Tomoe Nakagawa

誰もが生まれてきた良かったなと思える社会がいいと思っています。

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マガジン

  • EMSi Fellow Community Magazine

    • 330本

    EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは、EMS(Essential Management School)本質行動学基礎原理コースなどの修了生のCommunityです。 多様な人、多様な考え、多様な日々、多様なビジネス、多様なアートが雑多に、ごった煮していく、本質追求マガジンです。

最近の記事

フィンランドとフィジー 2つの幸福の国

今年、私は1月にフィンランド、2月にフィジーを旅しました。 マイナス30度からプラス30度、「フィ」のつく国だけれど全然違う。 違うけれど、どちらも幸福度が高い国です。 この二つの国の幸せって何? 共通する事は? そもそも幸せって? それぞれの国の旅のnoteを書いてみたら、そこ考えてみたくなりました。 幸福度指標 前提として指標はひとつではないため、両国を数字で比較はできません。 1.世界幸福度報告(World Happiness Report) ←いちばん有名   0

    • 楽しかったフィジー留学☆彡

      なぜ、フィジー? フィジーに行くことは夢だった。フィジーに移住した永崎裕麻さんのオンライン講座を受け、本を読んで、いつか絶対に行きたかった。 裕麻さんの本を読むと、フィジーの人たちがあまりにも大らかで、テキトー過ぎて、日本人の私には信じられないことばかり。うそー?!って思う。それでも、フィジーは、世界幸福度調査で何度も世界1位に輝いてます。 ちなみに一番最初に参加した裕麻さんの講座は5年くらい前、「幸せになりたいか?、北川景子になりたいか?」というタイトル。哲学✖️ユー

      • Grow Yourself フィンランド教育視察

        初めて北欧に行ってきました。フィンランドです。2024年1月のGrow Yourselfという教育視察ツアー。このツアーを主催しているのは、未来教育デザインの平井聡一郎さん、コーディネートはエコ・コンシャス・ジャパンの戸沼如恵さんです。 期間は、2024年1月5日~14日まで、メンバは主催者入れて16人、教員、教材や学校建築など教育に関わる人たちです。私は春から教育に関わる仕事をするため準備中で、丁度良いタイミング!と思い申し込みました。記録として残しておきたくて書いていき

        • また行きたいネパール

          アジアの異国へ行くのは初めてでした。 ネパールは、面積が北海道の約1.8倍、人口約3000万人、首都はカトマンズ。多民族、ヒンドゥー教と仏教が混在。北は中国、南はインドと隣接しています。 カトマンズ空港からタメル地区のホテルまでの車から見た風景は、全てが珍しかった。これは何?どうして?何をやってるの? 頭CPUはフル回転、頭メモリもオーバーフローして、わーっとなってしまった。 前回はヒマラヤへ行くことになった背景を書きました。 ここでは、ネパールで、印象に残ったことをいくつ

        フィンランドとフィジー 2つの幸福の国

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          ヒマラヤ行ってきました 

          この5月にネパール、ヒマラヤに行ってきました。観光とはちょっと違います。人生の後半戦をどう生きるかを自己対話する。そして、異国で困難なことがあっても何とかすることを体験する。そんな学びの旅。 何もかもが珍しくて、楽しくて、好奇心が刺激される豊かな旅でした。 何故行ったのか 学びコミュニティの仲間のミッキーさんが、昨年、還暦前の目標だったヒマラヤへ行ったことは知っていた。すごいな、活動的な人だからなぁと他人事に思っていた。そして、今年の元旦、ミッキーさんはこのブログを投稿。

          ヒマラヤ行ってきました 

          赦すということ

          悲しいけれど、戦争、虐待、いじめ、パワハラ、犯罪があり、世界には加害者がいて被害者がいる。 たとえ、自分に向けられてなくても痛ましい事件があると、こんなことは赦せないと思ってしまう。 2004年、私は水俣・札幌展に行った。 教科書には載っていない水俣病の現実を知った。 2017年には札幌自由学校「遊」で水俣学を学んだ。 写真を交えて淡々と事実を伝えられる。ショックだった。 企業と行政の隠蔽体質に悲しくなった。 何回も有機水銀を止めるチャンスがあったのに、組織は隠した。無かっ

          赦すということ

          NVC(非暴力コミュニケーション)

          NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)と出会ったのは2014年、職場の先輩にお誘いいただいたワークショップでした。 NVCトレーナーのジム&ジョリ夫妻がハワイから札幌に来たときです。 慈愛に満ちた、心が温かくなる場でした。 私は頭を殴られたような気持ちになりました。 私がやってきたコミュニケーション、特に家族に対しては、全然NVCじゃなかなった。 「いつも○○だよね。」 「そんなこと、絶対無理に決まってる。」 会話の始まりは、

          NVC(非暴力コミュニケーション)

          トマトのシチュー

           十数年前の夏、3人きょうだいの末っ子の娘は、小学校低学年でした。学校のこと、習い事、家事、仕事、、、。私は毎日忙しく子どもたちの話をじっくり聞けていませんでした。 夏休みが終わるころです。 娘が、 「先生が、トマトのシチュー持ってきてねって言ってた。」 と言います。 え?と思いつつ、スーパーでトマトの入ったハヤシライスのルーを買いました。当時の娘の担任の先生は、いつも楽しい授業をしてくれるので、何か面白いことで使うのかなと深く考えませんでした。 「はい、トマトのシチュー

          トマトのシチュー

          学ぶということ

          学ぶということは、生まれたときの本来の自分を問うこと。 ここ数年の様々な学びで、そう思うようになった。 昨年、たまたま目にした牛山栄世さんの詩「学ぶということ」の冒頭  学ぶということ。  それは誰のものでもない「私」の問いを生きること   : 私は問いを生きているんだ。 私は何をすることが好きななんだろう。 私は何のために生まれたんだろう。 人は本来、この星を幸せにする使命をもって生まれてきたのではないだろうか。 多様な人々が真っ直ぐに自分軸(自分勝手とは違

          学ぶということ

          茂おじちゃん

          私の父方の親族とその配偶者は、祖父母含め、全員教員でした。 父だけが会社員(新聞記者)。父に遊んでもらった記憶はほぼありません。 小さい頃は不在がちな父の代わりに親戚が可愛がってくれて、特に私は叔父である茂おじちゃんが大好きでした。 その叔父のことを書いた文を13年前に「くらしの詩をつづって2007」という本に載せていただきました。それを転載します。 今は成人した私の子どもたちが小中高校に通っていたころの文章です。とっくに叔父の亡くなった年齢を超えました。あらためて本当に優

          茂おじちゃん

          白内障の手術

          人間の眼って、すごい。 眼のレンズ(水晶体)は、カメラのレンズと違い、生きた細胞が玉ねぎの皮のように集まってできている。しかも、弾力があるので、自由に厚みを変えられる。水晶体はクリスタリンというタンパク質によって常に透明度が保たれている。 人体の不思議。 視力が自慢だった私は、老眼が早く来てしまい40代後半から老眼鏡。 この水晶体の調節が老化でできなくなった。 しかし、あれれ?気が付けばここ一年くらい、裸眼で近くが見える。 老眼治った? それは大きな間違いで、右目

          白内障の手術

          肯定ファーストと共感的コミュニケーション、 そしてキリン

          何かを話したとき、いきなり否定で返されると、もうそれ以上話したくない。相手をちょっと嫌いになるかもしれない。 「肯定ファースト」はどうだろう肯定ファーストは、EMS(エッセンシャル・マネジメント・スクール)で学んだコミュニケーションのあり方で、まずは、肯定を心がけること。気持ちよい、建設的なコミュニケーションができる。 もちろん、どんな時も肯定ということではない。相手とは違う意見なのに、肯定っておかしい。 私はこのように理解している。 ・まずはいったん受け止める ・あ

          肯定ファーストと共感的コミュニケーション、 そしてキリン

          人間は生きものであるという原点

          1月26日(日)東京医師会館で開催の子どもとメディア全国フォーラム 「スマホ社会と子どもの未来~技術革新は人類を幸せにするのか?~」 に参加しました。もやもやしていたことが少しクリアになった機会でした。 特に生命誌研究者で、理学博士の中村桂子さんのお話は、その穏やかな品のある語り口とともに、心に残りました。 「人間は生きものであり、自然の一部である」 最初にグッと心をつかまれたのが、生命誌絵巻。 ◆機械と生きもの アリも、人間も、地球上のあらゆる生きものは、祖先細胞か

          人間は生きものであるという原点

          子どもたちの目を守る

          1月26日(日)東京で開催の子どもとメディア全国フォーラム 「スマホ社会と子どもの未来~技術革新は人類を幸せにするのか?~」 に参加しました。 たくさんのプログラムの中で私が関心のある「目」のことを書きます。  私は昨年、生まれて初めて手術をしました。それが目だったのです。仕事ではずっとパソコン、スマホ時間も長い。これまで健康で視力も良いのでブルーライトカットも意識せず、距離も近いまま無頓着でいました。直接の原因かどうかはわかりませんが、後悔しています。過去の私に戻って気を

          子どもたちの目を守る

          センター試験の朝

          あの日からもうすぐ1年経つ。 センター試験の初日は、よく晴れた朝だった。靴を履こうとする娘を玄関で見送る。愛犬のさくらもしっぽを振ってちょこちょこやってきた。 その真っ黒な瞳に見上げられた娘は、しゃがんでさくらをなでながら、突然、涙ポロポロ、、、。 そうか、娘よ。受験勉強頑張ってきたものね。一度は先生に諦めようと言われた志望校。実力が届いていなかった。でも、頑としてどうしても受けたいと言う。全てはセンター試験にかかっている。初日は緊張していただろう。

          センター試験の朝

          何の涙なんだろう

          初孫が生まれました。親になった長男は、対面したとき泣いたそうです。私も翌日、病院へ行きました。泣いちゃうんだろうなとは思っていたけど、涙と一緒に「えーん」なのか「わーん」なのか、声も出ました。 神々しいのです。そこに存在しているだけで。 両親を病院に連れていった。私の父が、ひ孫と対面して涙を流した。父が泣くのを初めて見た。眼鏡を外して涙を拭いている。思わず後ろから父の肩を抱いた。 あぁ、こんなに小さいのに、何にもできないのに「存在するだけで涙する」って不思議だ。 私に

          何の涙なんだろう