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「鎌倉殿の13人」個人的な登場人物ランキング②(1位〜5位)

11/20の「鎌倉殿の13人」・第44回は、展開がうねりにうねって見応えのある回でしたね。
次回はいよいよ、、、って感じ。きゃー。

はい、というわけで今回は前回に続いて登場人物ランキングです。
ベスト5の発表!!!
※あくまでも個人的なランキングです。

本編にいくまえに前回のおさらい↓↓↓


◇5位 北条泰時

はい、5位にランキングしたのは、みんな大好き北条泰時。
ドラマの中だけでなく、視聴者にとってもみんなの希望。
まっとうなことをまっとうなタイミングで言ってくれて、ホッとします。

義時はダークナイト(闇の騎士)になっちゃったけど、泰時はライトナイト(光の騎士)になれる。
あ、日本風にいえば「光の武士」になれる。

泰時は父・義時に反発しながらも、義時の心をのぞこうとしてますよね。
「ふん!あんな悪い親父、知るか」ってなってもよさそうだけど、人の良い部分をじっと見つめられるというか。
ま、だからみんなから好かれるんだけど。

酒が弱いところが好きです。

◇4位 時政&りく

はい、ちょっとずるをして2人セットでランクインしました。
でもまあこの2人はセットがお似合いかなと。
最初から後半戦のなかばまで、欠かせない夫婦でしたよね。
時政は大らかで面白かったし、りくさんは頭の良さと華があった。

どうしても最後の悪くなった時の印象が強くなっちゃうけど、時政(と義時)が京都で義経とあったときのシーンは覚えてるなあ。
時政は義経を高く評価してたんですよね。
義経も嬉しかったんじゃないかな。

時政はカリスマっていうよりは、見えない場所で優しく励ますことができる人。
そういうところが好きでした。

なので、執権としてトップに押し出されたときに、どうふるまっていいかよくわからなかったんじゃないかな。
このドラマではそんな人だったのではと思います。

りくさんは、視線の強さに圧倒されました。
演じた宮沢さんのビジュアルうんぬんとかではなく、視線こみで気持ちを伝えるところにドキっとさせられました。

「悪女」って言われそうだけど、気持ちの伝え方のうまい人でそれを自分でも分かっていて、自らの力を最大限発揮した人だったんじゃないかと思います。

あと、切り替えが早いところもいいですよね。
将軍すげ替えもうまくいかなかったけどすぐ切り替えてたし、時政をおいて京に戻ったところもさっぱりしてていい。
自身のことをほんとによく分かっていて、後味のいい人。
そういう人、ちょっと羨ましいです。

◇3位 八重さん

はい、3位は義時の最初の奥さんの八重さん。
2番目の比奈さんには比奈さんの良さが、3番目ののえさんにはのえさんの良さ(?)があるのだけど、最近の義時のことを考えると、なぜか八重さんの顔が浮かぶんだよな。

「義時が八重さんのことを思い出す」みたいな感傷的な描き方はされていないし、振り返らないでどんどん進んでいくのがこのドラマの良いところだと思うのだけど、八重さんが生きていたら、と感じる時ありませんか?

権力者・頼朝にも一歩も引かなかった八重さん。
八重さんがいたら、今の義時になんと声をかけただろうか?
でも息子の泰時がその役割を引き継いでますよね。
義時も泰時をとおして八重さんの面影をみているんじゃないかなあ。


◇2位 北条義時

2位にランクインしたのは、主人公・北条義時。
最近はすっかり闇落ちしちゃってますが、結構その闇落ち具合を気に入り始めた自分がいます。

まあいいか悪いかは置いといて、人間変わっていくし、その変化が面白かったりするので、今はそこを楽しんでます。
あの「田舎のさえない次男坊」がここまでのしあがったか、と。

義時といえば、重忠との殴り合いとか時政との別れとか頼朝とのシーンとか名場面はたくさんあるけど、自分はどこが好きかと言われれば、最初の方の兄・宗時とのシーンが好きです。

宗時の想いを引き継いだのが、義時のそもそもの始まりでしたよね。
そこから頼朝や義経、上総介や木曽義仲・義高、後半戦の御家人たち、いろんな人の想いを受け止めてきた義時。
そう考えると、闇落ちした義時にも愛着がわくのです。


◇1位 三浦義村

はい、栄えある1位は三浦義村!
そうなんです、義村推しなんです。
今まで生き残ってるとかじゃなくて、前半戦から食えない感じが好きでした。

ただなあ、この流れだと「裏切りそうで結局いつも裏切らないやつ」って感じで、個人的には物足りない。

でももしこの考えを義村に伝えたら、「俺はお前のキャラクター論に興味はない。自分が生き残るためにやっている。誰かの考えに影響されることはない」って言われそうで、そういうクールなところが好きなんだよな。。。
だから複雑。

義時は相手の気持ちを受け止める人なのだけど(だから主人公なのだけど)、義村はその真逆。
お互いが自分とは違う部分を認めていて、それゆえ長く付き合えるのかもしれない。
変なところで信頼しているというか。
そういう2人が最後まで残るのって、エモいですよね。

それにしても、義経が最後に語っていた鎌倉を攻める作戦に義村の名が上がっていた。
「損得で動く三浦のせがれを味方につける」って。
そういう意味じゃ義村の「時流を読む目」って一流なんだよなあ。

       ***

というわけで、「鎌倉殿の13人」・登場人物ランキングでした。
「頼朝や政子は入らないのか」って声が聞こえてきそうだけど、頼朝や政子は自分の中で「土台」になっちゃって、圏外に沈んでしまいました。ごめんなさい。

最後に、ランキングとかってちょっと子どもっぽいかなと思ったのだけど、書いてみると超楽しいです。
ランキングは不滅ですね。

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