19−20 Chelsea 超個人的総評part2 (開幕〜中断)
開幕戦、相手はマンチェスター・ユナイテッド。相手は補強ポイントをしっかり補強してチームとして穴がないようなチームであった。
一方、チェルシーは下部組織出身で他のクラブで武者修行をしていた選手やプレミアリーグの経験がない選手、サッリが残していった選手が融合した現状戦力のみ。その中でスタメンに若い選手を起用したランパード監督。僕と同じ年代の選手ばかりですごい若いチームになっていた。
この試合でいい試合をできたら、今シーズン希望はあると思って観戦。
結果は0ー4。絶望的だった。
開幕戦、アウェイ、強豪というのを置いておいても何もできていなかった印象しか残っていない。このチームを応援する覚悟をさらに決めた試合だった。
若さ。これを感じた試合でもあった。ここから大いに成長できるチーム。
実際に、タミー・エイブラハムやメイソン・マウント、トモリ、リース・ジェームズ、ギルモアはこのチーム状況だからこそ試合に出場できた。
その中でも、エイブラハムは前半戦大活躍でシーズンを通じて二桁ゴールを記録したし、マウントはほとんどの試合に出場し、成長して今ではチームの中心選手の1人にまでなった。
前半戦で特に印象的だったのは中盤。絶賛成長中のマウントを筆頭にジョルジーニョ、カンテ、コバチッチなど、激しいポジション争いと多様性を見ることができた。
特に前半戦はコバチッチの存在感が素晴らしかった。彼がいないと相手を崩さないと感じられるほどの存在感。ドリブル成功率もウイングのドリブラーに負けず劣らない数字を叩き出していた。
中断前にはそこにギルモアも存在感を出してきて層が分厚いなという印象を持った。
前半戦を折り返してから中断になるまでのひとつのドラマといえば、ジルーの話だろう。調子が良かったエイブラハムがずっとスタメンを張っていたのもあるが、センターフォワードの中で序列が最下位だった。試合にすら出してもらえない中でその評価を受け、さらにエイブラハムやバチュアイが結果を残さず好調だとも思えない時期でも序列は最下位でベンチ入りすらしていなかった。
そんな中自分が試合に出るために冬の移籍も話題に上がっていたが、移籍せずにチームに残る決意をする。そして、マンチェスター・ユナイテッド戦に久々の途中出場を果たし、違いを見せつけた。そこからチームの中心としてスタメンの座を手にしてチームに貢献する。トッテナム戦のゴールは忘れられないだろう。痺れるほどかっこよかった。
腐らずに練習をし続けて、一回のチャンスをモノにするサッカー選手としても人間としてもまさにプロフェッショナルだな感じた。
開幕から中断までは若さも起因してすごく波のあるチームであった。その分ワクワクもするが、ここでやられるのかよと思ってしまう時もあった。
特にディフェンス陣は壊滅的で、失点も多かった。セットプレーはいつでもやられそうな雰囲気があった。先制されたら負け、逆転できないチームであったことも若さを感じた。
それでも、ビックロンドンダービーはすごい見応えがあったし、BIG6相手にも面白い勝機が見える試合もしていたところは応援していて楽しかったし、面白かった。
ただそんな中コロナウイルスの拡大によってリーグ戦は中断してしまった。
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