時点でお知らせを出させて頂く予定です。

「発送型」についてはだいたい準備が整いましたので間もなくご案内できる見込みです(2024年6月~)。こちらは多くのご興味ある方に試して頂きたいナ希望(願望?)。公式サイトやSNSなど適時チェック頂ければこれ幸甚でございます。

《お題料理の選定について》

同人誌「深き西洋中世の食レシピ 総集編」

2023年に自費作成(同人誌)で頒布しました「深き西洋中世の食レシピ 総集編」に収録された料理からピックアップしてお出しします。2018年に出版した商業本「中世ヨーロッパのレシピ(2018/新紀元社)」の中からピックアップしてもいいんですが、豚のあたまっ子ちゃんとかは物理的に無理ですし(というか自分も極力やりたくない)。

選定料理は予め注文受付時に提示しますので、「お、これならできるor興味ある料理♪」ということでしたらお申込頂ければと思います。

■お申込方法

コストマリー事務局公式ホームページ&各SNS公式アカウント(X・Instagram・bluesky・LINE)からご案内します。各案内ページから当通販サイト「Moyan Petot」でご注文頂く流れとなりますので、使いやすい媒体から適時チェックして頂ければと思います。最速案内は下記公式サイトになります。
重複確認になりますが、ご自宅でできる「発送型」を2024年6月より先行してご提供、2024年秋以降に「対面型」の方向で進めます。


歴史料理はさまざまな食材や調理方法、味付けが現代とはかなり異なるのですが、記述だけされた資料や論文だけでは分からない影の部分も多々あります故、あえてそこに光を当てていくことも時には必要と考えています。もちろん、ご興味があればということでご無理はどうぞなさらぬよう(大事)。

最後までご一読頂き、有難うございました(^-^)。


■中世ヨーロッパなお料理や民俗文化ネタつぶやきについて

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