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(9/12)十五夜すぎても皆勤賞!「鎌倉殿の13人」

みなさま、一昨日の十五夜のお月様、ご覧になりましたか?
自分は見ました。まん丸でしたね。

「こういう時は写真だ!」と思ったのですが、「いやいや、レンズをとおさずに自分の目で見なければ!」と考え直したのは、うまく写真が撮れなかった負け惜しみです。

それにしても、しみじみ月をみるってのもいいものですね。

本題に入ります。
昨日(9/11)のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」・第35回を鑑賞しました。
で、感想を書いてみようと思います。

三谷さん、執筆ご苦労様です

今回自分が一番グッときたのは、巫女が3代将軍源実朝に「悩みは誰にでもある。あなたの悩みはあなたひとりの悩みではない。同じことで悩んできたものがいることを忘れるな。この先も同じことで悩む者がいることを忘れるな。あなた一人ではない、決して」ってところです。
いやあ、いい言葉ですね。

自分も三谷氏の思いやりに共感します。
翻って、三谷氏がこの先大河ドラマを執筆するであろう脚本家に対してエールを送っているようにも思えました。
過去の先輩に対する尊敬の念も。

三谷さん、執筆ご苦労様です。
毎週、面白いドラマをありがとうございます。

そうだよな、まずはこの気持ちをちゃんと書かないと。
この気持ちがあって、その上で内容についてあーだこーだ書いてるんだもんな。
もっと早く書くべきでした、うんうん。

源氏一門に愛着がわく

話を内容に戻すと、前回から将軍が3代目の源実朝になりました。
みなさま、源実朝ってご存じでしたか?

源氏一門って頼朝と義経は有名だけど、他の方はあんまり有名じゃない。
だからどうしてもその2人のイメージに引っ張られてるところがありました。(まあ実朝は歌人として文化史的なところで有名でしたが)

今回のドラマで(頼朝の弟の)範頼や全成、(頼朝の息子の)頼家や実朝のことを、初めて人として認識した気がする。
今までは「文字情報」でしかなかったような。
頼家や実朝なんて、「ま、将軍だから一応覚えるけど」って感じ。

でもこの「鎌倉殿の13人」の源氏一門の方は、みんなバラエティに富んでいて面白い。
もちろんキャラがかぶらないように描き分けられてるとはいえ、でも人として「ああ、そうだよな」って思わされるところが多い。
源氏のみなさんに愛着がわきました。

前々回で殺された悪名高い頼家だけど、自分は応援してました。
偉大な父・頼朝と常に比較され息苦しいなかで、自身の主張を曲げなかった頼家を自分は心底なじれなかった。
まさか頼家を応援することになるとは、ドラマが始まるまでは思いもよらなかったです。
実朝さんには実朝さんらしい人生を全うしてほしいなあ。

りくさんの愛の強さを見誤る

さて次週は「畠山重忠の乱」になりそうですが、自分はもっとりくさんが暗躍して、野心から夫・時政をそそのかすのではと予想していました。
でも、これはりくさんの愛の強さを見誤りましたね。
りくさんの真っすぐな視線にハッとさせられました。
以前、「新解釈の香り」と書きましたが、「新解釈」ではなく「愛の強さ」でした。反省。

りくさんは時政を愛していて、全幅の信頼を置いています。
そして亡くなった息子の政範のことも心底愛していた。
その愛の強さゆえに娘婿の平賀殿の策略にはまってしまった。

また時政もりくさんのことを深く愛している。
もうほんとに愛し合っている夫婦なのです。(のえさんとは真逆ですね)
自分はりくと時政をマクベスになぞらえましたが、2人が義時と道をたがえた理由は、「野心」ではなく「愛」でした。(ちょっとは野心もあるけど)

りくさんの策士ぶりに肩入れしすぎて、目が曇ってました。
いつの間にか時政目線になっていて、りくさんに思いを寄せていたのかもしれない。

でも「どうしてその刃が忠義の士・畠山重忠に向かわなければならないのか」というのは、まあ理由はあるのだけど、もう歴史の業としかいいようがないというか。つらいです。
来週を見るのがちょっと怖い。。。

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