【エッセイ】図書館のルーティン
自分は通勤で本を読んだり読まなかったりするのですが、その本を借りるため図書館にちょくちょく行きます。
今日はその時のルーティンについて書きたいと思います。
何のルーティンかというと、図書館内でチェックしていく順番ルーティンです。
お付き合いいただけると幸いです。
1.旅行雑誌の棚
最初は旅行雑誌の本棚を見ます。
実はこれには理由がなくて、入り口すぐの場所が旅行雑誌の本棚。
だからついつい見ちゃう。
自分が通ってる図書館はキレイでもなければ蔵書が多いってわけでもない、っていうと怒られそうだけど、家から徒歩5分のところにあるので、まあ便利。
読みたい本だってスマホで予約すれば、タイミング良ければ翌日に届くこともある。
これで文句言っちゃいけませんよね。
その図書館のレイアウトが、入り口すぐに旅行雑誌コーナー。
これ、意図あるのかなあ。
旅行雑誌読みたい人は奥まで行かずにさくっとどうぞ、みたいなことなのかなぁ。
でも本屋だと旅行雑誌が目立つところでもない気がするし。
今まで深く考えたことないけど、理由あるのかなあ。わからんちんです。
話を戻すと、旅行は好きですが、ばんばん旅行に行けるほどの余裕はない小市民なので、雑誌を借りて「次どこ行こっかなあー」なんて妄想してます。
2.文庫の棚
お次は文庫の棚。
通勤用の本なので単行本はサイズオーバー。
となると単行本はすっ飛ばして、文庫の棚へ。
ただここで文庫を借りることはほぼない。。。
だっていっつも同じ本しかないんだもの!
まあそこの図書館の蔵書だから買わない限り新しいものは増えないのは当然なんだけど、でもそれにしても同じ顔ぶれ。
誰も借りてくれないのね。。。
いつも書棚におさまっているその本たちを見ると、何だかこっちまで寂しい気持ちになります。
結構有名な小説もあるのだけど、自分も過去に読んだことあるやつばかりで、どうにも手が伸びない。
皆と同じでした、ごめんね。
誰か手に取ってくれるといいのだけど、と思いながら次のコーナーへ。
3.岩波少年文庫
とここまでで旅行雑誌に惹かれるものあったり、すでに予約してる本があればカウンターに行って借りて帰るのだけど、ここまで収穫なし・まだ粘りたいって時は、岩波少年文庫のコーナーに行きます。
いい年こいた大人が、と思ったあなた、正しい。
自分でもそう思う。。。
でも岩波少年文庫って名作の宝庫!
「三銃士」でしょ、「くまのプーさん」、「ホビットの冒険」、「はてしない物語」、「海底二万里」、「クローディアの秘密」、「第九軍団のワシ」。
どれも大人になってから読んだけど、めちゃくちゃ面白かった。
中でもサトクリフさんの「第九軍団のワシ」は描写がいちいち格好良くて痺れたなあ。
ローマン・ブリテン軍記の硬派なストーリー。
章の見出しも「最後のバラの一輪が散る」とかあって、中学生じゃこのパキッとした文体の良さはなかなか理解できないんじゃないかなあ。
でもこれ読んでる子いたら格好いいなあ。
ってな感じで、このルーティンのなかで自分の触手が伸びるものあれば借りるって感じです。
岩波少年文庫はほんとおすすめです。
以上、図書館のルーティンでした。
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