見出し画像

ぽぽら春日部モヤモヤカフェ(2020年10月)

10月24日(土)にモヤモヤカフェを開催しました!

今月のモヤモヤカフェはモヤ友が皆女性ゲストでした。それぞれタイプも活動内容も全然違いますが、皆さん本当に魅力的で、発表後の参加者の皆さんとの雑談もとても盛り上がりました。地域のリアルに切り込むこの雑談がモヤモヤカフェの一番大切なところだと思っています。残念ながら雑談はご参加いただいた方にしか体験いただけないのですが、モヤ友の皆さんのお話はたくさんの方にお楽しみいただけたらと思います!


1.ヤンキーの恩返しモヤモヤ
「大きなお世話で子どもたちと地域をつないでいく」 
【モヤとも】粟野 江里子さん(元豊野小学校PTA会長/春日部市青少年育成推進委員)

粟野さん2

 豊野小学校でPTA会長をやっていました粟野です。今は春日部市青少年育成推進委員をやっています。パトロールをしたり、「学校の中で困っていることがあれば地域で見守っていきますよ」という趣旨で学校訪問をしたりしています。
 私がPTA(活動)をやろうかなと思ったきっかけは、子どもも私も地元の豊野小学校・豊野中学校(出身)で、実は当時『ビー・バップ・ハイスクール』が流行っていて、長ランや中ラン、短ラン等、普通の制服を着ている人はほどんどいないようなワルい時代だったのですが(笑)、その頃に地域の皆さまや学校の先生にものすごく迷惑をかけたので、恩返しがしたくて役員を引き受けることにしました。引き受けてみると、子どもたちと地域の人たちとの間に目に見えない溝があり、そこを埋めたくて色んなことに首を突っ込んで豊野小学校と地域を結ぼうとした5年間でした。
 現在、青少年育成推進委員の活動で一番取り組んでいきたいことは「ひきこもり」「不登校」「いじめ」の問題です。学校訪問で先生たちに聞くと、やはり各学年に何人かは学校に来れていない子がいます。来れない理由が学校なのか、そうではないのか、などデリケートな問題も確認しながら「大きなお世話」をやっていきたいなと思っています。
 また、(地域の壁を超えていくためには)コミュニケーションは大切です。年上の方ともきちんとお話しができるように、私は言葉遣いを直しました。私がちゃんとやらないと、子どもたちがきちんとした日本語をしゃべれなくなるので、ものすごく勉強しました。地域の人は本当によく小学生を見守ってくれたりするんですよ。だからこそ「地域の中にある学校」ということで、地域の人たちとなんとか仲良く手をつないでいけるようにと努力してきたつもりですし、これからも頑張っていきたいと思っています。

放課後子ども教室


2.働き方と妊活モヤモヤ
「“そうとんがらない”納得のいく思いをカタチにする働き方」 
【モヤとも】早川 克枝さん(足屋心森)

早川さん2

 豊春で女性専用の足つぼリフレ「足屋心森(あしやココモ)」をやっています。私の働き方ですが、2014年から足つぼを自宅で始め、2015年から足つぼを何かに生かしたいと妊活サポート「カモベエ〜C’mon Baby Anytime〜」を始めました。一方で、足つぼ一本では不安もあり、2016年から飲食店でパートも始め、昨年2019年からは子どもに「とんがり帽子」を作ってあげたことがきっかけで「ソウトンガラズニ」という名前で編み物なども販売しています。
 足つぼは、「若石健康法」という台湾の健康法をベースとした足もみで、64箇所の反射区(※末端神経が集まったところ)を30〜60分ぐらいかけてしっかり揉みほぐしていくタイプのものです。(お客様がついてきたところに)コロナ禍でお客様が減りモヤモヤしているところなのですが、いつまでもモヤモヤしていても仕方がないということで、「出張(足もみ)」というかたちでもやってみようと行動し始めたところです。
 妊活サポートは、元々足つぼで何かボランティアがしたいと思っていたところに、イベントで不妊治療をされている方にお会いして、思いを伝えたことから始まりました。婦人科系のトラブルを抱えている人は多く、足もみをしながら悩みを聞いていたので、何か助けになればいいなという思いがありました。足つぼに限らず、妊活をしている人たちにリラックスの場を提供してくれる人、同じ思いで妊活をサポートしてくれる人がいたら一緒に活動していきたいです。いろんな種類のリラクゼーションやワークショップなどがあれば、好きなものを選んでリラックスしたり、ストレス発散できたりする場ができるかなと思っています。
 「ソウトンガラズニ」は、とんがり帽子を作ったのが始まりで、イベントに出店したら、色んな人と自分の作ったものでお話しできたり、アイデアをもらったり、作る時間も売る時間もすごく楽しい時間になっています。とんがり帽子はとんがっているけど、毛糸で柔らかいので「そんなにとんがらずにいきましょう」という意味を込めて名付けました。ハンドメイド作品の販売サイトの「Creema(クリーマ)」さんやインスタ、イベントで販売している他、東武動物公園駅西口にある「noumachiカフェ」さんでも店頭販売をしています。
 子どもが大きくなったりとか、一人の時間がもっと増えたりしてくると、また働き方が違ってくると思いますが、その都度自分で納得のいくような形になるまで考えて、それを試していこうというのは(これからも)変わりなくやっていくと思います。

ソウトンガラズニ


3.子ども食堂モヤモヤ
「誰もが和んでもらえる地域の食堂をつくりたい」 
【モヤとも】内村 由起子さん(和(なごみ)子ども食堂)

内村さん3

 南桜井駅の近くでフリースペース「和(なごみ)」というカフェを運営しています。手作りの物を置いたり、教室などをやってもらうためのスペースを時間貸しで提供したりしています。私の夢は広いスペースがある庭にデッキを作って、皆さんにコンサートをやってもらったり、朗読会や紙芝居をやってもらったり、皆さんに「和んで」もらいながらいろいろな行事をやることです。おじいちゃんもおばあちゃんも子どもたちも一緒に楽しく過ごしてもらいたいというのが私の希望です。
 去年の12月からは子ども食堂を始めたのですが、最初はボランティアさんとうまくいかないことや葛藤もあり、なかなか思うような運営ができませんでした。ただ周りの方の応援もあり、徐々に「やってて良かった」と思えるような自信がついてきました。(子どもの貧困支援という意味での)「子ども食堂」ということではなく、地域の方が皆で一緒に楽しんでもらえるような子ども食堂にしていきたいと思っています。まだまだ地域に浸透していないので、これからは口コミで皆さんに知ってもらえるようにやっていきたいと思います。
 
※内村さんの発表後の参加者からのコメント
 内村さんは「“地域の”和みの場所であってほしい」「孤食をなくしたい」との思いをお持ちで、自分自身でも経験した寂しさとかそういうものを共有する人がいたら、一緒にその場所に座り、一緒にいてほしいと考えています。まさに、おじいちゃんもおばあちゃんも子どもたちにも寄り添う「南桜井の母」でありたいということなのかと思います。

子ども食堂


 モヤモヤカフェは、暮らしのなかで感じるちょっとした疑問や悩み、ワクワクするアイデアを、コーヒーやお茶を片手におしゃべりをする場所です。これからもコロナ禍においても春日部で活動する個人個人の思いを紡いでいきたいと思います。
 次回のモヤモヤカフェは11月28日(土)を予定しています。次回もモヤ友の皆さんからお友達を紹介してもらう予定です。次回のゲストは後日ご案内しますので、ぜひ楽しみにしていてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?